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【サッカー】キラーパスとは|どんな時に使う?スルーパスとの違いも調査!

サッカー中継でたまに聴く言葉が「キラーパス」。
なんとなく物騒な語感があるこの言葉がどのようなパスを指しているか、正確に答えられない方も多いのではないでしょうか。
今回は、サッカーのキラーパスについて調査。
キラーパスの意味や、キラーパスを実際に使うシーン、デメリットについても解説します。
また混同しがちな「スルーパス」との違いもご紹介。
サッカー談義で恥をかかないためにもぜひ最後までお読みください。

【サッカー】キラーパスとは

まずはキラーパスという言葉の意味からご紹介します。

キラーパスの意味①

キラーパスは英語でもそのまま「Killer Pass
Killerには殺人者という意味がありますが、他に破壊的致命的という意味もあり、キラーパスはこちらの意味で使われています。
つまり「相手にとって致命的なパス」という意味
その一本でいきなり得点につながる大チャンスを生むようなパスをキラーパスと呼びます。

キラーパスの意味②

キラーパスは相手ディフェンダーの間を抜き、そこに走り込んだ味方にシュートを打たせるパス
シュートする受け手が待っているところに出すのではなく、受け手はオフサイドにならないタイミングでスタートし、相手ディフェンダーの裏まで全力疾走することになります。
このためシュートを打つ選手は体力を消耗。
「味方殺し」という意味で皮肉を込めて「キラーパス」ということもあるのです。

【サッカー】キラーパスの使い所

ではキラーパスが実際に見られるのはどのような場面なのでしょうか。

試合が停滞したシーン

サッカーでは90分間の試合中、常にダイナミックな展開が続くものではなく、どちらのチームもチャンスを作れない時間帯があるものです。
サイド攻撃やカウンター攻撃がうまくいかず、攻撃のリズムが作れない・・・そのような時間帯こそキラーパスが生きるタイミングです。
なぜなら停滞した流れを一気に変える突破口となるから。
効果的なキラーパスが一本出れば、相手ディフェンスは次のキラーパスを警戒して動き方を変える必要が出るため、停滞した試合の流れも大きく動きやすくなるのです。

守備を崩したいシーン

相手の守備が鉄壁で崩せないときにもキラーパスは効果的です。
相手ディフェンス陣は前を向いて守備を行っています。その守りをドリブルやショートパスなどで崩せないとき、もしキラーパスが通れば、相手ディフェンスは後ろを向くことに。
完璧だった守備陣形が崩れることになるのです。
そのキラーパスから一発でシュートが決まれば理想的。しかしシュートが入らなくても相手の守備を崩せれば大きなチャンスが生まれることになります。

【関連記事はこちら】⇩
【サッカー】バイタルエリアはどこ?崩し方と守り方も調査!

【サッカー】キラーパスのデメリット

決定的なチャンスを作るキラーパス。
しかしむやみに出せば良いというわけでもありません。
しっかりとデメリットを理解しておく必要があります。

イメージを合わせるのが難しい

キラーパスは高いサッカーIQがなければ難しい攻撃。
パスを出す人とパスを受ける人が同じプレーをイメージできていないと、パスの瞬間に走り出すことはできません。
相手ディフェンスの位置・動き、そしてスペースを見て、一瞬の判断で同じイメージを持たなければ成立しないのです。
これがうまくいかないと、キラーパスは全く意味のない無駄球になってしまいます。

相手に取られやすい

イメージを合わせるだけでなく、パスの精度やタイミング、受け手の走力など、全てがぴったり合わないと、キラーパスの多くは相手キーパーへのパスになってしまいます。
またキラーパスはオフサイドのリスクがあるプレー。オフサイドになれば相手にフリーキックを与えることになってしまいます。
このように相手ボールになってしまう可能性が高いのもキラーパスのデメリット。うまく使わないとせっかくのチャンスを無駄に殺してしまうことにもなりかねないのです。
【関連記事はこちら】⇩
【サッカー】オフサイドとは?パスを受ける選手がポイント!

味方が疲れる

前述のようにキラーパスは受け手が走り込んでシュートを放つもの。
受け手は全力でダッシュすることになります。
成功してゴールが決まれば疲れも吹き飛びますが、失敗すればダッシュの疲労ばかりが溜まっていくことに。
これを繰り返すと、まさに味方殺しのキラーパスとなってしまうのです。

【サッカー】キラーパスとスルーパスの違い

キラーパスと似た言葉に「スルーパス」があります。
このふたつにはどのような違いがあるのでしょうか。

スルーパスの意味

スルーパスは和製英語で、英語では「penetrating pass」と言います。
penetratingは貫通するという意味。
相手の選手と選手の間を貫通して出すパスのことです。
それによって誰もいないスペースにボールを送るのが目的。そこに味方が走り込んでボールを繋ぐのがスルーパスになります。

キラーパスとスルーパスの違い

スルーパスの定義を見ると、やっていることはキラーパスと同じです。
ではどこが違うのかというと、主にそのプレーを行うエリア
上記のパスはフィールドのどこで行ってもスルーパスと呼ばれます。
そしてその中でも特にゴール前で決定的なチャンスを作るスルーパスだけがキラーパスと呼ばれるのです。

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【スルーパス】意味やパスのタイミングを解説!上手い選手の特徴とは

まとめ

決定的なチャンスがいきなり生まれるキラーパス。
その種類も一つではなく、中田英寿選手が代名詞としたロングのキラーパスや、メッシ選手が得意とするシュートと見せかけてのキラーパスなど、多くのパターンがあります。
キラーパスは出す選手と受ける選手のイマジネーションが問われるプレー。
それだけに見事なキラーパスは多くの人を感動させるのです。

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でかむ

でかむ

スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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