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【フィギュアスケート】ルール一覧|ショートとフリーの違いも解説!

冬のスポーツの中でも注目度の高いフィギュアスケート。

日本人選手の活躍もあって人気のスポーツですが、一方でルールがいまいちよく分からないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、フィギュアスケートのルールを解説。

ショートとフリーの違いや得点の仕組みをご紹介します。

【フィギュアスケート】種類

【フィギュアスケート】ルール一覧|ショートとフリーの違いも解説!①昔のフィギュアスケートは氷の上に正確に図形=フィギュアを描くことを競っていたスポーツ。

そこから発展して今ではアクロバティックな技を競う種目になりました。

そのフィギュアスケートの種目は、1人で滑る男女シングルと、男女2人で滑るペアアイスダンスが有名。

ほかに16人で滑るシンクロナイズドスケーティングもあります。

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【フィギュアスケート】ショートとフリー

【フィギュアスケート】ルール一覧|ショートとフリーの違いも解説!②フィギュアスケートの大会でよく聞くショートとフリーは、ショートプログラム(SP)とフリースケーティング(FS) のこと。

男女シングルとペアの競技ではこの2つが行われます。

アイスダンスではリズムダンス(RD)とフリーダンス(FD) という名前に。

いずれもその合計点で順位が決まります

ショートプログラム

ショートプログラム(SP)は2分40秒±10秒という時間に行うもの。

その中にジャンプやスピンなどルールで定められた規定要素を盛り込みます。

それによって基礎の技術がしっかりできているかを判断するのがショートプログラムの目的です。

例えば男子SPはジャンプ3回と決まっていて、しかも「2回転または3回転アクセル」、「3回転または4回転ソロ」、「2回転と3回転・3回転と3回転・4回転と2回転または3回転のコンビネーション」という決まり。

一方女子SPもジャンプは3回で、「2回転または3回転アクセル」、「3回転ソロ」、「3回転と2回転または3回転と3回転のコンビネーション」と決まっています。

そして男女ともに3回転アクセルは1回までで、コンビネーションではソロのジャンプを重複しないというルールです。

ちなみにアイスダンスのSPに相当するRDではシーズンごとにリズムとテーマが決められます。

このSPやRDは大きな大会では予選代わりになることも。

その場合、上位者だけがFSやFDに進出できます。

フリースケーティング

フリースケーティング(FS)の制限時間は、男女シングルは4分±10秒でペアは4分30秒

その時間内で自由に技を構成できるのが特徴です。

ただし実は細かい規定があり、例えばシングルでは技の要素は12と決められています。

ジャンプについては7つまでで、1つのアクセルジャンプを含むこと、規定数のうちコンビネーションジャンプは3回までで、3連続のコンビネーションジャンプはそのうち1回までという決まり。

それに加えて3つまでのスピンと、ステップシークエンス、コレオシークエンスを行うルールで、規定違反のジャンプは無得点となります。
フリーとはいえ規定は厳密

選手はジャンプを失敗した場合、規定違反とならないように途中でジャンプ構成を変更しながら演技をしなければなりません。

同じようにペアの場合も3つまでのリフトや2つまでの異なるスロージャンプなど、11の要素を行うというルールになっています。

【フィギュアスケート】得点

【フィギュアスケート】ルール一覧|ショートとフリーの違いも解説!③フィギュアスケートの採点は技術点(テクニカル・エレメンツ・スコア=TES)と演技構成点(プログラム・コンポーネンツ・スコア=PCS)の合計

転倒や規定違反などがあるとこれに減点が加わります

それぞれの詳細を解説します。

技術点

技術点は技の難しさと完成度を判断するもの。

それぞれの技には難易度に応じた基礎点があり、技の質を評価する出来栄え点(GOE)と合計します

基礎点は難しい技を正確に美しく行うほど点数が高くなるという設定。

例えばトリプルアクセルの基礎点は8.0点、トリプルループは4.9点です。

また演技後半のジャンプでは、SPの場合は最後の1本、フリーでは最後の3本の基礎点が1.1倍になるという決まりです。

一方、出来栄え点は演技を審査するジャッジがプラス5からマイナス5の11段階で評価

例えばジャンプの場合、「高さおよび距離が非常に良い」、「踏切および着氷が良い」、「開始から終了まで無駄な力が全く無い」、「ジャンプの前にステップ、予想外または創造的な入り方」、「踏切から着氷までの身体の姿勢が非常に良い」、「要素が音楽に合っている」という6項目で審査します。

こうしてジャンプなどの技1つずつで基礎点と出来栄え点を合計。

それを全て足していくと、技術点になるのです。

演技構成点

演技構成点はプログラム全体を通して5項目で判断

5つの項目があることからファイブコンポーネンツとも呼ばれます。

男女シングルとペアの演技構成点の項目は、「スケート技術」、「要素のつなぎ」、「演技」、「構成」、「音楽の解釈」。

アイスダンスでは、「音楽の解釈」にタイミングが加わります。

各項目は10点満点。

5項目の合計点が演技構成点となりますが、技術点と近い得点になるよう、男子シングルのフリーなら2.0、女子シングルのフリーなら1.6などの係数がかけられます。

減点

減点は、転倒や落下、演技時間の過不足などによって点数を引かれるもの。

具体的には男女シングルの転倒では、1度から2度の転倒で-1点、3度から4度の転倒で-2点、5度以上の転倒で-3点となります。

ペアとアイスダンスの転倒や落下による減点は、転倒1人1回につき-1点。リフトなどの落下は1回につき-1点です。

演技時間の過不足は5秒につき-1点。

他にも衣装の一部が落下する、規定に反した衣装を着るなど、衣装や小道具の違反は1回につき-1点、バク宙などの禁止演技をした場合は1回につき-2点、

10秒以上の中断は10秒につき-1点などの減点が定められています。

まとめ

ショートとフリーがあり、採点にも種類があるなど、ルールが複雑なフィギュアスケート。

しかしショートとフリーで求められる内容の違いや、高得点を獲得するための方法など、ルールを少し知るだけでも観戦の楽しみは大きく広がるはずです。

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おおぱ!

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寝ても覚めてもスポーツ漬け

スポーツ一家に育ち、休日はテニスとランニング。空き時間はほぼスポーツ観戦。夢の中ではなぜかやたらといろいろなスポーツのプロ選手になっている夢中派執筆家です。皆さまにスポーツ愛を届けます!

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