どこよりも熱くお届けするスポーツコンテンツ

NEW POST

スポスルマガジンの最新記事

スポーツを探求する

【サッカー】アジリティとは?意味や具体例を調査!

サッカーの能力として必要と言われる「アジリティ」。

聞いたことがあるけど意味はよく分からないという方も多いのではないでしょうか。

アジリティとは何?どのような場面で必要?必要ならどう鍛えればいい?

今回は、サッカー選手にとって重要なアジリティについて解説します。

【サッカー】アジリティとは

【サッカー】アジリティとは?意味や具体例を調査!①

そもそも多くのスポーツにはスピードが求められます。

しかし一言でスピードといってもそこには3つの意味があるのです。

・スピード
・アジリティ
・クイックネス

この3つを合わせて「SAQ」と言います。

SAQのSとQ

SAQの「S」、スピードは、「重心移動の速さ」のことです。

こう表現すると難しく感じますが、つまりは速く走ること。

陸上競技の短距離走が代表的なものですが、サッカーでも直線的なスピードが要求される場面は数多くあります。

SAQの「Q」、クイックネスは「俊敏性」のこと。

刺激に反応して速く動く能力で、動き出す瞬間の判断やそこから数歩の動きなどがクイックネスの要素になります。

SAQのA

ではSAQの「A」、アジリティとは何かというと、それは「敏捷性」。

運動時に身体をコントロールする能力のことです。

加速、減速、方向転換をバランス良くスムースに行える能力で、素早い方向転換や切り返しが多いスポーツには必須。

サッカーはもちろん、バスケットボールやバレーボール、テニス、格闘技などに高いアジリティが必要とされます。

身体的要素と認知的要素

アジリティはただ敏捷に動けば良いものではなく、そこには正確性も求められます

正確性のない敏捷さでは、ボールをうまくコントロールすることはできません。

さらに身体的要素に加えて、認知的要素も重要

サッカーは状況が目まぐるしく変わるスポーツなので、一瞬のうちに判断して身体を動かす必要があります。

アジリティというと身体的なことに注目が集まりがちですが、即座に身体をどう動かすかを判断する能力も非常に大切なのです。

また素早い状況判断予測能力を高めることもアジリティの高さにつながります。

【関連記事はこちら】⇩
【ゲーゲンプレス】意味や種類について徹底調査!
【ゴラッソ】意味や使い方を詳しく解説!

【サッカー】アジリティが求められる場面

【サッカー】アジリティとは?意味や具体例を調査!②

ではサッカーでアジリティが求められるのはどのような場面でしょうか。

具体例を見てみましょう。

ドリブル

狭いスペースを縫うようにドリブルで突破するとき、選手は素早い方向転換と切り返しを駆使します。

素早さプラス正確さが求められる場面で、相手選手の動きを予測しつつボールをコントロールする高いアジリティが必要となります。

ディフェンス

相手の動きに合わせてディフェンスを行うためには鋭い加減速と方向転換を行う必要があります。

相手のアジリティが高ければ、突破されないためにこちらもより素早く正確に身体をコントロールして対処しなければなりません。

またパスコースを防ぎ、相手の選択肢を減らすためには、周囲の状況を瞬時に認識して戦術を分析する認知的アジリティの高さも求められます

ファーストタッチ

ファーストタッチでのボールコントロールにも高いアジリティは必要。

トラップでもたもたして相手選手に奪われないよう、重心をスムースに移動して次の動きに移らなければなりません。

マークを外す

しつこいマークを外すためには急激な方向転換と急加速が有効。

動きを読まれないためにも、チャンスを逃さない一瞬の判断と敏捷性が問われます

【サッカー】アジリティの鍛え方

【サッカー】アジリティとは?意味や具体例を調査!③

アジリティはある程度は先天的な能力だと言われ、鍛えるなら7歳から12歳ごろが効果的とも言われています。

とはいえ年齢に関係なく、鍛えることで少しでも向上することは可能。

そこで、アジリティを高める具体的なトレーニング方法をご紹介します。

鬼ごっこ

鬼ごっこは鬼から逃げるために素早い方向転換や加減速を行う遊び。

実はこれがアジリティの向上にとても有効なのです。

しかも鬼がどのような行動をするかを予測し、とっさに判断して逃げることから、認知的要素を鍛えることも可能。

本格的な練習前の運動として取り入れているチームなどもあります。

ラダートレーニング

ラダーはその名の通りハシゴの形をしたトレーニング器具。

これを地面に敷き、ラダーの形に合わせてさまざまなステップを踏むトレーニングをします。

前向きだけでなく、横向き、後ろ向き、前後のステップなどを練習。

ステップワークが高まり、重心をぶらさずに素早く足の動きをコントロールする能力が鍛えられます。

ミニハードル

ミニハードルは高さ10cmから30cmほどの小さなハードル。これを地面に並べてステップのトレーニングをします。

ラダーと比べて高さがあるため、しっかりと太ももを上げなくてはならないのが特徴です。

アジリティトレーニングでの確認事項

ラダーやミニハードルを使ったアジリティトレーニングは、目的を持って行わないと効果を高めることはできません。

確認すべきことは以下の4点になります。

・最初の2〜3ステップで加速できているか
・ギリギリの急減速ができているか
・スムースな方向転換ができているか
・重心の位置は高すぎたり低すぎたりしていないか

これらをしっかり意識して練習することで、サッカーに必要なアジリティをより効果的に鍛えることができます。

まとめ

サッカーでは単純なスピードよりも重要だと言われるアジリティ。

世界では、比較的小柄な代わりにすばしっこい日本の選手はアジリティが高いと認識されています。

アジリティの高さはサッカー選手にとって大きな武器。

サッカーをプレーしている方は、アジリティの向上を意識して練習に取り組んでみてください。

【関連記事はこちら】⇩
【インテンシティ】意味やポイントを様々な角度から解説!
【サッカー】オフサイドとは?パスを受ける選手がポイント!



  • この記事を書いたライター
  • ライターの新着記事
HIT

HIT

スポーツなんでも見たいやりたいライター

好奇心旺盛で面白いこと大好き。アウトドアスポーツを中心に、陸上・水泳・テニス・武道など広〜く浅くなんでも挑戦してきたアクティブ派ライターです。

  1. 風速8mはどのくらいの強さ?屋外スポーツに与える影響を調査!

  2. ファウルチップとは?ファウルフライとの違いやルールを解説!

  3. 【バレー】ダブルコンタクトってなに?どんな時に起きる?旧称も紹介!

PAGE TOP