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【FIBA】バスケワールドカップ放映権について解説!

バスケットボール界でオリンピックと並ぶビッグイベントなのがFIBAバスケットボール・ワールドカップ。
2023年8月25日に開幕し、初めてフィリピン、日本、インドネシアの3カ国共済となるこの大会は、世界から大きな注目を集めています。
ではその大会の放映権はどういった放送局が取得しているのでしょうか。
今回は、FIBAバスケットボール・ワールドカップの各国の放映権について解説します。

【FIBA】バスケットボール・ワールドカップ放映権

FIBAバスケットボール・ワールドカップは、1950年から2010年までは「FIBAバスケットボール世界選手権(FIBA World Championship)」という名称だった大会。
オリンピックと同等とは言いながらも、サッカーのFIFAワールドカップと比較すれば注目度は低い大会でした。
しかし近年は視聴者数も増加
北京で開催された2019年大会の中国対ポーランド戦は、7000万人がテレビやストリーミングなどで視聴したと言われています。
これは2019年のスポーツイベントの中では最も視聴された試合
今回はその数字が破られることになるのか、注目が集まっています。

放映権の仕組み

スポーツイベントの放映権は、オリンピックならIOC(国際オリンピック委員会)、サッカーのワールドカップならFIFA(国際サッカー連盟)が権利を持っています。
その放送権を各国の放送局が代理店などを通じて競い合い、購入するという仕組み。
放送権を獲得できなかった局は生放送をすることはできず、放送権を持っている局から別の契約でニュース映像などを買うことになります。
また放映権は全世界独占ということはあまりなく、国や地域ごとに契約が行われます。

FIBAワールドカップの放送権

バスケットボール・ワールドカップの放映権は、FIBA(国際バスケットボール連盟)と、DAZNを運営するPerform社が合弁で設立した「FIBA Media」が管理しています。その契約期間は2033年まで。
世界の放送局はこのFIBA Mediaから放送権を購入しますが、契約額はほとんど公表されないのが実情です。

意外に格安?

2019年大会では、フジテレビが日本戦を中心に放映権を獲得しました。
その内容は以下の通り。

地上波フジテレビ
1次ラウンド
日本×アメリカ(生中継)

BSフジ
1次ラウンド
日本×トルコ(生中継)
日本×チェコ(生中継)

CSフジテレビNEXT
1次ラウンド
アンゴラ×セルビア(生中継)
日本×トルコ(生中継)
チェコ×アメリカ
ギリシャ×モンテネグロ
日本×チェコ(生中継)
アメリカ×トルコ(生中継)
スペイン×イラン(生中継)
日本×アメリカ(生中継)
リトアニア×オーストラリア

これだけの試合の放映権を獲得して放映権料は3億円弱だったといわれています。
ちなみにソフトバンクがBリーグの全試合をバスケットLIVEで配信するために支払っているスポンサー契約料は年間30億円前後。
八村塁選手が日本人で初めてNBAのドラフト1巡目で指名された年で、渡辺雄太選手と共に日本チームとして参戦したことも考えると、かなりお買い得な放映権だと言われました。
しかしいざ放送されると、15%は狙えると予測されていた日本×アメリカの平均視聴率は8.1%
同日に日本テレビで放送されたサッカー・キリンチャレンジカップ・パラグアイ戦の平均視聴率11.7%に大きな差をつけられる結果となってしまいました。

【関連記事はこちら】⇩
【FIBA】バスケワールドカップスポンサー一覧【2023】
【JBA】バスケットボール日本代表スポンサー一覧

【FIBA】バスケワールドカップ 2023の放映権

日本では苦戦することがあるとはいえ、世界的には人気上昇中のFIBAバスケットボール・ワールドカップ。その各国の放映権はどういった放送局が獲得しているのでしょうか。

各地域の放映権所有一覧

各地域の放映権を獲得した局は以下のようになります。

地域
日本テレビ朝日

日本テレビ

アメリカ

オーストラリア

ブラジル

ESPN
カナダSportsnet
ボスニア・ヘルツェゴビナ

クロアチア

モンテネグロ

セルビア

スロベニア

北マケドニア

Sport Klub
ブルガリアNova Sport
ギリシャ

キプロス

Novasports
ポーランドTVP
チェコ共和国

スロバキア

トルコ

Saran Media

(チェコ共和国のみČTも)

フィンランドNelonen Media
バルト三国TV3 Group
フランスFranceTélévisions

beIN Sports

スペインRTVE
スウェーデンSVT
ドイツMagenta Sport
イタリアEleven Sports
インドネシアMNC Media
南米地域Torneos
レバノンLBCI
中東・北アフリカ地域beIN Sports
ニュージーランドTVNZ
フィリピンCignal

Smart

中国CCTV

ここに名前が上がっている会社はいずれもその地域では有数の巨大メディア
例えばESPNはディズニーが出資しているスポーツエンターテインメントネットワークで、NBA、NFL、UFC、NBL、MLB、NHLなどの放送権を所有。毎年 1万時間以上のスポーツ中継を配信しています。
中国のCCTVは国営の公共放送テレビ局。バスケットボールが国民的スポーツである中国では非常に高い視聴率を誇っています。

【FIBA】バスケワールドカップ 日本での中継

2019年大会では全ての試合がフジテレビで放送されたわけではないバスケットボール・ワールドカップ。
2023年大会の日本での中継はどのようになっているのでしょうか。

DAZN

元の放映権をDAZNの運営会社が所有しているだけに、FIBAバスケットボール・ワールドカップは全試合がDAZNでライブ配信されます。
有料ではありますが、全ての試合をガッツリ見たい人には、日本では唯一の選択肢です。

地上波放送

地上波に関しては、ラウンド1の日本戦3試合が放送されます。

8月25日(金) 日本×ドイツ 日本テレビ系列(生中継)
8月27日(日) 日本×フィンランド テレビ朝日系列(生中継)
8月29日(火) 日本×オーストラリア テレビ朝日系列(生中継)

まとめ

世界の放送局が争奪戦を繰り広げるFIBAバスケットボール・ワールドカップ。
これまで日本では高い視聴率を取ることがありませんでしたが、世界的な注目は近年さらに高まっています。
日本でも開催される記念すべき大会をしっかり応援しましょう。

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