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ディスクゴルフの歴史・ルール・大会【スポーツ辞典】

今個人的にプレーしているスポーツの中で一番熱いのはゴルフである筆者。

これだけマニアックなスポーツを紹介する仕事をしていると、今回だけは何となく想像ができるスポーツ。
ゴルフ場でディスクをボール代わりに投げてスコアを競うに決まっている、と高を括る筆者です。

さて合っているかどうか早速ディスクゴルフの世界に突入してみましょう。

ディスクゴルフの起源・歴史

いつもならば起源はどことなく情報があるものですが、今回のディスクゴルフは英語版のウィキペディアにしか起源らしきものが見当たらない。

と言う訳でできない英語を少しずつ拾いながらその起源を見ていきましょう。

なんとディスクゴルフの原型は子供たちが編み出しました。

1926年にカナダのサスカチュワン州ブラッドワースの小学生、ロナルド・ブランドン・カインと彼の小学校の仲間たちが、学校の敷地内の砂地に描かれた幅4フィートの円にブリキの帽子を投げたことが始まりと言われています。

彼らはその遊びをTinLidGolfと呼んだそうです。

しかしながら彼らが年を重ねるにつれて残念ながら自然消滅してしまったそうです。

その後、時を経て1970年にブリティッシュコロンビア州トロントとバンクーバーで開催されたカナディアンオープンフリスビー選手権において、ロナルド・ブライドン・カインが産み出したディスクゴルフが現代版として紹介されたそうです。

また一方で発祥はアメリカであるという説もあります。

テキサス州ヒューストンのライス大学の学生が1964年に木をターゲットにしたトーナメントを開催したとされ、また、同じく1960年代初頭にジョージア州オーガスタのペンドルトンキングパークでフリスビーを50ガロンのバレルゴミ箱に投げ入れたのが始まりという説もあります。

1968年のカリフォルニア州サンタバーバラのアラメダパークでティーンエイジャーによって生まれたものが現在のディスクゴルフに近いと言われ、望楼、噴水、街灯柱、そして木々などに囲まれた場所で始められたフリスビーゴルフこそが原型だとされる説もあります。

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ディスクゴルフのルール

正式なルールは日本ディスクゴルフ協会の公式ホームページに記載がありますが、とてもボリューミィーなので基本ルールからいくつか要所をかいつまんでご紹介します。

ディスクゴルフの基本ルールは以下の通り。

バスケット型のゴールが設置された18ホールのコースを4人1組で回ります。

ティーエリアからディスクをスローし、バスケットにディスクを入れるまでの投数がそのホールのスコア。

全ホールの合計投数の少なさを競います。

ここまでは全くゴルフと同じ基本ルールだと理解してよいと思います。

1投目は設定されたティーエリアからスローイング、2投目以降はディスクが落ちた地点からスローイングします。

この時、落下したディスクの前方にマーカーで印をし、ディスクをスローイングするまではそのマークを超えてはいけません。

コースはゴルフコースそのもの、樹木やウォーターハザードなどの障害物もあり、さらにマンダトリーと呼ばれるディスク通過を義務付けた地点なども設けられています。

またゴルフ同様にOBなども設定されていて、いかに自然の地形を味方につけてパープレイ(規定投球数)以内で入れるかが勝負となります。

木々の間などをクリアするためにディスクを立てて投げたり、地面を転がす「ローラー・スロー」、ディスクを裏返して投げることで目標に正確にアプローチする「アップサイドダウン・スロー」、地面にディスクを当てることではずませる「スキップ・スロー」など、様々なスローイング方法で自然と向き合うところはゴルフと言う名に相応しいところかもしれません。

最後に果たしてディスクゴルフはゴルフ場で開催されるのか。

ゴルフを嗜む私にはそれは想像できません。

なぜなら見たことがありません。

調べてみるとやはり専用のディスクゴルフ場がなんと北海道から沖縄まで50以上も存在していました。

東京立川にある昭和記念公園に併設されたコースでは、ヤードではなくメートル表記ですが、ハーフ633m、ロングホールが85mから100m程度、ミドルホールが60m~70m程度、ショートホールが50m程度のPAR36とのことでした。

ディスクゴルフの日本での大会や世界大会について

日本ディスクゴルフ協会のホームページから大会情報を確認すると、2022年に全国各地で30あまりの公式大会が年中開催されています。

中にはマスターズ日本選手権、ディスクゴルフ日本シリーズ、全日本選手権など各地を勝ち抜いた精鋭たちが集う全国大会も行われているようです。

また、ゴルフのランキングのようなポイントランキングも存在し、プロアマ別に実名が記されています。

さらにクラス分けもあり、オープンからレディース、シニアまで様々な区分けがされています。

世界に目を向けてみると世界と日本のレベル感の違いがわかる資料を見つけました。

少し古いですが2014年のジャパンオープンの大会の結果を見てみるとジャパンオープンとありながら、上位に名を連ねている方はほとんどが外国人でした。

アメリカ人がその大半を占めていて、優勝はアメリカ人のRicky Wysockiさん。

ちなみに日本人最高は17位のManabu Kajiyamaさんでした。

その他の世界大会としては、PDGA主催のチャンピオンズカップ、アマチュア世界選手権、ジュニアやマスターズの世界選手権、プロ世界選手権、USマスターズ選手権、全米選手権などがあります。

こうなればマイナースポーツではなく立派なメジャースポーツといってもいいかもしれませんね。

まとめ

ゴルフを嗜む私としては非常に入りやすいスポーツでした。

なぜならルールはほぼゴルフと同じですから。

読者の皆さんにもこれならできる、そう思わせるスポーツではないでしょうか。

でもディスクを投げるにはそれ相応のパワーが必要。

そうでないと世界では戦えないかもしれません。

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すぎさくしゃちょー

すぎさくしゃちょー

年々涙腺が緩くなるCEOスポーツライター

スポーツ選手のセカンドキャリアアドバイザー。 スクールウォーズとルーキーズを観ると涙が止まらない55歳。 人財測定コンサルタント/メンタルトレーナー/ブランド・プランナーなどの資格を保有しています。

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