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【フロンターレを常勝軍団に】キャプテン谷口彰悟の覚悟|3連覇へ向けて

スポーツ界の“気になる人”へ迫る企画「スポスルインタビュー」

記念すべき第一弾アスリートは谷口彰悟選手です!

シーズン中にも関わらず、全三回に渡るロングインタビューに応じていただきました。

【谷口彰悟選手、インタビュー1回目の記事はこちら】⇩
【プロになるために】川崎フロンターレ:谷口彰悟 〜学生時代の歩み〜

【谷口彰悟選手、インタビュー2回目の記事はこちら】⇩
【プロへの軌跡】谷口彰悟が大切にする客観視とは?日本代表への想いも

最終回となる今回は、近年稀に見る圧倒的強さで2020年、2021年のJ1リーグを制した川崎フロンターレで、昨シーズンから引き続きチームを率いるキャプテン・谷口彰悟選手にキャプテンとしての思いや今シーズンのチームについて、そしてJリーグ3連覇への抱負を伺った。

【谷口彰悟(たにぐちしょうご)/川崎フロンターレDF・日本代表】
1991年7月15日生まれ。熊本県出身。大津高校から筑波大学へ進学し、2014年に川崎フロンターレへ入団。
現在キャプテンとしてチームを率いる他、日本代表でも活躍している。

インタビュアー・文:高須啓睦

自分を高めることでチームにいい影響を与えられるキャプテンでありたい

―――少し前の話になりますが、キャプテンに指名された時の気持ちを教えてください
谷口彰悟  もちろん誰でもやれる役割ではないと思っているので、非常に光栄な気持ちはありました。

でも「俺でいいのかなって」いうのは最初思いましたね。務まるのかなっていう思いは正直自分の中でありました。

―――キャプテンになってから変わったことはありましたか?
谷口彰悟 キャプテンになる前に副キャプテンをやらせてもらっていたんですが、副キャプテンの時の方が冷静にチームの事だけを考えられていたと思います。

当時のキャプテンは小林悠選手で、どんどんチームを引っ張ってくれるようなタイプだったので、小林選手が目指している方向へチームの意識を向けられるような雰囲気を作っていこうと思いながらサポートしていました。

今ももちろんチームのことは考えていますし、周りも見ているんですけど、それ以上に“自分たちはどうなりたいのか”“チームをどうしていきたいか”っていう部分を今はすごく考えて行動するようになりました。

副キャプテンの時は客観的にクラブを支えてクラブのことを考えていましたが、キャプテンになってからはクラブのために自分がどうあるべきか、どう自分を高めていくかを考えるようになりました。

キャプテンとしてチームにいい影響を与えるためにも、自分の思いや感覚をどんどん出していこうと思っています。

―――自分を高めることでチームにどのような影響を与えると考えていますか?
谷口彰悟 リーダーって意外と周りからも凄く見られていると思うんですよね。

キャプテンの行いが選手達にどういう影響を与えるかっていうのは副キャプテンの時見てきたので、とにかく自分が練習や試合に対してどう取組むかっていう姿勢は大切にしています。

どんどん自分を高めていく作業が、チームを上げていくことに繋がると思っています。

今年は特にチームとしての“総合力”を上げていきたい

―――キャプテンから見て今年のチームはどんな特徴がありますか?
谷口彰悟 ハードワークができる選手がたくさんいる印象があります。

ひとつひとつのクオリティーやプレーについてはまだまだ足りない部分というか、変えていかないといけない部分はありますけど、やろうとする姿勢だったり、上手くなりたいという意欲を感じる選手が多いので、伸びしろの部分でいうとすごく今後が楽しみなチームだと思います。

―――去年と今年のチームの違いについて教えてください
谷口彰悟 ここ数年、去年と一昨年は圧倒してリーグ優勝することができたので現状が物足りないと思われるかもしれないですけれども、チームとしてはがむしゃらさというか、そういったものは去年と比べて非常に強いと感じています。

今年のチームも攻撃が武器のチームです。
常に得点を狙うという姿勢はどの年も第一に考えているチームなので、そこは今年もブレていないですね。

とにかく攻撃的なクラブの姿勢は変わっていません。

―――キャプテンとしてどうチームに貢献していきたいと考えていますか?
谷口彰悟 やっぱり3連覇を目指しているチームなので3連覇したいと思っています。

そのためにはまだまだ1人ひとりが強くなっていかないと簡単に優勝できないと思いますし、よりもっとチーム内で激しく競争しながらやっていきたいです。

いろんな選手が試合に出て結果を残していく、そういったチーム力というか総合力を今年は特に上げていきたいなと思っています。

強いチームから“常勝軍団”へ

―――チームとしての今シーズンの抱負をお願いします
谷口彰悟 これまで「どうしたら優勝できるか」っていうのを考えながらやっていく中で、2020年に優勝して、翌年連覇することができて、ほかにもいろんなカップ戦のタイトルを取れるようになって、強いと思ってもらえるチームになってきました。

それはすごく誇らしく感じています。

これからも常に絶対王者っていうのを維持していきたい、常勝軍団になりたいっていう思いがあるので、そこを目指して今シーズンも戦っていきたいです。

―――最後になりますがファンサポーターは選手たちにとってどのような存在ですか
谷口彰悟 僕らにとってはなくてはならない存在です。今はコロナもあり、サポーターの中で声出しが禁止されていたりとか、前までは入場制限なんかもありましたし、それが徐々に緩和されてきてスタジアムに入れる人も多くなってきました。

サポーターの皆さんのお陰で僕たちが気持ちよくサッカーができる、モチベーションも上がりますし、皆さんが応援してくれるから頑張れるっていうのはすごく感じています。

本当に一緒に戦ってくれる仲間です。

他を圧倒する攻撃的スタイルが武器の川崎フロンターレ。そのスタイルは今シーズンも変わっていない。

選手たちを支えるサポーターと共に、新たな新境地“常勝軍団”を目指して今シーズンを戦っていく。

【谷口彰悟選手、インタビュー1回目の記事はこちら】⇩
【プロになるために】川崎フロンターレ:谷口彰悟 〜学生時代の歩み〜

【谷口彰悟選手、インタビュー2回目の記事はこちら】⇩
【プロへの軌跡】谷口彰悟が大切にする客観視とは?日本代表への想いも



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高須啓睦

高須啓睦

フリーアナウンサー(元NHKキャスター)

学生時代は陸上部で毎日走り込んでいました。主な種目は100mハードルでした!最近はゴルフとキャンプにハマっています。スポーツは見るのもするのも大好きです!

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