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【K-1】ファイトマネーを調査!他団体と比較してご紹介!

打撃系立ち技格闘技の世界一を決める大会として人気のK-1。
日本で最も知名度の高い格闘技イベントでもあります。
ではそのファイトマネーはどのくらいになるのでしょうか。
チャンピオンなら、ひょっとして億単位?
今回は、K-1のファイトマネーを調査。
他の格闘技とも比較してご紹介します。

【K-1】ファイトマネー 旧K-1時代

K-1はあまりファイトマネーを公表しない団体。
しかし選手や関係者からときどきその額が漏れ出ることがあります。
まずはピーター・アーツやアンディ・フグなどが活躍し、毎回20%に迫るテレビ視聴率を記録した黄金期のK-1時代から。

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創始当時

正道会館館長でK-1創始者の石井和義氏が当時のファイトマネーを明らかにしています。
それによると、世界のヘビー級トップのキックボクサー8人によるワンデートーナメントを開催した第1回のファイトマネーは、1人1万ドル(約130万円)でした。そして優勝したら賞金は1000万円という条件。
その後の爆発的な盛り上がりを考えると意外に安いという気がしますが、ピーター・アーツアーネスト・ホーストなど後の大スターたちは喜んで参加したそうです。
なぜかというと、当時のキックボクシングは人気が低迷しており、世界チャンピオンでもファイトマネーは30万円から50万円という世界だったから。
その後、K-1が人気イベントになるとファイトマネーは高騰。
石井館長が引退した2003年当時のファイトマネーは、約1000万円から2000万円だったそうです。

黄金期

K-1の黄金期に最も活躍したのが魔裟斗選手
彼もファイトマネーについて比較的オープンに話しています。
それによると、2度のK-1 WORLD MAX王者に輝いた当時の魔裟斗選手のファイトマネーは1試合で5000万円
さらに彼は格闘家として現役のうちに10億円は稼いだと話しています。

【K-1】ファイトマネー 新生K-1時代

世界的な盛り上がりを見せたK-1でしたが、その後人気は下降線を辿り、ついには運営会社が破産。K-1は消滅してしまいます。
しかし2014年にK-1実行委員会が発足。
旧K-1のように世界を舞台にした大規模なイベントを行うのではなく、日本向けに4000人規模の会場で地道に開催する方針に転換しました。
これによって新生K-1のファイトマネーはこれまでとは全く違うスケールになっています。

現在のファイトマネー

少人数の大スターによる年に数度の巨大イベントではなく、細かく分けられた体重別階級で小さな試合を数多く行うのが新生K-1のスタイル。
これは一般的なキックボクシングに近い興行形態になります。
ではそのファイトマネーはいくらになるのかというと、K-1選手のほとんどは1試合で5万円から10万円
日本チャンピオンで30万円程度だと言われています。
そして世界王者クラスになると、100万円から300万円。武尊選手などの大人気選手の場合で500万円と推定されています。

ファイトマネーで生活できる?

一般的なK-1のファイトマネーは5万円から10万円。毎週のように試合があれば生活も可能かもしれませんが、実際には試合は年に4回ほどしかできません。しかもその間、選手たちはジムの費用を自腹で払ってトレーニングをしているのです。
仮に日本チャンピオンになってもファイトマネーによる年収は百万円台。しかもそのうち数割をマネジメント料などの手数料として引かれてしまいます。
これでは生活は絶対に不可能。選手たちはアルバイトをして生活費を稼ぎつつ、数百万円の年収となる世界レベルを目指しているのです。

【K-1】ファイトマネー 他団体との比較

現在のK-1のファイトマネーは平均すればかなり低いのが現状。
ではこれは他の格闘技団体と比較してどうなのでしょうか。

キックボクシングとの比較

格闘技の分類としてK-1に近いのがキックボクシング。
実際にキックボクシングに参戦している選手も多くなります。
そこで比較すると、キックボクシングのファイトマネーは日本チャンピオンでも1試合で数万円から十数万円
ファイトマネーによる収入は日本チャンピオンクラスでも年間30万円から100万円ほどだといわれています。
しかも団体や試合によっては、ファイトマネーがチケットで払われることも。
例えば1万円のチケットを20枚もらい、売った金額が自分の取り分となります。ところが実際には定価では売れないため、ほとんどのチケットを割引価格で売るそうです。
ただしキックボクシングの場合、世界レベルの人気選手になれば、総合格闘技の大会に招かれ、1試合で数千万円のファイトマネーになる可能性も。
K-1もキックボクシングも、金銭的には世界レベルの人気選手になることが唯一の勝利だと言えます。

ボクシングとの比較

キックボクシングと比較すればずっとメジャーなボクシングですが、日本ランカーレベルでは生活できないのは全く同じ。
しかし日本チャンピオンなら1試合100万円超えとなり、ようやく生活の目処がついてきます。
そして世界チャンピオンレベルになればK-1やキックボクシングと比較して桁違いのファイトマネーを手にする可能性も。
例えば2022年のWBA・IBF世界ミドル級王座統一戦で村田諒太選手が手にした日本人の歴代最高額は6億円
2015年のWBA・WBC・WBOウエルター級の3団体統一戦であるフロイド・メイウェザー・ジュニアvsマニー・パッキャオ戦メイウェザーが受け取った歴代最高額のファイトマネーは約200億円といわれています。
つまりボクシングのファイトマネーの最高額は、現在のK-1最高と推定されるファイトマネー500万円の4000倍にもなるのです。

まとめ

ボクシングやキックボクシングにも言えることですが、K-1も下位の選手のファイトマネーは非常に少ない額。
日本チャンピオンでも生活は難しく、少なくとも金銭的には世界チャンピオンにならなければ意味がない世界となっています。
しかしボクシングのファイトマネーがペイパービュー放映の人気で高騰したように、今後の人気次第ではK-1のファイトマネーが大幅アップすることもあるかもしれません。

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おおぱ!

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寝ても覚めてもスポーツ漬け

スポーツ一家に育ち、休日はテニスとランニング。空き時間はほぼスポーツ観戦。夢の中ではなぜかやたらといろいろなスポーツのプロ選手になっている夢中派執筆家です。皆さまにスポーツ愛を届けます!

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