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【クレー射撃】必要な免許・費用・体験可能な場所を歴史と共に解説!

クレー射撃とは鳥を撃つことを楽しんでいたことを競技化された種目で、現在はオリンピックの正式種目となっています。

世界の競技人口は約500万人と言われており、世界のメジャースポーツの1つとされています。

日本では、銃の取得に厳しく競技人口が残念ながら多くはありません。

クレー射撃は、クレーと呼ばれる陶器製の標的をショットガン(散弾銃)で撃ち壊す射撃競技です。

一般的にイメージされるような空中に飛ばされたクレーを撃つ種目は、クレー射撃の中でも「トラップ」「スキート」と言われるものです。

クレー射撃は他にも「ダブルトラップ」という種目があり、空中に飛ばされたクレーを撃つことは「トラップ」「スキート」と同じですが、これらの種目と違うところは2つのクレーが同時に飛び、2発で両方のクレーを撃ち抜くというところです。

このように世界的に盛り上がっている射撃について、今回は始めるために必要な費用や免許、体験できる場所など紹介していきます。

クレー射撃の歴史

まずは、クレー射撃の歴史について紹介していきます。

世界の歴史

クレー射撃の起源は、1790年ごろにイギリスのハイゲート地方でアオバトを放って射撃するゲームが行われており、その後、「アオバト射撃」として競技化されていきました。

しかし、アオバトの不足と競技の大衆化を図るために、1880年にアメリカで現在のようなクレーが開発され、「クレー射撃」として大流行しました。

1900年に初めてクレー射撃がオリンピックの正式種目として採用されました。

日本の歴史

日本が初めてこの競技でオリンピックに参加したのは、そこから50年以上も経っており、1956年のメルボルンオリンピックで初めて参加しました。

日本の競技人口は12万人ほどとされており、世界と比べるとさほど多くありません。

クレー射撃を始めるために必要な免許や費用

クレー射撃を始めるためには、まず散弾銃を所持するための免許が必要になります。

散弾銃所持までに必要なステップは以下の通りになります。

①猟銃等講習会

②教習射撃

③所持許可申請

④銃の確認手続き

これらのステップをクリアすることで、はじめて散弾銃を手にすることができます。

まずはそれぞれのステップについて紹介していきます。

猟銃等講習会

まずは猟銃を扱うための基本的な知識などを学ぶ講習を受ける必要があります。

参加申し込みは住んでいる地域の所轄警察に申し込みます。

午前中に講習を受けて、その午後に筆記試験があり、試験に合格すると「講習終了証明書」が交付されて次のステップである「教習射撃」に進むことが出来ます。

申請料は8,900円かかります。

教習射撃

住んでいる地域の所轄警察に教習射撃の申請を行い、教習射撃の許可が出たら公安委員会指定のクレー射撃場に「教習射撃」を申し込みます。

さらに、教習射撃で使用する弾を購入するために、火薬類等譲受許可証の申請も行う必要があります。

「火薬類等譲受許可証」の申請料は2,400円。

教習射撃は指導員の指導のもと、散弾銃の安全な取り扱いやマナーなどの基本的な講習に加えて、実際に射撃場の散弾銃を使用してクレーを撃つ実射撃を行います。

受講料は射撃場によって多少の前後はありますが、使用する装弾代込みで30,000円程度です。

実技試験に無事合格すると、「教習終了証明」が射撃場から交付され、散弾銃の所持許可申請が可能になり、次のステップに進むことが出来ます。

所持許可申請

購入する散弾銃が決まったら、その銃の「所持許可申請」を所轄警察署に行います。

申請料は10,500円。

申請から約1ヶ月程度で、問題なければ、「所持許可証」が発行されます。

銃の確認手続き

「所持許可証」が発行されると、ついに銃砲店で散弾銃を受け取ることが出来ます。

さらには教習射撃の時に取得した「火薬類譲受許可証」も再度申請し、交付される必要があります。

クレー射撃にかかる費用

散弾銃は中古のものだと50,000円くらいから、新銃になると300,000円ほどするものもあります。

クレー射撃をするにはそのほかにも、銃ケース、ガンロッカー、装弾ロッカー、イヤープロテクター、射撃ベストなどの購入も必要です。

免許の申請なども合わせると、お手頃な値段のものを揃えても、クレー射撃を始めるまでに約200,000円(散弾銃:50,000円で計算)近く必要になります。

保険代なども含めると、より高くなっていきます。

とても面白いスポーツですが、費用的には気軽に始めることが難しいスポーツの1つです。

クレー射撃を体験できる場所

日本ではクレー射撃協会が公式大会で使用する公認射撃場が全国約70ヶ所あります。

アメリカと比べると、日本は規制が厳しく、中々大きな施設を揃えることが出来ません。

都心部では少なく、北海道などのような広大な土地や猟銃が盛んな地域に多い傾向にあります。

場所にもよりますがクレー代(100枚分)、射撃場の使用料、装弾代を合計すると約9,000円弱くらいで体験することが出来ます。

まとめ

クレー射撃は世界中で人気のあるスポーツの1つで、日本では規制の厳しいところもありますが、日本選手のレベルも低くありません。

過去オリンピックでも銀メダルを獲得するほどの競技レベルです。

こちらの記事を読んで始めてみたいと思った方は、是非とも安全性を第一に考えて始めてみてください。

思わぬ事故で大惨事になってしまう可能性もあるので、講習などでしっかりと安全性を学んだ上で始めてみてください。

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トシ

トシ

医療資格のあるスポーツ大好きズッコケ隊長

初めまして、大阪出身ズッコケ隊長のトシです!鍼灸師やアスレティックトレーナーの資格など保有しており、リハビリや健康・ダイエット指導をしております!スポーツは中学から「バスケットボール」をやっておりました!関西人の個性を活かして、おもしろおかしく楽しい記事をお届けしていきます!

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