テニスをプレーする上で、大事なことはテニスのルールを覚えることです。
その中でも、反則行為を覚えないと、試合が出来ないだけでなく、一緒にプレーする人にも迷惑がかかってしまいます。
ルールや反則行為を正しく覚えることで、テニスを楽しむことが出来ます。
テニスにおける反則行為には「オンプレー中に起こるもの」と、試合外やプレーとプレーの合間に起こる反則「コードバイオレーション」と呼ばれるものがあります。
そこで今回は、テニスにおける反則行為について解説していきます。
【テニス】オンプレー中に起こる反則行為一覧
テニスのオンプレー中に起こる反則は失点に繋がることが多いです。
失点に繋がる反則には「アウト」「フォルト」「タッチ」「ファールショット」などがあります。
アウト
アウトは打ったボールの1バウンド目がコート外に接地することを指します。
バウンド前に相手がボールに触れた場合は、アウトになりません。
シングルスとダブルスではコートの幅が変わるため、そういった基礎知識も必要になります。
フォルト
フォルトはサーブを打った際、決められたエリア外にボールが接地することを指します。
1回目は打ち直すことが出来ますが、2回続けて「フォルト」になると、「ダブルフォルト」となり、相手プレーヤーにポイントが入ります。
サーブを打った際、ネットにボールが当たり、それが決められたエリアに入れば、「フォルト」ではなく、ただの打ち直しになります。
こちらは何回行っても、失点になることはありません。
タッチ
タッチとはボールが身体に当たることや、ネットを触ってしまった際に取られる反則のことを指します。
ダブルスで、味方にボールが当たった際も反則を取られ、相手チームにポイントが入ります。
ファールショット
ファールショットとは、ボールを2度打ちしてしまった際に取られる反則のことを指します。
【テニス】反則であるコードバイオレーションの一覧
テニスは「コード・オブ・コンダクト」というスポーツマンシップに則った対応をするためのルールが定められています。これらを違反することは「コードバイオレーション」と呼ばれます。
コードバイオレーションをすると、1回目は審判に警告され、その試合中に2回目をすると、相手に1ポイントが入ります。さらに3回目をすると、相手に1ゲームが入ります。
審判によっては3回目から「失格」となる場合があるため、注意が必要です。4回目など、それ以降はその都度「1ゲームが相手に入る」もしくは「失格」となります。
もちろん、その行為が悪質な場合は、1回目から失格となる場合があり、失格者は賞金や他のトーナメントの出場権を失うなど、様々な罰則があります。
どういうものが当てはまるのかご紹介します。
時間を守らない
時間を守らないという行為はスポーツだけでなく、通常の生活でも当たり前のことですが、テニスでは5分間試合会場に現れなければ、「失格」となる場合があります。
大会によって、罰則の取り決めが違うこともあります。
試合の遅延行為
テニスには様々な時間が定められており、「サーブは25秒以内に打つ必要がある」「チェンジエンドは90秒で行う」「セット間は120秒」「メディカルタイムアウトの手当完了後は30秒以内にプレーを再開する」「トイレ休憩の時間」などがあります。
これらを守らないことで、失点や失格に繋がる場合もあります。
ボールやラケットを雑に扱う
ボールやラケットなどの道具を叩きつけるなど、雑に扱うことで審判から警告を受ける場合があります。
プロの選手でも、ラケットを叩きつけるなどの行為を見ることはありますが、繰り返し行うことで、失点や失格に繋がってしまいます。
言葉や仕草で侮辱行為をする
相手選手や審判を罵るなどの行為はスポーツマンシップに反します。
さらに、大声で相手を威嚇して、有利に試合を進めるような行為もスポーツマンシップに反します。このような行為を続けることでコードバイオレーションを取られることがあります。
特に悪質な言動や行為は1回目で「失格」となり、出場停止などの様々な罰則が課せられます。
試合中のアドバイス
観客席からコーチがプレーヤーにハンドシグナルなどで指示やアドバイスをすることを禁じています。
しかし、試合が中断している時に、プレーヤーが控室に戻る場合は問題ないとされています。
やる気がないプレーをしている
明らかにやる気がないプレーをすることは、相手選手だけでなく、審判や関わっているスタッフ、観戦に来ている観客にも失礼な行為です。
その場合は、審判が警告を出し、改善が見られないようであれば「失格」となる場合もあります。
スポーツマンシップに反する行為
その他、審判から見てスポールマンシップに反する行為は、その都度「コードバイオレーション」が取られてしまいます。
明確にこれはNGということを記されているわけではありませんが、スポーツマンシップに反して審判やスタッフが不愉快と感じるような行為があれば、「コードバイオレーション」になります。
普通にプレーしているだけでは、滅多に取られることはありませんが、ポイントを相手に取られ、イライラしてラケットを叩きつける行為はよく見られます。
まとめ
テニスは心理面の要素が強いスポーツです。
練習では入るサーブやスマッシュもメンタルがブレてしまうと入らなくなるといったことは度々あります。
だからこそ、多少相手を翻弄するようなプレーをすることはありますが、それでもスポーツマンシップに反するような悪質な行為や言動は許されません。
楽しく気持ちの良いテニスをすることが大切です。
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