バスケットボールには「オフェンス」と「ディフェンス」があり、どちらの要素も大事です。
バスケットボールは「オフェンス」により得点を多く重ねることで、試合に勝つことが出来ますが、いくらチームで得点を重ねても「ディフェンス」が機能しておらず、相手の得点が高くなれば、チームは負けてしまいます。
極論を言えば、1点も取られなければ負けることはありません。つまり、バスケットボールにおいて「ディフェンス」はとても重要な役割を担っているのです。
さらに、いいディフェンスをした後はチームが盛り上がり、その後のオフェンスもいいリズムで入ることができるため、結果的に勝ちやすくなるという要素もあります。
今回はそんなバスケットボールにおいて、重要な役割である「ディフェンス」のコツを紹介します。
【バスケットボール】ディフェンスのコツ
バスケットボールのディフェンスにはコツがあります。
もちろんこれだけをやっていれば、必ず上手くなるわけではありませんが、今回紹介する5つをまだ意識していないという方は、普段から意識することでディフェンス力が上がります。
すでにやっているという人もいるとは思いますが、復習も兼ねて読んでみて下さい。
オフェンスとの距離感
ディフェンスにおいて、オフェンスとの”距離感”はとても重要です。
近づきすぎるとすぐに抜かれ、遠すぎるとシュートを打たれてしまいます。オフェンスにとって一番嫌なディフェンスのポジションは、近づきすぎず離れすぎないという中途半端な位置です。
ただ人によって、脚力やスピードが違うため、自分が対応できる距離感を掴むことが大切です。
この距離感が抜群に上手い人は、周りから見てもこの人はディフェンスが上手いと思われるでしょう。
ハンズアップ
ディフェンスは手を上げることで、ボールを持っている人にプレッシャーをかけることができます。
シュートコースを防ぐ、パスコースを防ぐなど、ハンズアップはディフェンスにおいて基本となる形です。
しかし、試合が経過していくと疲労が溜まり、ついつい手が下がってしまうことも多々あります。
試合の終了時間までハンズアップを忘れない”意識”を持つことで、相手オフェンスにプレッシャーをかけ続けることができます。
ボールチェック
ボールチェックとは、ボールを保持しているオフェンスに対してディフェンスをしている時、ボールに対して手を添える技術です。
もちろん手を添えると言っても、ボールを触り続けるというわけでなく、ボールに対して手を向けるイメージ。
オフェンスからしてみれば、常に手を添えられると、いつカットされるかわからないという不安があり、思ったようにプレーをすることが出来ません。
相手にプレッシャーをかけ続けるためにもボールチェックは大切です。
姿勢
ディフェンスにおいて、最初に練習するメニューが姿勢を確認するメニューでしょう。
ディフェンスの正しいとされている姿勢は、パワーポジションと呼ばれる”姿勢”です。パワーポジションは次の動作をしやすいポジションで、どのような動きにも対応できます。
例えば、重心が高いとオフェンスの動きに揺さぶられやすくなり、重心が低すぎると筋力を使いすぎて次の動作に移ることが出来ません。さらに猫背のような姿勢になると、視野が狭くなり、オフェンスの動きを観察することが出来なくなります。
先読みや予測
ディフェンスにおいて、とても重要になる要素が”先読み”や”予測”です。
もちろん当てずっぽうで動くことではなく、オフェンスの位置・味方の位置など状況把握能力が必要になります。
自分がオフェンスであればどう動くかを予測することで、ディフェンスが上達していきます。
【バスケットボール】上達する練習メニュー
先述したバスケットボールのディフェンスが上達するメニューを紹介します。
自分の脚力や移動スピードを知る
日頃からの練習で、自分はどのくらいの”距離”だとシュートやパスカットに対応できるかなどを考えておくことで、オフェンスとの距離感を掴むことが出来ます。
基本はワンハンドくらいの距離と言われていますが、人によって脚力が違うため、距離感は自分で掴むことが大切です。
肩関節周囲の筋力アップ
ハンズアップとボールチェックは、もちろん意識するかしないかの問題です。
常に意識して身体に染み込ませることで、身につくことが出来ます。
ただ試合の経過につれて、自然に手が下がってくることが多く、そうならないように肩関節周囲筋の筋持久力をトレーニングしておくことが大切です。
常に考える意識
ディフェンスはオフェンスよりも”経験”による差が大きく、考える能力があるかないかでディフェンス力が大きく変わってきます。
つまり、相手がどう動くのか、どこを守ることで相手のオフェンスを止めることができるのか、など常に考えることで経験値が上がってきます。
その経験値が上がっていくと、ある程度予測してディフェンスすることができるため、身体能力がなくても相手を止めることが出来るため、日頃から常に考える意識を持ってディフェンスに取り組むといいでしょう。
まとめ
今回紹介したディフェンスのコツは、ディフェンスが上手くなる上でとても重要な要素です。
ディフェンスが上手い人は必ず行っています。
最初は意識して取り組む必要がありますが、意識して取り組み続けていることで無意識に行うことが出来ます。
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