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【水泳】マスターズ出場資格一覧|参加方法を調べよう!

スポーツの世界で「マスターズ」という言葉にはさまざまな意味があります。
ゴルフでマスターズといえば、アメリカのオーガスタで開かれる世界4大大会のひとつ。
テニスでマスターズといえば、グランドスラムやATPファイナルズに次ぐ規格で、年に9回開催される大会を指します。
そしてその他の多くのスポーツでマスターズといえば、中高年のためのスポーツ大会のこと。このマスターズは水泳にも存在します。
では水泳のマスターズとはどのような大会で、どういった人が参加できるのでしょうか。
今回は、意外とハードルが低いマスターズ水泳の出場資格や参加方法について解説します。

【水泳】マスターズとは

マスターズ水泳は、水泳を通じて「健康・友情・相互理解・競技」を実現する大会。日本マスターズ水泳協会の主催で、本格的な選手権大会から水泳を楽しむことを目的としたフェスティバル形式の大会までが開かれています。

マスターズ水泳の理念

マスターズ水泳の基本理念がよく表されているのが「マスターズ水泳キーワード9」です。

マイペース ゆうゆう大きな ストローク
進んで受けよう メディカルチェック
タイムより 楽しい水泳 健康づくり
(ア)頭を使って 泳ぎの工夫
ずっと前の 若さと力 あてにせず
睡眠 食欲 体調チェック
いつも練習 あってこそ 楽しいレース
エイここで 退く勇気が 大人の水泳
いい笑顔 気力も充実 輝く高年

ひとりひとりの年齢、能力に応じた目標を持ちながら、水泳を生涯スポーツとして楽しむこと、それによって仲間との友情や理解を深め、切磋琢磨していくことがマスターズ水泳の狙い。
水泳がライフスタイルの一部となることを目指しています

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【水泳】マスターズ 出場資格

ではマスターズ水泳に出場するための資格はどのようになっているのでしょうか。

年齢制限

マスターズといえばまず考えられるのが年齢制限。
世界水泳連盟(WORLD AQUATICS)の規定では、参加資格は25歳以上となっています。
しかし日本では特別に18歳以上なら参加可能
それは高校まで水泳に打ち込んだ人の中に、その後の競技生活を諦めて水泳を離れてしまう人がとても多いからです。
専門的な競技を離れる18歳からの参加を認めることで、少しでも多くの人に水泳を続けてもらうのが目的。
一方でこれまで水泳競技を経験してこなかった人にも早いうちから参加してもらいたいという思いから、特別な年齢制限が定められています。

参加標準記録

各大会では、参加する種目と年齢区分に応じて「参加標準記録」が発表されます。
この記録は大会によって異なるもの。
例えば、「ジャパンマスターズ2023」の女子200m自由形の参加標準記録はこのようになっています。

年齢区分参加標準記録
18〜24歳3分00
25〜29歳3分00
30〜34歳3分00
35〜39歳3分05
40〜44歳3分10
45〜49歳3分25
50〜54歳3分40
55〜59歳3分50
60〜64歳4分05
65〜69歳4分25
70〜74歳4分35
75〜79歳5分10
80〜84歳6分10
85〜89歳7分00
90〜94歳8分15
95〜99歳10分00
100歳以上参加標準記録なし

これは例えば25歳から29歳でいえば、マスターズ水泳年齢別資格表で下から5番目の5級に相当する記録。
マスターズ水泳年齢別資格表はタイムが速い方が級の数は増える仕組みで、この上に20級まであります。
つまりジャパンマスターズの参加標準記録はそれほど厳しくはないということ。
普段からしっかり練習をしていれば参加できることになります。

【水泳】マスターズ 参加方法

意外にハードルは低いマスターズ水泳。
大会に参加するためにはどうすれば良いのでしょうか。

日本マスターズ水泳協会への登録

大会やイベントに参加するには、日本マスターズ水泳協会への個人競技者登録とチーム登録が必要。
登録は日本マスターズ水泳協会の「会員ページ」 から行います。
登録をするとユーザーIDを発行。これはずっと使える選手IDになり、複数のチームに所属したり、結婚などで苗字が変わったり、活動休止から復帰したりした場合も、変わらずに使うことができます。ひとつのIDを継続して使うことで、生涯の記録をまとめられるという仕組みです。
またチームは競技者が競技会に出場する際に所属する団体のこと。
競技者登録や公式・公認競技会への参加は、所属するチームを通して行います。
個人ではなくチームを通して参加するのは、「健康・友情・相互理解・競技」がマスターズ水泳の理念だから。
つまり大会に出場するためにはチームに所属することが必須となります。

大会申し込み

各大会の内容や日程は、日本マスターズ水泳協会のサイトで調べます。
参加標準記録などもチェックして、問題がなければ、そのサイトから参加を申請
会場によっては指定用紙による申し込みも受け付けている場合があります。
出場申告をする際には、自分のタイムも記入。
そのため普段から自分のタイムを把握しておく必要があります。

まとめ

全国で開催されるマスターズ水泳。
2023年は4月1日から6月4日まで全26会場で「日本マスターズ水泳短水路大会」が開かれました。
この大会の参加人数は全国でのべ1万8475名。
合計19の年齢別世界記録と166の日本記録も生まれています。
始めるのが遅すぎるということはないマスターズ水泳。あなたも自分のペースで水泳を練習して、大会に参加してみてはいかがでしょうか。

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おおぱ!

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寝ても覚めてもスポーツ漬け

スポーツ一家に育ち、休日はテニスとランニング。空き時間はほぼスポーツ観戦。夢の中ではなぜかやたらといろいろなスポーツのプロ選手になっている夢中派執筆家です。皆さまにスポーツ愛を届けます!

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