バスケットボールのプレーは「パス」「2Pシュート」「3Pシュート」「ディフェンス」「リバウンド」「ドリブル」「フリースロー」など、様々ありますが、緊張という面では「フリースロー」が圧倒的でしょう。
「フリースロー」は、決めるか、決めないではチームに試合の流れを引き寄せる、もしくは流れを止めてしまうという重要な役割をしています。
それくらい「フリースロー」はバスケットボールにとっては重要なプレーとなっています。
今回はそんなフリースローについて解説していきます。
【バスケ】フリースローの距離
バスケットボールのフリースローが発生するタイミングは、シュートモーション中に相手からファールをもらうことで、フリースローの権利を得ます。
他にはチームファールが5つ溜まった状態で、味方の誰かがファール(シュートモーション以外も含め)をもらうことで、フリースローの権利が得ます。
そして、決められたフリースローラインから、ディフェンスがいない状態でシュートを放ちます。
通常は2本、3Pシュートモーション中のファールでは3本、シュートを打ってファールをされたが、そのシュートが入った場合は1本のフリースローを打つことが出来ます。
プロリーグではブーイング中に、その他ではかなり鎮まり返った空気の中でシュートを打つ必要があるため、かなり緊張します。
その場にいる全員の注目を浴びた状態で打っているということです。
フリースローラインについて
フリースローラインは、エンドラインから5.8mの距離にあります。
半径1.8mの半円の中からシュートを打ちます。
シュートを打つ際にそのラインを越えた場合は、シュートが入ったとしても無効です。
そのため多くの場合では、ジャンプをせずにシュートを打つことが多いです。
フリースローの確率
もちろん全選手のフリースローの確率を出した訳ではありませんが、フリースローは
NBA選手では平均80%弱くらいで、他のレベルでも50~60%くらいは入るとされています。
つまり、2本のフリースローであればせめて1本は決める必要があるのです。
試合中、2本とも外してしまうとファールで止めさえすれば、大丈夫と相手に思われてしまいます。
むしろ、フリースローの確率がいいと、ディフェンスはむやみにファールすることが出来ないため、ディフェンスにプレッシャーをかけることが出来ます。
そのように、フリースローの確率がいいか、悪いかで他のプレーにも影響が出てくるのです。
試合の後半にはファールゲームになることがあるため、フリースローの確率を上げることは、接戦での勝率を上げることになります。
【バスケ】フリースローのコツ
フリースローはとても緊張するものと先述しました。
ただでさえ、ノーマークのシュートは入って当たり前という認識があり、外せばその分落胆も大きくなります。
それに加えて、観客がいれば観客を含め、その試合を見ている人、全員がフリースローを打つプレーヤーに注目します。
基本は物音も立てないほど静かな状態のため、シーンとしている空間の中でシュートを打つ必要があるのです。
ひどい場合には、自分の心臓の音が聞こえるくらいです。
そんな緊張するフリースローもあることを意識すれば、緊張しづらくなります。
フリースローが緊張しないコツを紹介していきます。
ルーティンを作る
ルーティンとは「決まった手順」「決まった所作」などの意味の英語で、スポーツの世界ではこのルーティンを大事にしている人が多いです。
有名なルーティンでいうと、元メジャーリーガーのイチロー氏のバットを立てて、袖を引っ張り、バットを回していく所作が有名です。
緊張していてもこの動作をすることで、集中力を高める効果や普段通りのプレーをすることが出来るようになります。
バスケットボールでもフリースロー前に多くの選手がルーティンを行い、集中力を高めています。
このルーティンは練習の時から行うことで、緊迫した試合でも緊張せず、練習通りにシュートを打つことが出来るのです。
自分のルーティンを決め、それを練習から行うようにしましょう。
一点を見つめる
フリースローが苦手な人は、リングだけでなく、他の様々なものを見てしまうことが多いです。
そうすることで、注意力が散漫になり、フリースローを外してしまいます。
他のものを見ずに、ゴール一点だけを見つめて、集中することでフリースローの精度を上げることが出来ます。
反復練習
これを言ってしまえば、元も子もないですが、フリースローが上手くなるために反復練習は欠かせません。
反復練習を繰り返すことで、フリースローのフォームが固まり、それを身体に染み込ませることで上達していきます。
フリースローのフォームを身体に染み込ませた状態だと、目を瞑っても入ることがあります。
スラムダンクの流川選手が目を瞑ってフリースローを決めていましたが、本当にそのような状態になるのです。
どの練習メニューにもフリースローのメニューを入れるようにしましょう。
まとめ
今回はフリースローについてと、緊張しないようなフリースローのコツをご紹介しました。
フリースローは入って当たり前と思われているシュートです。
点数では1本につき1点しか入らないですが、試合の流れを大きく変えるシュートでもあります。
ぜひ、反復練習でしっかりとフォームを固め、シュート率を上げて下さい。
もしかしたらあなたのルーティンが、流行るかもしれません。
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