バスケットボールは日本でとても人気のあるスポーツです。
将来させたい部活動としてランキングを取っても、ランキングの順位が下位に来ることはないスポーツでしょう。
子どもがいる方で将来何のスポーツをさせようか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そしてすでに、バスケットボールをさせようと決めている方もいることでしょう。
ただ、中学校で部活動を始める前に将来のためにも小学1年生からできるトレーニングを知りたい人も多いのではないでしょうか。
中学生や高校生になってからのトレーニング方法と小学生からできるトレーニング方法は違います。小学生はまだ身体が完成しておらず、成長の段階にあります。バスケットボールを教える周りの大人はその段階に応じてトレーニングを考える必要があります。
今回は小学1年生からできるバスケットボールが上手くなるためのトレーニング方法をご紹介します。
バスケットボールについて
バスケットボールについてより詳しくなることで、小学生ができるトレーニング方法を考えることが出来ます。
「このトレーニングだけやれば良い」という考え方よりも、「こういった理由があるからこのトレーニングが必要なのか、ではこれ以外にもこういうトレーニングは小学生から出来るからやってみよう(子どもに教えよう)」という考え方になることで、トレーニングの幅が広がります。
まずは「バスケットボール」について書いていきます。
バスケットボールのルール
バスケットボールは10分×4セットで得点を競う競技です。
1チーム5人で交代は何回でも可能です。
他の競技で交代は1回までというルールが多い中、何回でも交代できるというところが特徴的なところです。
敵味方合わせて、合計10人がコートの中にいて、コートも広くないため、得点を決める時は相手の間をすり抜ける素早い動きが必要になります。
強いコンタクトはファールという反則になりますが、ある程度のコンタクトが多いスポーツでもあるため、身体の強さは必要になります。
バスケットボールの特徴
バスケットボールはゆっくりずっと走り続けるというより、ダッシュとストップを繰り返すスポーツであるため、無酸素運動と有酸素運動の繰り返すことが特徴です。
大きいボールを巧みに操作する必要があるため、ある程度の器用さが必要になります。
先述した通り、狭いコートの中で勝負するため一瞬の判断力も必要になります。
バスケットボールにおいて小学生の時に必要な能力
小学生の時は身体が完成していないと先述しました。
バスケットボールにおいて身体の強さは必要ですが、小学生の間で激しいトレーニングをすることはオススメしません。なぜなら、身体が成長していない間に身体を強くするような激しいトレーニングは怪我に繋がるからです。
ではどういった機能が小学生に必要なのでしょうか。バスケットボールはある程度の器用さが必要と先述しました。
身体にはゴールデンエイジと呼ばれる年齢があり、小学生の間はその年齢に含まれます。ゴールデンエイジは神経系の発達が大きいとされていて、器用さなどの巧緻性が向上します。
さらにバスケットボールはボールをゴールに入れるスポーツであるため、視力が大事になります。視力の中でも、「深視力」と呼ばれる2点間の距離を正確に測る能力が必要です。
こちらも子どもの頃によく発達すると言われているため、小学生の時に意識して伸ばしておくといい能力の1つです。
小1からできるバスケットボールのトレーニング
小1からできるトレーニングの特徴としては「簡単でわかりやすい」ことです。
難しいことや専門性なことは必要でなく、むしろ専門性の高いトレーニングは飽きてやらなくなることが多いです。
今回ご紹介するトレーニングは簡単にできるものであるため、ぜひやってみて下さい。
ボール遊び
ボール遊びといってもどんなことでも良いというわけではありません。
早くボールに慣れさせるという意味でもバスケットボールで遊ばせることが大切です。
ボールを持ちながら鬼ごっこなど、ボールに触れるということを繰り返すことで今後のボールハンドリング能力を向上させることが出来ます。
玉入れ
運動会にあるような玉入れ競技が出来ればいいのですが、普段からやることは難しいです。
例えばゴミ箱のような箱に、小さいボールを投げ入れるなどの遊びを繰り返すことで「深視力」を向上させることが出来ます。
下手投げでチャレンジした後に、上手投げでチャレンジするなど色んな投げ方や、箱の距離を変えてみるなど工夫をすることで飽きずにトレーニングすることが出来ます。
ゲーム形式にすることで、楽しくトレーニングすることが出来ます。
旗揚げ
赤白の旗を使って、赤を上げたらジャンプ、白を上げたら座るなどのトレーニングで、判断力と反応速度をトレーニングすることが出来ます。
バスケットボールの特徴として横の動きが多いため、赤を上げたら左に動き、白を上げたら右に動くなど、多少の専門性も入れることで、今後バスケットボールをするときに役に立ちます。
まとめ
小1からできるバスケットボールのトレーニングをご紹介しました。
バスケットボールに本来必要な身体の強さは高校生になってからトレーニングすることをオススメします。
楽しく遊びのような感覚でトレーニングすることが小学生には必要です。
ぜひ特徴を理解した上でトレーニングしてみてください。
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