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【テニス】ストロークとは?打ち方やコツについてもご紹介!

テニスでボールを打つとき、「ストローク」という言葉を使います。
テニスのボールの打ち方は大きく分けて6種類。
最初に打つサーブ、ワンバウンドで打つフォアハンド、ワンバウンドで打つバックハンド、ノーバウンドで打つフォアボレー、ノーバウンドで打つバックボレー、そして叩きつけるように打つスマッシュです。
これら6つ全てをストロークということもありますが、2つだけをストロークと呼ぶ方がより一般的。
ではどの2つなのでしょうか。
今回は、テニスのストロークを解説。
打ち方の基本やコツについても解説します。

【テニス】ストロークとは

テニスの6種類のボールの打ち方をまとめて言うとき、広義の「ストローク」を使うこともありますが、実際には「ショット」という方が一般的。
ストロークといえば狭義の方をイメージする人の方が多くなります。

2種類のストローク

ではどの2つのショットがストロークなのかというと、ワンバウンドで打つフォアハンドと、ワンバウンドで打つバックハンド
正式な名前はそれぞれフォアハンドストロークバックハンドストロークと言います。
スマッシュは高く跳ねたワンバウンドのボールを打つ場合もありますが、基本のスマッシュ、そしてサーブとボレーはノーバウンド。
つまりストロークはワンバウンドのボールを打つことで、中でもラケットをスイングして打つことをストロークと言います。

フォアハンドストロークの意味

フォアハンドとは、自分の利き手側に来たボールを打つこと。
利き手側に来たワンバウンドのボールを、ラケットを振って相手コートに打ち返すのがフォアハンドストロークです。
たいへん珍しい例外として両手打ちの選手がいますが、フォアハンドストロークは基本的に利き手一本でラケットを振ります。

バックハンドストロークの意味

バックハンドとは、自分の利き手の反対側に来たボールを打つこと。
利き手の反対側に来たワンバウンドのボールを、ラケットを振って相手コートに打ち返すのがバックハンドストロークです。
バックハンドストロークは片手ちと両手打ちの2種類があり、プロの場合、80%の選手が両手打ち、残りの20%が片手打ちを採用しています。

ストロークの重要度

テニスには時代によって流行があります。
1920年代から40年代は、今見るとのんびりしたストロークが中心でした。
その後50年代から60年代は、新たに登場したサーブ&ボレーを武器にしたネットプレーの時代が到来。
70年代から80年代は、強打のストロークがネットプレーヤーを圧倒しました。
ところが1990年代には強烈なサーブを武器にしてサーブ&ボレーが復活。強いサーブありきの攻撃的ネットプレーが流行します。
これに対して2000年代に入ると強烈なスピンを武器にしたストロークが復活。以後はストローク中心のプレースタイルが主流となっています。
流行が移り変わる大きな理由が、ラケットやストリングスの進化
近年は反発力や安定性、ボールへの食い込みが向上し、特にスピン性能が飛躍的に高まったため、以前ならアウトになるような速度のボールが急激に落下してコート内に入るようになりました。その結果、ネット近くに出ていかなくても、強烈なストロークで常に攻撃的なボールが打てるように。
このため現代テニスではストロークの重要度がとても高くなっています

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【テニス】ストローク・打ち方やコツ

フォアとバックで振り方は全く違いますが、実はテニスのストロークの基本的な考え方とコツは、フォアもバックも同じ部分がたくさんあります。

フォアハンドの打ち方

フォアハンドストロークは、利き手側のラケットを後ろに引き、体の回転を使って前方に振り抜きつつボールを打ちます
ポイントは利き手とは逆側の腕。利き手側に回すことで腰をひねり、肘から勢いよく戻すことで腰の回転を先行させます。
そしてラケットの面は地面と垂直に保ったまま、斜め上にボールを擦り上げるイメージでラケットを振るのがポイント。
この「擦り上げ」で手首を使ってラケットをワイパーのように回転させれば、さらに強烈なスピンをかけることもできます。

バックハンドの打ち方

バックハンドは利き手とは逆側のボールを打つため。力を入れにくいのが難点。
ラケットを持った側の肩を大きく捻って腰を回し、戻る回転の力でラケットをスイングし、ボールを打ちます
このときもラケットの面は地面と垂直に保ったまま、斜め上にボールを擦り上げるように打つのがポイント。
そしてバックハンドストロークは前述のように片手打ちと両手打ちがありますが、最近は両手打ちが主流になっています。
それぞれのメリットとデメリットがこちら。

片手打ち両手打ち
メリットパワーが出る

リーチが長い

かっこいい

本能的に打ちやすい

安定して打ちやすい

高い打点で打ちやすい

基礎が固めやすい

力負けしない

デメリット習得が難しい

高い打点が難しい

テイクバックが大きい

パワーが伝わりにくい

リーチが短い

スライスが読まれやすい

上級者になれば片手打ちのメリットを活かせる場面も多くなりますが、初心者が習得しやすいのは両手打ち
リーチは短くなりますが、相手の強打を安定して打ち返しやすいのは大きな利点です。

ストロークのコツ

フォアハンド、バックハンドの両方に共通しているコツがいくつかあります。
それは以下の3点。

・力を入れるのは一瞬
・腰の回転を使う
・単純化する

ラケットはかなり脱力したイメージで振ります。
基本的にはラケットに貼られたストリングス(網)がボールを弾き返してくれますから、力む必要はありません。
リラックしてラケットを振り、ボールが当たる瞬間だけラケットをグッと握って打つのがコツ。このとき力をいれる指は、小指、薬指、中指で、人差し指はラケットの向きを決めるため、力まずに方向を意識します。
ラケットを振るのは腕ではなく主に腰の回転。これを意識すれば、体幹でラケットを鋭く振りながら腕や手はリラックスした状態を保てます。
そして「単純化する」とは、打つときに調整する要素をなるべく減らすということです。
テニスでボールを狙ったところに打つためには、「スピード」「スピン量」「高さ」などを調整する必要があります。
これを同時に行うと複雑すぎて脳が追いつかず、ミスが起こりがち。
そこで最初のうちはスピードとスピン量は毎回一定にして、ネットの上の仮想の的の位置だけを変えます。このくらいの高さならこの辺りに落ちるというパターンを体に染み込ませれば、あとは同じ打ち方で仮想の的を狙うだけ。
やることが単純になるため、ストロークのミスが減るのです。

まとめ

テニスをする上で最も重要なプレーであり、テニスの基本となるストローク。
最初はどうしても力任せに振ってしまいがちですが、練習をしているうちにごく軽い力で強烈なショットが打てることに気づくはずです。
特に重要なのはボールに当たる瞬間だけ力を入れること。
コツが掴めればサーブやボレー、スマッシュの上達にも繋がります。

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