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ゴルフの歴史・競技人口・ルール・大会【スポーツ辞典】

ゴルフは多様な楽しみ方のできるスポーツです。

自分でプレーをして楽しむ人もいれば、プロゴルファーを熱心に応援して楽しむ人も多いでしょう。

今回は、ゴルフの起源・歴史から、ルール、日本選手の実力まで、ゴルフの基本情報をわかりやすく解説します。

ゴルフの起源・歴史について

ゴルフの起源には諸説ありますが、近代ゴルフの原型としては14世紀のスコットランドとする説が有力です。

15世紀には禁止令が出るほど、庶民から貴族・王族までがゴルフに熱狂していたと言われています。

イングランドへ伝播したのは16世紀以降のこと。1860年開催の第1回全英オープンは、今よりも短い日数とホール数で行われたようです。やがてルールが整備され、現行ルールの原型となる13条の規則がつくられました。

アメリカへは19世紀後半に伝わります。

その1世紀後には、競技人口やゴルフ場の数で他国を圧倒するほど全米で人気スポーツとなりました。

日本におけるゴルフ史について

日本にゴルフが伝わったのは1901年。

イギリス人のアーサー・ヘスケス・グルームによる神戸・六甲山コースの開場が、日本ゴルフの始まりとされています。その後、ゴルフクラブが各地で開設され、1924年には日本ゴルフ協会が設立されました。

やがて戦争の影響を受けるようになると、ゴルフは敵性スポーツとみなされます。ゴルフ場が軍用地に利用されるなど、関係者にとっては我慢の時代となりました。

戦後になり、進駐軍のレクリエーションとしてゴルフは復活。

時代の様々な波にもまれてきたゴルフは、今も多くの愛好家に支えられています。

ゴルフと関連のあるスポーツ・派生したスポーツ

ゴルフから派生したスポーツをいくつか紹介します。多くは住民の健康増進を目的に計画され、地方から全国へと広がったスポーツです。

・パークゴルフ
1983年、北海道発祥。専用クラブ1本でコースを回ります。2017年時点で、日本パークゴルフ協会会員は約6万人です。

・グランド・ゴルフ
1982年、鳥取県発祥。専用のクラブ、ボール、スタートマット、ホールポストを使います。河川敷やグランドで行い、場所によっては主催者がコースなどを自由に設定できます。2020年の日本グランド・ゴルフ協会会員は約14万人です。

・スルーインゴルフ
1989年、富山県発祥。ゴルフ・ビリヤード・ゲートボールを合わせたようなスポーツで、長方形のコートに通過用ゲートとホールカップを設置して行います。

ほかにも、アメリカ生まれのフライングディスクを何投でゴールに入れるかを競う「ディスクゴルフ」などがあります。

ゴルフの競技人口について

日本のゴルフ競技人口(1回以上コースに出た人)は、2001年に1,340万人だったのに対し2016年から2019年には600万人前後に。約20年でほぼ半減しているようです。

日本プロゴルフ協会(PGA)には、同会から資格認定を受けた5,000人以上の会員がプロとして登録されています。また、世界のゴルフ競技人口は2020年時点で約6,500万人と推測されています。

ゴルフのルールについて

日本ゴルフ協会「ゴルフ規則」(ホームページで公開)には、ゲームの基本・禁止行為・救済のルール・用具のルール・特殊な条件を定めるルールなどが記載されています。

ここでは競技の構成と、スコア、エリアについて簡単に説明します。

競技は1ラウンド18ホールで行われます。18ホールには規定打数があり、4ホールが3打、10ホールが4打、4ホールが5打という形を標準として設定されています。

規定打数より2打少なくフィニッシュした場合(-2)はイーグル、-1=バーディー、規定打数=パー、+1=ボギー、+2=ダブルボギー、+3=トリプルボギーと呼ばれ、標準スコアは72。勝者は最少打数の人です。

ホールのスタート地点はティーイングエリア、フィニッシュするエリアはパッティンググリーンと呼ばれます。その間には、バンカー(砂地のくぼみ)、短い芝のフェアウェイ、長い芝のラフなど、様々なエリアがあります。

ゴルフの国際的な大会について

ゴルフで権威ある国際大会と言えばメジャー大会でしょう。

男子ゴルフの場合は、マスターズ全米オープン全英オープン全米プロ選手権の4つ。

女子の場合は、クラフトナビスコ選手権全米女子プロゴルフ選手権全米女子オープン全英女子オープンエビアン選手権の5つです。

準メジャーと呼ばれる国際大会もあります。

世界から見た日本女子ゴルフ日本男子ゴルフの強さのレベル

個人の世界ランキングで、日本ゴルフのレベルを見てみましょう。まずは女子ですが、世界では韓国が強いです。

日本からは、宮里藍選手の活躍時期と重なる2006年から2012年の間、毎年8~10人がトップ50にランクインしています。

その後、トップ50に入る選手が2~3人という時期が続きましたが、2021年には8人の選手がトップ50にランクインしました。

日本女子として42年ぶりにメジャーを制した渋野日向子選手(全英女子オープン2019優勝)、笹生優花選手(全米女子オープン2021優勝)、畑岡奈紗選手(2018年から2020年まで日本人トップ、7位・6位・7位)の活躍に代表されるように、日本女子の選手層は厚くなっています。

次に男子ですが、上位者はアメリカ人が圧倒的に多く、イングランド、南アフリカ、オーストラリアも層が厚いです。日本男子は2012年から2021年の間、毎年1~5人がトップ100にランクインしています。

2013年より日本人トップを維持してきた松山英樹選手は、「マスターズ2021」で優勝し、日本男子初のメジャー制覇を達成。

2021年7月11日時点で世界ランキング18位となり、81位の星野陸也選手とともにTokyo2020(東京2020オリンピック)の日本代表に選ばれました。

まとめ

イギリスで生まれたゴルフは世界中に広がり、日本でも人気のあるスポーツとして定着しています。

その魅力はゲームの面白さに加え、自然の中で行われることにもあるでしょう。

観るスポーツとしても、これからの日本選手の活躍が楽しみですね。

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