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【パリパラリンピック】競技一覧|注目の種目についても解説!

パリパラリンピック競技大会は、オリンピック終了後の2024年8月28日から9月8日までの12日間にわたって開催される大会。4400人の選手が参加し、熱い戦いが繰り広げられます。このパラリンピックの競技数は22。どのような競技が実施されるのでしょうか?
今回は、パラリンピックの競技をご紹介!どのような種目に分かれるのかも解説しますので、パラリンピック応援の参考にしてくださいね。

【パリパラリンピック】どんな競技がある?

パリパラリンピックで行われるのは、22競技549種目。パリオリンピックは32競技329種目だったので、競技数はパラリンピックの方が少ないのに種目数はずっと多いことになります。
これは障がいの種別や程度によってクラスが分けられるから。最もクラスが多い陸上競技の場合、視覚障がい、知的障がい、車椅子(脳性まひ)、車椅子(脳性まひ以外)、義足、聴覚障街など多くの障がいの状態と、その障がいの程度によって、37のクラスに分かれています。

競技一覧

パリパラリンピックで行われる22の競技がこちらです。
 アーチェリー:肢体障がい
 カヌー:肢体障がい
 車いすテニス:肢体障がい
 車いすバスケットボール:肢体障がい
 車いすフェンシング:肢体障がい
 車いすラグビー:肢体障がい
 ゴールボール:視覚障がい
 シッティングバレーボール:肢体障がい
 自転車競技:肢体障がい・視覚障がい
 射撃:肢体障がい
 柔道:視覚障がい
 水泳:肢体障がい・視覚障がい・知的障がい
 卓球:肢体障がい・知的障がい
 テコンドー:肢体障がい
 トライアスロン:肢体障がい・視覚障がい
 馬術:肢体障がい・視覚障がい
 バドミントン:肢体障がい
 パワーリフティング:肢体障がい
 ブラインドフットボール:視覚障がい
 ボッチャ:肢体障がい
 陸上競技:肢体障がい 視覚障がい 知的障がい
 ローイング:肢体障がい 視覚障がい

【関連記事はこちら】⇩
パラリンピックとは?意味や誕生した経緯をご紹介!
パラリンピック|テコンドーの歴史・ルール【スポーツ辞典】

【パリパラリンピック】競技の内容は?

パラリンピックの競技の中には、名前だけでは内容が想像しにくいものがあるかもしれません。ここでは特に注目の競技を中心にご紹介しましょう。

アーチェリー

パラリンピックのアーチェリーは障がいの種類や程度に応じて「W1(四肢の障がい・車いすを使用)」「W2(下半身のまひなど・車いすを使用)」「ST(立位、もしくはいすに座って競技をする)」の3つのクラスがあります。
障がいの種類や程度に応じて用具を工夫することも認められているのが特徴。例えば弓を引く手の代わりに口を使って引くことも認められます。

車いすラグビー

車いすラグビーは車いす同士が激しくぶつかるタックルが認められている競技。頑丈な競技用車いすを使用し、ボールは丸い専用球を使用します。
この競技の特徴は、選手の障がいの程度に応じて点数が与えられている持ち点制の競技であること。障がいが軽い選手ほど持ち点が高く、4人の持ち点の合計が8点を超えてはならないというルールで行います。ローポインターと呼ばれる障がいが重い選手が相手の車いすの進攻を止めるなど、戦術もみどころです。

ゴールボール

ゴールボールは視覚障がいのある選手が鈴の入ったボールを互いに投げ合い、サッカーのようなゴールに入れて得点を競うチームスポーツ。守備側は鈴の音などを頼りにボールの位置を把握してゴールを守ります。
コート上の選手は3人で、選手は視覚障がいの程度に関係なく全員が目隠しをしてプレーするのが特徴。相手の足音で位置を把握することも重要で、足音を立てないように移動したり、味方にパスを送ったりするなどの戦術を駆使します。

柔道

パラリンピックの柔道は、視覚障がい者の競技。両者が互いに組んだところからスタートし、ふたりが離れたら再び組み直してから始めるというルールで行います。体重別階級に加えて、視覚障がいの程度によってJ1(全盲)とJ2(弱視)のクラスがあります。

競泳

競泳の泳法は、オリンピックと同じ自由形、背泳ぎ、バタフライ、平泳ぎ、個人メドレーの5種類。それぞれに50m、100m、200m、400mといった距離があり、肢体不自由、視覚障がい、知的障がい、聴覚障がい、その他の状態と障がいの程度によって16のクラスに分かれます
視覚障がいクラスの注目は、選手の安全確保のために行うタッピングです。サポート役の人が棒を使って選手の頭に軽くタッチし、壁の位置を知らせますが、各国が独自の工夫をしています。日本では最初モップの柄などを使っていたのですが、今は軽くてしなりがちょうどいい釣り竿を利用しているそうです。

【関連記事はこちら】⇩
パラリンピック|競泳の歴史・ルール【スポーツ辞典】

パワーリフティング

オリンピックのパワーリフティングは頭上にバーベルを持ち上げますが、パラリンピックのパワーリフティングは、下肢障がいの選手によるベンチプレス種目が行われます。
障がいレベルのクラス分けはなく、体重別に行う競技。ちなみにほぼ同じルールで行われる健常者のベンチプレス世界記録は291kgですが、パラリンピックの記録は310kgなのです。

ボッチャ

ボッチャは、ジャックボールと呼ばれる白いボールを投げた後、両者がそれぞれ赤と青の6球を投げて近づけるスポーツ。最終的にボールがよりジャックに近いチームや個人が勝ちとなります。
手で投げることのできない選手はキックや、ランプと呼ばれる勾配のついた器具でボールを転がしてもOK。東京パラリンピックでの日本選手の活躍もあって注目を集めた競技です。

陸上競技

陸上競技は、車いす、義足、視覚障がい、知的障がいなど多くのクラスがある競技。トラック種目は100m・200m・400m・800m・1500m・5000m・マラソン。そして視覚障害・切断機能障害・脳性まひ・車いすの障害カテゴリー順にリレーをする「ユニバーサルリレー」という種目もあります。
フィールド種目は、走幅跳・走高跳・やり投げ・円盤投げ・砲丸投げ。そしてパラリンピック独自のこん棒投げです。
こん棒投げは、握力がなくて細いやりを握れない選手などのための種目。ボウリングのピンに似た棒を片手で握って投げます。

まとめ

22の競技の中でたくさんの種目が行われるパラリンピック。オリンピックにはない独自の競技もあり、その面白さにも驚くはず。オリンピックと同じ会場で繰り広げられる熱戦に注目しましょう!

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パラリンピック|陸上(走り幅跳び)の歴史・ルール【スポーツ辞典】
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