サッカーのハイライトといえば、もちろんゴールシーン。
そしてゴールの後に見られる選手のパフォーマンスも楽しみの一つです。
ゴールパフォーマンスはチームや選手の個性をアピールできるチャンス。
これまでにユニークなパフォーマンスがたくさん生み出されています。
今回は、サッカーのゴールパフォーマンスを独自のランキング形式でご紹介。
ルールや禁止行為も解説します。
【サッカー】ゴールパフォーマンスTOP10
まずは有名なゴールパフォーマンスを行っている選手とそのポーズを、カウントダウン。
ポーズの意味や由来もご紹介します。
10位 マーカス・ラッシュフォード
マンチェスター・ユナイテッドのマーカス・ラッシュフォード選手が行うゴールパフォーマンスは、こめかみを人差し指でさすポーズ。
彼の活躍に比例してこのポーズ自体がイングランドを中心に流行しています。
意味は「自分は今ゾーンに入っている」というもの。
もともとは2014年にテニスの全豪オープンを制したスタン・ワウリンカ選手が、格上のノバク・ジョコビッチ選手とラファエル・ナダル選手を撃破したときに行ったものだと言われています。
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9位 ルイス・スアレス
ウルグアイ代表でバルセロナに所属し、1シーズン4回のハットトリックを達成したこともあるルイス・スアレス選手は、相手チームの選手に噛み付く癖もあるワイルドな選手。
ところがゴールパフォーマンスは4本の指と右手首へキスをするというキュートなものです。これは妻と娘、3人の息子にそれぞれ捧げるもの。
実はかなりの家族思いである彼らしいパフォーマンスなのです。
8位 アンヘル・ディ・マリア
アルゼンチンのアンヘル・ディ・マリア選手のゴールパフォーマンスは胸の前で両手のハートマークを作るかわいいポーズ。
これは彼の奥さんに向けたものだそうです。2008年にポルトガルで一緒に暮らし始めた日にマリア選手は見事に得点。そこで彼女のために両手でハートを作ったのが、ずっと続いているのです。
7位 エディンソン・カバーニ
ウルグアイ代表のエディンソン・カバーニ選手のゴールパフォーマンスは、ファンのいるスタンドに向けて矢を放つポーズ。
ウルグアイの先住民族であるチャルーア族の狩猟を意味しています。
またカバーニ選手の娘はチャルーア族を参考にしたインディアという名前。矢を放つポーズは娘に向けたものにもなっています。
6位 アーリング・ハーランド
ノルウェー代表のフォーワード、アーリング・ハーランド選手のゴールパフォーマンスは、ヨガの「蓮華座(れんげざ)」。
お寺で瞑想しているようなポーズですが、彼は普段から瞑想をしているため、ゴール後にその姿を披露するのだと語っています。
5位 パウロ・ディバラ
アルゼンチン代表としても活躍し、2022年にユヴェントスからASローマに移籍したパウロ・ディバラ選手のゴールパフォーマンス、「ディバラ・マスク」もファンにはおなじみです。
これは人差し指と親指で顔を覆うポーズで、映画「グラディエーター」の剣闘士を表現しています。テレビこの映画を見て、「勇敢さの象徴」として行うことを決めたそうです。
4位 キリアン・エムバペ
ゴールを量産するフランスの英雄、エムバペ選手のゴールパフォーマンスは、腕を胸の前で組んで手を両脇に挟み、親指を立てるポーズ。
このパフォーマンスは7歳年下の弟エタンとゲームで遊んでいたときに、弟が見せたポーズです。
「このパフォーマンス、試合でやってよ」と言われて、本当に始めました。
3位 長友佑都
海外で長く活躍した長友佑都選手のゴールパフォーマンスは、チームメイトに頭を下げる「お辞儀パフォーマンス」。
2011年にセリエA初ゴールを決めたときに披露して以来、彼の代名詞になりました。
日本人のキャラクターを活かした動きでセルフプロデュースに成功した長友選手は、その後セリエAで長く愛される選手になったのです。
2位 クリスティアーノ・ロナウド
世界的に最も有名なゴールパフォーマンスの一つが、クリスティアーノ・ロナウド選手の「Siuuu」のセレブレーション。
ジャンプをしてSiuuuという掛け声と同時に両手を広げながら着地するパフォーマンスです。
このSiuuuはイタリア語で、英語のYeeeeesのようなもの。アメリカで初めて行ったパフォーマンスですが、「サポーターが Yeeeees!と言っているような気がした」という以外、なぜこのセレブレーションを行なったのか本人にも分からないそうです。
1位 三浦知良
日本人のサッカーファンにとって、ゴールパフォーマンスといえばやはり三浦知良選手のカズダンスではないでしょうか。
初期のJリーグを盛り上げ、その象徴ともなったカズダンスは、ブラジルのサンバがベース。これに友人であるアイドルの田原俊彦さんがアレンジを加えて完成しました。
三浦知良選手は日本にゴールパフォーマンスを定着させた功労者だといえます。
【サッカー】ゴールパフォーマンスのルール
バラエティ豊かなゴールパフォーマンス。
ではこのパフォーマンスにルールや禁止事項はないのかというと、実は完全に自由というわけではありません。
FIFAの競技規則第12条に「得点時の選手によるパフォーマンスは過剰であってはならない」と定めているのです。
また過度に時間を失う事態を想定して3種類の行為を禁止。イエローカードの対象としています。
その3つの行為は以下のとおり。
・挑発的、嘲笑的、または扇動的行為をした場合
・周囲の柵によじ登った場合
・ユニフォームを脱いだりそれで頭を覆ったりした場合
ユニフォームを脱ぐのはなぜ違反?
ユニフォームを脱ぐパフォーマンスはよく目にした気がしますが、これはなぜ禁止となったのでしょうか。
その原因を作ったのはディエゴ・フォルラン選手です。
2002年にマンチェスター・ユナイテッドに所属していたフォルラン選手は、サウサンプトンとの試合で決勝ゴールを決め、ユニフォームを脱ぐパフォーマンスを披露。これがあまりに長かったため審判が試合を再開したのですが、フォルラン選手はユニフォームを着直す暇がなく、片手にユニフォームを握ったまま上半身裸でプレーしたのです。
この恥ずかしい事態を受けてユニフォームを脱ぐのは2004年から禁止になりました。
ちなみにこれは当然のように上半身を想定したものですが、タイ・プレミアリーグのマリオ・ジュロヴスキー選手は、ゴール後にショーツを脱いで頭にかぶって踊り、イエローカードをもらっています。
まとめ
今回は個人の有名なゴールパフォーマンスをご紹介しましたが、他にも集団でパフォーマンスを行うチームもあります。
サポーターが一体となって熱狂できるゴールパフォーマンスはやはり盛り上がるもの。
選手には今後もユニークなパフォーマンスを開発してほしいものです。
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