ワールドカップとはスポーツの国際大会の名称に使われることが多く、「W杯」と表記されることもあります。
団体競技では世界選手権大会と同義とされており、4年ごとに開催されるものが多い傾向にあります。
個人競技では1シーズンにおいて世界各地で開催し、それぞれの試合での順位をポイント換算して、総合獲得点で年間王者を決定するワールドツアー形式を取っているものが多く、テニスやゴルフはこれにあたります。
今回はワールドカップの中で最も有名とされているサッカーのワールドカップについてと、その歴代優勝国について紹介します。
FIFAワールドカップについて
数あるワールドカップの中でも、最も有名なワールドカップはサッカーのFIFAワールドカップです。
むしろ、サッカー以外の競技に名付けられた「ワールドカップ」は「FIFAワールドカップ」が成功し、あやかったと言われています。
「FIFA」は「国際サッカー連盟」のことで、「ワールドカップ」の名称を商標登録しようとしましたが、却下され「FIFAワールドカップ」と登録しました。
そのため、他のスポーツが「ワールドカップ」を付けた大会を開くことが出来るようになりました。
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サッカーワールドカップの歴代優勝国
サッカーのワールドカップは4年に1回に開催しているため、1930年〜2018年で21回開催しています。
2022年は11月21日から12月18日まで「カタール」で行うことが決まっています。
過去にFIFAワールドカップで優勝した国について優勝回数なども併せて紹介していきます。
ブラジル
FIFAワールドカップで最も優勝している国はカナリア軍団のブラジルです。
出場回数も初回大会から出場し続けているため21回です。
その優勝回数は5回で、1958年FIFAワールドカップ・スウェーデン大会、1962年FIFAワールドカップ・チリ大会、1970年FIFAワールドカップ・メキシコ大会、1994年FIFAワールドカップ・アメリカ大会、2002年FIFAワールドカップ・韓国日本大会で優勝しています。
チームカラーはカナリア色、青、緑、白で構成されており、ブラジル国旗から取られています。
愛称の「カナリア軍団」はチームカラーより名付けられました。
ブラジル代表はこれまでにFIFAランキングで1位になったことがあります。
ワールドカップ優勝国の中で、地元での開催経験がない国の1つです。
イタリア
イタリア代表はFIFAワールドカップに18回出場しており、優勝4回の成績を収めています。
これまでにFIFAランキングで1位になったことがある強豪国です。
1934年FIFAワールドカップ・イタリア大会、1938年FIFAワールドカップ・フランス大会、1982年FIFAワールドカップ・スペイン大会、2006年FIFAワールドカップ・ドイツ大会で優勝しています。
チームカラーは青色を基調としており、地中海ブルーと呼ばれています。
国旗にない色を取り入れている数少ない国の1つです。
ユニフォームが青いのは、かつてのイタリア王国の王家ことサヴォイア家から来ているとされています。
イタリア代表の通称は「アズーリ」で、これも「青」を意味しています。
ドイツ
ドイツ代表はFIFAワールドカップに19回出場しており、優勝4回の成績を収めています。
決勝戦に8回、準優勝4回、さらにはこれまでにFIFAランキングで1位になったことがある強豪国です。
1954年FIFAワールドカップ・スイス大会、1974年FIFAワールドカップ・西ドイツ大会、1990年年FIFAワールドカップ・イタリア大会、2014年FIFAワールドカップ・ブラジル大会で優勝しています。
ドイツ代表チームの愛称はディー・マンシャフトと呼ばれ、ドイツ語で「ザ・チーム」という意味です。
ウルグアイ
ウルグアイ代表は過去12回ワールドカップに出場しており、優勝2回の成績を収めています。
FIFAワールドカップ初回大会の開催国になり、初代王者です。
20世紀前半において世界屈指の強豪国として君臨していました。
しかし、1970年以降から予選敗退するようになり、「古豪」と紹介されることもあります。
空色を基調としたチームカラーを使用しています。
そのチームカラーから「セレステ」という愛称で呼ばれています。
アルゼンチン
アルゼンチン代表は過去16回ワールドカップに出場しており、優勝2回の成績を収めています。
FIFAランキングで1位にもなったことがある強豪国です。
アルゼンチン代表はディエゴ・マラドーナなど数多くのスーパースターを輩出しています。
チームカラーは空色を基調としており、そこから「アルビセレステス」と呼ばれています。
フランス
フランス代表は過去14回ワールドカップに出場しており、優勝2回の成績を収めています。
FIFAランキングでも1位になったことがある強豪国で、ジダンやティエリ・アンリなど数多くのスーパースターを輩出しています。
「レ・ブルー(青の複数形)」、「ル・コック(雄鶏)」の愛称で呼ばれています。
フランス代表はイタリアに対してのライバル意識が強く、国際大会で数々の名勝負を繰り広げられています。
イングランド
イングランド代表は過去14回ワールドカップに出場しており、自国で開催された1966年に優勝しています。
イングランドはフットボール・サッカーの発祥の地とされており、古くから世界を代表する強豪国として知られています。
愛称の「スリーライオンズ」はイングランドサッカー協会のエンブレムに描かれている「3頭の獅子」から来ており、これはイングランド王室勲章に由来すると言われています。
スペイン
スペイン代表は過去14回ワールドカップに出場しており、南アフリカで開催された2010年に優勝しています。
チームカラーは赤色を基調としており、「ラ・ロハ(赤色の意)」という愛称で呼ばれていて、日本ではそのプレースタイルから無敵艦隊の愛称で親しまれています。
まとめ
今回はワールドカップ歴代優勝国について解説しました。
過去21回開催して、8カ国・地域が優勝しています。
第22回大会である2022年に開催されるカタールFIFAワールドカップではどの国が優勝するのか楽しみです。
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