「背番号〇〇番」と聞くとある選手がパッと思い浮かぶように、野球界にとって背番号は切っても切り離せないものです。
野球をやられていたことがある、もしくは野球が好きな人なら「好きな背番号」=「好きな選手」ではないでしょうか。
では「背番号27番」と聞いてどんな選手を思い浮かべますか。
パッと思い浮かんだ人もいれば、浮かばない人もいると思います。
今回はそんな「背番号27番」について解説していきます。
背番号27番を背負う選手の特徴は?
背番号27番を背負う選手には特徴があると言われています。
まずはよく言われる背番号27番の特徴について、日本とメジャーリーグ、それぞれ解説していきます。
日本:キャッチャーが多い
背番号27番と聞いて、真っ先に思い浮かべるポジションと言えば、「キャッチャー(捕手)」ではないでしょうか。
「背番号27番=キャッチャー」となったのは昭和30年から20年間もの間、読売ジャイアンツの正捕手として背番号27番を背負い続けた「森昌彦」が原点と言われています。
ここまで有名となったのは、球史に残る捕手たち「伊東勤」「古田敦也」「谷繁元信」が背負い続けたからです。
後ほど、一部代表的な選手を紹介します。
メジャーリーグ:大物が多い
日本では捕手が多いと先述しましたが、メジャーリーグでは本塁打王を獲得する、もしくはそれに近い大物たちが多いとされています。
その代表的な選手では、世界中で人気を獲得した日本を代表する選手である大谷翔平のチームメイト「マイク・トラウト」、シカコ・カブスに移籍した日本を代表する選手「鈴木誠也」、2021年に本塁打王を獲得したトロント・ブルージェイズの「ブラディミール・ゲレーロJr.」、マイアミ・マーリンズ時代の「ジャンカルロ・スタントン」などが背番号27番を背負っています。
後ほど、一部代表的な選手を紹介します。
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背番号27番を背負った代表的な選手
過去背番号27番を背負った、もしくは現在背番号27番を背負っている選手について紹介します。
東京ヤクルトスワローズ:古田敦也
生年月日:1965年8月6日
出身地:兵庫県川西市
利き手(投・打):右・右
プロ野球歴:東京ヤクルトスワローズ
タイトル・表彰歴:首位打者、最多安打、最優秀選手、ベストナイン、ゴールデングラブ賞、野球殿堂競技者表彰、日本シリーズMVP、シーズン盗塁阻止率(日本記録)、1試合本塁打数(日本タイ記録)、捕手ゲーム19刺殺(日本タイ記録)
2014年に行われた「ミスタースワローズと言えば?」というアンケートで2位に圧倒的差をつけて1位を獲得した古田敦也は、背番号27番を背負っていた捕手として最も有名ではないでしょうか。
古田敦也は監督兼選手として登録していた時代があり、「代打、俺」というフレーズで話題になりました。
現在はタレントとしてのイメージが強いですが、シーズン盗塁阻止率など、数々の日本記録を持っている日本を代表する捕手の1人です。
背番号27番は「準永久欠番」となっており、現在は中村悠平が背番号27番を受け継いでいます。
横浜ベイスターズ:谷繁元信
生年月日:1970年12月21日
出身地:広島県
利き手(投・打):右・右
プロ野球歴:横浜ベイスターズ、中日ドラゴンズ
タイトル・表彰歴:ベストナイン、ゴールデングラブ賞、最優秀バッテリー賞、連続シーズン安打(NPB記録)、連続シーズン本塁打(ギネス世界記録認定)
「シゲ」や「ハマの司令塔」の愛称で親しまれていた谷繁元信は捕手として数々の記録を樹立しており、背番号27番の代表的な選手となりました。
その記録で代表的なものは連続シーズン本塁打で27年連続はギネス世界記録となりました。
通算3021試合出場は日本プロ野球記録を樹立しています。
背番号27番を背負ったメジャーリーガー
次は背番号27番を背負っているメジャーリーガーを紹介します。
ロサンゼルス・エンゼルス:マイク・トラウト
生年月日:1991年8月7日
出身地:アメリカ合衆国ニュージャージー州
利き手(投・打):右・右
プロ野球歴:ロサンゼルス・エンゼルス
タイトル・表彰歴:打点王、盗塁王、シーズンMVP、新人王、シーズン30本塁打&30盗塁(MLB最少年記録・初新人達成)
マイク・トラウトはオールスターゲーム選出9回、MVP3回、シルバースラッガー賞7回、を獲得し、300本塁打、200盗塁を達成するなど、MLB現役最高の選手と言われています。
今や世界的に有名となった日本人選手である大谷翔平のチームメイトとして、日本でも有名になりました。
背番号27番と言えば「マイク・トラウト」というイメージを定着させることになりました。
シカゴ・ブルズ:鈴木誠也
生年月日:1994年8月18日
出身地:東京都荒川区
利き手(投・打):右・右
プロ野球歴:広島東洋カープ、シカゴ・ブルズ
タイトル・表彰歴(NPB):首位打者、最高出塁率、ベストナイン、ゴールデングラブ賞
タイトル・表彰歴(MLB):ルーキー・オブ・ザ・マンス、プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク
広島時代・日本代表では背番号51番、背番号1番を背負ってプレーしていましたが、メジャーリーグでは背番号27番を背負うことになりました。
入団会見で背番号27番を着用した理由を聞かれた鈴木誠也は「マイク・トラウト。アイ・ラブ・ユー」と答えて話題となります。
メジャーリーグに挑戦した日本人野手として史上最高額の5年総額8500万ドルで契約を結び、その期待に応える活躍をしています。
まとめ
今回は背番号27番について、日本プロ野球とメジャーリーグ別に解説しました。
現在、12球団中5球団の選手が捕手として背番号27番を着用しており、今後もどのような選手が背番号27番を背負って活躍していくのか楽しみです。
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