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【プロレス】ルール一覧|基本~禁止行為・勝敗についてもご紹介!

プロレスのルールはよく分からないという方は、実は多いのではないでしょうか。
スポーツとエンタテインメントの中間とも言えるプロレス。
団体が非常に多いこともあり、ルールが把握しにくい、またはルールはないようなものと思われがちなのも事実です。
確かに団体によって試合形式などが違うのもプロレスの特徴。
しかしベースとなる共通ルールは存在しています。
今回は、プロレスのルールをご紹介。
基本から勝敗の決め方、禁止行為まで解説します。

【プロレス】ルール①:基本

そもそもプロレスはどのような形で行う格闘技なのでしょうか。
まずは基本の試合形式から解説します。

人数

プロレスの出場人数は試合形式によっていろいろ
1対1のシングルマッチ、2対2や3対3などのタッグマッチ、1対1対1のトリプルスレットマッチ、大柄な1人対小柄な2人などの変則的な人数で行うハンディキャプマッチ、大人数で行い負けた選手から退場していくバトルロイヤルなどがあります。

時間

プロレスにはボクシングなどのようなラウンドはないのが一般的。
以前は三本勝負で先に二本取ったほうが勝利というルールもありましたが、今は一本勝負がほとんどになっています。
その代わりに試合時間は長く、60分一本勝負無制限一本勝負などで行われます。

【関連記事はこちら】⇩
【プロレス】技一覧|有名・禁止・浴びせ技まで一挙ご紹介!

【プロレス】ルール②:勝敗の決め方

プロレスは勝敗の決め方にもいくつかのパターンがあります。しかしほとんどの団体が似たルールを採用していますので、難しくはありません。
大きく分けると6つの決まり方があります。

フォール

対戦相手の両肩をマットに押し付けたフォールの状態でレフェリーが3カウントしたら勝利となります。
3カウント以内に弾き返したら特にポイントにはなりません。
ピンフォールとも呼ばれます。

リングアウト

レスラーが場外に出ている場合にレフェリーがカウントし、一定のカウントを過ぎるとリングアウト負けとなります。
10カウントまたは20カウントが一般的で、新日本プロレスや国際プロレスは20カウントです。

ノックアウト

ダウンして10カウントの間に立ち上がれないとノックアウト負け
ただしノックアウト制は特別ルールである場合が多く、一般的な試合ではダウンカウントは取りません。
また採用された場合、カウントはレフェリーによってスピードが異なるため注意が必要です。

ギブアップ

自らギブアップを宣言すると負けになります。
相手の体やマットを叩くことで敗北の意思を伝えるのがタップアウト
口頭で伝える、レフェリーに頷くなどの宣言方法もあります。

レフェリーストップ

関節技や絞め技が決まった状態でレフェリーが危険と判断すると、試合を強制的に終了させることがあります。
絞め技の際には腕を上げてから離し、腕が3回落ちたらレフェリーストップの負けとなるのが一般的です。

反則負け

スポーツなので反則はあり、反則による失格の負けもあります。
ただしプロレスはひどい反則をしてもすぐに反則負けにはなりません。
一般的には反則は5カウントまではOKなのです。
そして5カウント以上たっても反則を続けると、ようやく反則負けとなります。
そのためヒールは4カウントまでは反則をすることがよくあります。

引き分け

引き分けがよく起こるのもプロレス。
両者リングアウト、両者ノックアウト、時間切れなどで引き分けとなります。

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【プロレス】ルール③:主な禁止行為

プロレスのルールはかなり自由で団体によって異なるのが特徴。
しかし一応、禁止行為というものは存在します。
一応というのは、前述のようにプロレスには5秒以内なら反則もOKというルールがあるため。
しかもレフェリーが気づいていなければOKというお約束もあり、その穴をついた反則攻撃が頻繁に行われます。
とはいえプロレスを楽しむ上でも、何が反則なのかを知っておくことは重要です。

急所への攻撃

ダメージを受けると命に関わる場所への攻撃は禁止です。
具体的には、喉仏金的など。
実際には目潰し攻撃や金的攻撃などのラフファイトもあり、反則は5秒までOKというルールの中、一瞬で終わる急所への攻撃はよく行われますが、ルール上は反則なので、ダーティーなイメージになります。
また後頭部延髄への攻撃は一般的な格闘技では危険として禁止されているものがほとんどですが、プロレスでは容認されているのも特徴です。

凶器攻撃

そもそも一般的な格闘技ではありえないことですが、凶器を使った攻撃も反則とされています。
しかしレフェリーが見ていなければOKのルールがあるため、パイプ椅子ゴングを使った攻撃は日常茶飯事。
一斗缶ギターフォーク竹刀毒霧など、そもそも持ち込んではいけないものもしっかりリングサイドに用意されていますが、これもお約束です

ロープブレイクした相手への攻撃

選手がロープを掴むとロープブレイクとなり、関節技や絞め技を決めている選手は技を解いて離れなければなりません。
ロープブレイクなのに技を解かないと反則で、カウントを取られることに。
タッグマッチだと仲間がレフェリーの注意を引きつけておいて攻撃を続けることもよくあります。

乱入

試合中の選手以外がリングに乱入するのもよくある反則。
タッチで交代するタッグマッチでは、権利がない選手が試合に介入するのももちろん反則です。
乱入でリング場が大混乱に陥った末にフォールで試合終了、または権利のある選手が両者リングアウトで引き分け、などがよくあるパターン。
乱入した選手がカウントしているレフェリーをリングから引きずり下ろすこともよくあります。他のスポーツなら永久追放もののとんでもない反則行為ですが、レフェリーはこの程度では反則負けにもしないのです。
また選手だけではなく、マネージャー悪玉レフェリーが乱入することもあるため、観客は一瞬も気を抜けません。

まとめ

ルールがあってないようなものではなく、ルールはしっかり存在し、反則も含めて楽しむのがプロレス。
実際に反則が行われている場面が最も盛り上がったりします。
反則を見ていない、カウントを始めるのが遅いなど、レフェリーの演出力が実は重要。
一方でストーリーに反則OKの「失格なし戦」を盛り込む、または逆に「全ての反則は即失格」のルールを持ち込むこともあります。
ルールに関する各団体の考え方の違いが幅広いのもプロレスの魅力の1つなのです。

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でかむ

でかむ

スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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