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【K-1】ルール一覧|禁止・反則技についても詳しくご紹介!

打撃系格闘技のナンバー1を意味するK-1。
正道会館の石井和義氏が1993年に創設したイベントで、キックボクシングに近いルールだと言われます。
しかし具体的にはどのようなルールで行われるのでしょうか。
今回は、K-1のルールをご紹介。
試合の概要から禁止・反則技まで解説します。

【K-1】ルールの概要

まずはK-1の大まかなルールから。
試合に使われるリングは一辺が7.2mの正方形で、4本ロープとなります。
選手は規定のグローブ、ファールカップ、マウスピースを着用。
打撃系の立技のみで戦います

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試合時間

試合は原則として、ワンマッチの場合3分5ラウンドまたは3分3ラウンド
トーナメントの場合は、3分3ラウンドとなります。

グローブ

グローブは主催者側が用意したもので、階級ごとに重量が定められています

・55.00kg未満 = 6オンスグローブ
・55.00kg~75.00kg未満 = 8オンスグローブ
・75.00kg以上 = 10オンスグローブ

有効な攻撃

有効とされる攻撃は、パンチ、キックが基本。
具体的には以下のように定められています。

・パンチ:ストレート、フック、アッパー、バックスピンブロー
・キック:前蹴り、ローキック、ミドルキック、ハイキック、サイドキック、バックキック、内股への蹴り、飛び蹴り、ヒザ蹴り

試合の決着

試合決着は、ノックアウト(KO)、テクニカルノックアウト(TKO)、または判定
KOはテンカウントですが、レフェリーがカウントするのではなく、レフェリーの「ダウン」のコールと共にタイムキーパーがストップウォッチで正確に計り、場内アナウンスで行われます。
判定の場合、採点基準には優先度が存在。以下の順となっています。

(1)ダウン数
(2)相手に与えたダメージの有無
(3)クリーンヒットの数
(4) アグレッシブ度(攻勢点)

上記の順に採点。
優勢の方の選手を10点として、劣勢の選手から減点していきます。

マストシステム

規定のラウンドで決着がつかず延長戦になった場合、判定はマストシステムで行われます。
マストシステムとは、ジャッジの採点で必ず優劣(勝敗)をつけること。
K-1では引き分けの廃止を目的に延長戦の最終ラウンドでこのシステムを採用しています。この場合、延長戦の最終ラウンドのみを採点し、たとえ微差でも優劣をつけるというルール。
ただし選手育成を目的とした3分3ラウンド制の試合では延長戦は行わず、引き分けとしています。

【K-1】主な禁止・反則技

ではK-1の試合での禁止・反則技にはどのようなものがあるのでしょうか。

禁止・反則技一覧

K−1の公式ルールブックには、多くの反則技が記載されています。

・頭突きによる攻撃
・ヒジによる攻撃
・グローブ有効箇所を伴わない手首、前腕部、肘、上腕部、肩等による攻撃
・金的への攻撃
・レスリングや柔道などの投げ技、関節技を使うこと
・サミング
・喉へのチョーク攻撃
・相手に噛み付く行為
・倒れた相手、起き上がろうとしている相手に攻撃すること
・レフェリーがブレイクを命じたにも関わらず相手を攻撃すること
・相手の蹴り足を掴む、ホールディング、首相撲等相手を掴む全ての行為
・攻撃であれ防御であれ、ロープを掴むこと
・レフェリーに対する侮辱的あるいは攻撃的言動
・パンチによる後頭部への直接的な攻撃
・故意に相手選手をリング外に落とそうとしたとき
・自分からリング外に出たとき
・明らかに背後を向いた選手への攻撃
(背後を見せた選手も戦意喪失とし、注意、警告、減点の対象)
・審判員に対する虚偽のアピール、言動

このほかにも、再三、頭を低くして相手の懐に飛び込む行為は、バッティングを誘発するものとして注意を与えるとしています。

ペナルティ

反則には「注意」、「警告」または「減点」、「失格」のペナルティが与えられると決まっています。
レフェリーは、「注意」、「警告」は口頭で指示。「減点1」「減点2」はイエローカードを提示し、「失格」はレッドカードを提示します。
最初は「注意」2回で「警告」1。それ以後は即「警告」1が与えられます。
「警告」2で「減点」1。1試合中に「減点」が3になると「失格」です。
ただし反則行為が悪質なものや相手選手に大きなダメージを与えたとレフェリーが判断した場合には、反則の宣告順位を超えて即座に減点が与えられる場合もあります。

ペナルティの具体例

例えば上記のバッティングの場合、ペナルティはどうなるのでしょうか。
バッティングによって選手のどちらかがカットして出血した場合、レフェリーが偶発的なものであると判断すれば減点は発生しません。
しかし再三頭を低くしてバッティングの可能性を注意された選手がカットさせた場合には減点1が与えられる可能性が。さらに明らかに故意や悪意があるとレフェリーが判断した場合には減点2が与えられます。
また相手の首に手を引っ掛ける、掴む、組み付くなど、膠着状態を誘発するホールディング技の掛け逃げ、消極的な行為にも、レフェリーは注意、警告、減点を宣言。
具体的には注意2で警告1、次の注意で減点1となります。

まとめ

打撃系立ち技格闘技の最強を決めるK-1。
反則の「レスリングや柔道などの投げ技、関節技を使うこと」という項目、そして有効打を特定のパンチとキックに限定していることで、有効な攻撃をかなり絞ったルールとなっています。
まさにキックボクシングに近い「打撃系立ち技格闘技」であることを理解すれば、そのルールはシンプルだと言えるかもしれません。

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おおぱ!

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寝ても覚めてもスポーツ漬け

スポーツ一家に育ち、休日はテニスとランニング。空き時間はほぼスポーツ観戦。夢の中ではなぜかやたらといろいろなスポーツのプロ選手になっている夢中派執筆家です。皆さまにスポーツ愛を届けます!

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