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【パリオリンピック】マスコットは何?正体と歴代キャラもご紹介

パリオリンピックのマスコットはいったい何者?
そう疑問に思った人は多いのではないでしょうか。
近年は毎回のオリンピックとパラリンピックにマスコットが登場します。その中でも今回のマスコットはモチーフがよく分からないということで話題です。
今回は、パリオリンピックのマスコットを解説。
今までになかったマスコットの革命、そして歴代のマスコットについてもご紹介します。

【パリオリンピック】マスコットは何者?

パリオリンピックとパラリンピックの特命大使になっているマスコットの名前は、フリージュといいます。
赤いハトにも、赤いおにぎりにも見えるその姿、モチーフはいったい何なのでしょうか?

モチーフはフランスを象徴する「帽子」

フリージュとは、小さなフリジア帽のこと。つまりモチーフは帽子です。
フリジア帽は、古代ローマが起源といわれる帽子。1163年に始まったパリ・ノートルダム大聖堂の建設に携わった人々も被っていたと言われています。
その後、18世紀のフランス革命の際に革命家たちが被ったのが、「自由の赤い帽子」であるフリジア帽。ドラクロアの有名な絵画「民衆を導く自由の女神」に描かれているマリアンヌも被っています。
それ以来、フリジア帽は革命、自由、愛国心の象徴になっているのです。

なぜフリジア帽?

今回、フリジア帽がマスコットになったのは、パリ五輪が「スポーツで革新を!」という目標を掲げているから。
スポーツを通じて私たちの生活や健康、他者との関係、自然との関係などに変化をもたらすことを目指していて、その変化の象徴がフリージア帽なのです。

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【パリオリンピック】マスコットの史上初とは?

今回のマスコット、フリージュは、今までのマスコットにはない特徴があります。
言われてみれば一目瞭然のその新しい試み、何か分かりますか?

マスコットの歴史

オリンピックに初めてマスコットが登場したのは1968年にフランスで開催された冬季オリンピックのグルノーブル大会。夏季オリンピックのマスコットは1972年のミュンヘン大会から、パラリンピックのマスコットは1980年のアーネム大会から登場。2012年のロンドン大会からはオリンピックとパラリンピックのマスコットがチームとして活躍するようになりました。

マスコット史上初の試みと意義

これまではオリンピックとパラリンピックのキャラクターは、すべて別のモーチーフで別のデザインでした。
ところがパリ大会では、史上初めてオリンピックとパラリンピックのマスコットが同じモチーフで同じデザイン、同じ名前になったのです。
オリンピック・フリージュとパラリンピック・フリージュはどちらもフリージュ一家の一員。
パラリンピック・フリージュが競技用の義足をつけているなどの違いはありますが、同じキャラクターにすることでオリンピックとパラリンピックが並び立つ大会であることを印象づけています。

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【オリンピック】歴代マスコット

フリージュが新しい時代を開いたオリンピックとパラリンピックのマスコット。
続いては印象に残る過去のマスコットをご紹介しましょう。

1968年グルノーブル大会:シュス

1968年の冬季オリンピック・グルノーブル大会で初めて採用されたマスコットは、シュスという名前。
紅白の丸い顔にイナヅマ型の青い体で、直滑降しているスキーヤーのポーズを表していました。
当時はマスコットではなくキャラクターという呼び方が主流。デザインしたアリーヌ・ラファルグ氏は一晩でデザインを完成させて提出したそうです。

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1992年バルセロナ大会:コビー

1992年の夏季オリンピック・バルセロナ大会のマスコットは、犬のグレート・ピレニーズをモチーフにしたコビー
ピカソの国らしくキュビズムの技法で擬人化したデザインになっています。
コビーという名前は、バルセロナ1992大会組織委員会の略称「COOB’92」から。
正面なのか横なのかよく分からないデザインは登場当時こそ不評でしたが、大会が始まる頃には大好評となり、今でも高い人気を誇っています。

2012年ロンドン大会・ウェンロック

2012年の夏季オリンピック・ロンドン大会のマスコットは、鉄骨の一つ目カメラだというウェンロック
五輪スタジアムの建設に携わっていた老人がスタジアムに使われた最後の鉄骨のしずくを使って孫のために作った人形に生命が吹き込まれたという設定です。しかし産業革命の始まりも表現しているというこのキャラクターは、なんだかよく分からないと不評でした。

2022年北京大会:ビンドゥンドゥン

2022年冬季オリンピック・北京大会のマスコットは、パンダのビンドゥンドゥン
宇宙飛行士のスーツのような氷のシェルを装着したパンダのキャラクターです。
氷のシェルは無限の可能性を秘めた新しいテクノロジーを表現していて、ビンドゥンドゥンはこのシェルのおかげでアスリートと一緒にスケートやスノーボード、スキーができるという設定でした。
このビンドゥンドゥンはグッズがバカ売れしたことでも有名。
発表から開幕までは「パンダはありきたり」「ばかっぽい」「不細工」と酷評されましたが、日本のテレビが紹介すると、その映像が中国のSNSで拡散。一気に人気が爆発しました。

まとめ

単純に見た目の良さだけではなく、さまざまな意味も込められているオリンピックとパラリンピックのマスコット。
今回のパリオリンピックとパラリンピックではマスコットが共通になるという大きな改革も話題になっています。
すでに「良いモチーフだ」「可愛い」と評判になっているフリージュ。これからビンドゥンドゥンのように人気爆発となるのでしょうか。

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でかむ

スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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