皆さんこんにちは。社会人アスリート兼ジュニアチームコーチとしてバドミントンに15年以上関わらせてもっているライター「しょうへい」です。
この記事ではスキー場など整備されたコースとは違った魅力を楽しむことができるバックカントリースキーについて記載していきます。大自然の中でパウダースノーや綺麗な景色を堪能できるバックカントリーの魅力や注意点などをご紹介していきますので、多くの方にバックカントリースキーのことを知ってもらうきっかけになると嬉しいです。
「バックカントリースキーとは」
まず「バックカントリー」とは、スキー場などのレジャー用に整備された区域外の山のことを指します。
その手つかずの自然が多く残っているエリアで行うスキーやスノーボードのことをバックカントリースキーやバックカントリースノーボードと呼び、一般的にそれらを総称してバックカントリースキーと言われています。基本的に自分の力で雪山を登り、スキー場とは違うありのままの雪山を滑ることを楽しむウィンタースポーツです。
舗装されていない雪山ではスキー場とは異なり、岩が突き出ていたり、木が生えていたりするので、それらを飛び越えたり避けたりしながら進む技術が求められますが、逆にそれがバックカントリースキーの楽しみの一つとも言うことができます。
また、競技としてのバックカントリースキーはフリーライドと呼ばれることもあり、山頂をスタートして山麓に設定されたゴールを通過するまでのタイムで競います。スタートとゴール以外のコースは決められておらず、競技者が自分の経験を頼りにコース取りを判断します。
刻一刻と移り変わる冬の雪山では、同じ山だとしてもシーズンやその日の積雪状況、風速、天候などに対して適切なコース取りをすることが、早くかつ安全にゴールするために求められるのです。
「バックカントリースキーの魅力」
バックカントリースキーの魅力は何と言っても他のスキーヤーがほとんどいない大自然の中をランニングすることができることです。他のスキーヤーが滑っていないエリアでは思う存分パウダースノーの上を滑ることができます。さらにバックカントリースキーを行うエリアは舗装されていないためリフトや建物と言った人工物がほとんどなくありのままの自然の景色を楽しむことができます。
雪国に住んでいない方にとっては一般的なスキー場でも非日常感を味わうことができますが、バックカントリースキーではさらにワンランク上の非日常感を味わうことができます。
「バックカントリースキーの注意点」
バックカントリースキーでは舗装されていない雪の斜面を滑り続けるので、パウダースノーを滑ることに慣れていないスキーやスノーボードの初心者の方にとっては難しいスポーツです。大自然の中で行うスポーツのため、地形をしっかりと理解していないと滑落や遭難、雪崩などの恐れもあります。
ガイドが同伴してくれるバックカントリースキーツアーを用意しているゲレンデもあるので、スキーやスノーボードの技術に不安がある方、バックカントリーに不慣れな方はガイドと一緒に楽しむことをオススメします。
また、山の天気は変わりやすいこともあり、天候によっては入山できない場合があります。バックカントリースキーを楽しむ場合には、予備日を設けるなど日程に余裕を設けておくと安心です。
「バックカントリースキーを楽しむことができる主な国内スポット」
国内でも標高の高く大きなゲレンデのある以下のような場所ではバックカントリースキーを楽しむことができます。
・利尻山Rishiri(北海道)
・八幡平Hachimantai(岩手県)
・立山Tateyama(富山県)
・鳥海山Chokai(山形県)
・月山Gassan(山形県)
・乗鞍岳Norikura(長野県/岐阜県)
・白馬Hakuba(長野県)
ただし、未舗装の雪山であればどこでもバックカントリースキーをしていい訳ではありません。
危険性などの理由からゲレンデ以外のエリアを滑走禁止エリアに指定している山も多くはありません。バックカントリースキーをする場合はルールを守って自己責任で安全に楽しみましょう。
「バックカントリースキーを楽しむことができる主な海外スポット」
日本ではまだあまり耳馴染みのないバックカントリースキーですが、積雪量の多い以下のような国では一般的なウィンタースポーツとして盛んに楽しまれています。
・ニュージーランド
・カナダ
・スイス
・アラスカ州(アメリカ合衆国)
・ロシア
その国の大自然を満喫する海外旅行のアクティビティの一つとして組み込むこともオススメです。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。
いかがでしょうか。以上がバックカントリースキーの概要です。危険が伴う半面、冬の大自然の中で日常では決して味わうことができない解放感を楽しむことができるのがバックカントリースキーというウィンタースポーツです。皆さんもぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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