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トップ選手への道のり

カバディのプロへの道のり~活動内容などを徹底解説!

2021年4月「灼熱カバディ」というアニメが放送され、その知名度もあがりつつあるスポーツが、カバディです。

「走る格闘技」「究極の鬼ごっこ」と称されるカバディはインドでは非常に人気なスポーツで、トップ選手を目指す選手が多数。

この記事では、そんなカバディのトップ選手になる方法を徹底解説していきます。

カバディのプロになるためにすべきこと

カバディのプロ選手になるためには、本場インドでプロリーグに所属し、そこで活躍することが求められます。そのためには、まず日本の大会で活躍しなければなりません。

公式大会に出る資格を得るために、日本カバディ協会への会員登録が必要です。登録は日本カバディ協会のホームページから会員登録ができます。

会員になると大会への参加資格を得るだけでなく、様々な恩恵を受けられるようになります。また、良い成績を残していけば日本代表に選ばれるようになるので、まず会員登録が必須です。

日本代表に選ばれるレベルになっても、圧倒的なレベルの本場インドで活躍することは、容易くありません。

ここからは、インドのレベルに近づくためにすべきことについて解説していきます。

カバディのプロ選手に求められる要素

カバディはラグビーに似た動きを求められます。カバディのプロ選手になるためには、以下の3要素が重要です。

1.当たり負けしない強い身体
2.俊敏性・瞬発性
3.状況判断能力

先述した通り、カバディは「走る格闘技」と呼ばれるので、身体のぶつかり合いがあるスポーツになります。ゆえに、当たり負けしない強い身体が必要です。

究極の鬼ごっこ」とも冠されているので、俊敏性・瞬発性も不可欠で、コンマ数秒で適切な判断を求められる場面も多いので状況判断能力も非常に重要になってきます。

海外の選手に比べ、日本の選手の体格が劣ることは否定できません。国際大会では、体重の上限が85Kgに定められていますが、日本人の体格で85Kgまで体重を増やしてしまうと、機動力が失われます。海外の選手は上限ギリギリの体重で機動力も備えている選手も多いことから、日本は苦戦を強いられることが多々あります。

機動力を武器にするのもひとつの方法ではありますが、圧倒的な体格差の前では、なす術がありません。日本人選手がトップ選手になるためには、身体を大きくしつつ、スピードを維持する必要があります。

そのためのトレーニング方法についてみていきましょう。

カバディプロ選手になるためのトレーニング

基本となるのは、トレーニングと食事です。

トレーニングについては、高負荷のトレーニングで部位ごとに身体を鍛えていくことが効果的です。ベンチプレススクワットデッドリフトで各部位を大きくしていくという方法もあります。

また、インドでのプロ経験を持つ下川正將選手によると「ブルガリアンスクワット」がとても効果的だとのことです。カバディは片足に体重をかけるタイミングが多く、かつ低い姿勢で動き続けることが多いスポーツです。ブルガリアンスクワットは片足になったときに体重が乗る臀部を強くでき、身体の上手な使い方も身につくので、おすすめされています。

食事に関しては、栄養のバランスをよくとることはもちろん、極力食材から栄養を摂取することを推奨しています。
「走る格闘技」「究極の鬼ごっこ」と称される、カバディのトップ選手になるためには、強い身体・スピード・状況判断の3つが大切であるということです。それらを適切なトレーニングと食事で鍛えていきましょう。

プロカバディ選手について

実は日本にはプロカバディ選手がいません。日本はカバディのプロリーグが存在せず、日本の選手の多くは会社員をやりつつカバディをしていたり、学生の選手であったりします。

カバディが国民的スポーツであるインドではプロリーグがあり、インドのプロリーグに所属しているパルディープ・ナルワル選手や、アジェイ・ターカー選手が世界のトップ選手です。

2014年から2017年はインドのプロリーグに日本人選手が2人所属していました。2014年から2016年に下川正將(しもかわまさゆき)選手、2014年・2017年に河野貴光(こうのたかみつ)選手がインドでのプロ経験があります。

やはりインドのレベルは非常に高く、初めはレベルの違いを痛感していたそうです。

カバディ・プロ選手の活動・年収

先述した通り、日本ではカバディのプロ選手はいないので、日本のカバディ選手は会社員や学生をしながらトレーニングや試合に挑みます。

カバディ大国のインドでは、国民の3分の1ほどがカバディを見ているためカバディの認知度は高く、トップ選手は外でサインを求められることもあるそう。テレビでのカバディ選手紹介の演出も派手で、メディアへの露出も非常に多いです。日本にとっての野球やサッカークラスの人気を誇っています。また、国際大会の開催は主催国であるインド次第なので、特に周期などはありません。

気になる収入ですが、トップ選手になると2,000万円ほどもらっているようです。収入トップ10をランキングで見ても、全員が1,000万円を超えています。

野球やサッカーのトップレベルには及びませんが、カバディのレギュラーシーズンは3か月ほどですので、3か月で1,000万円と考えると非常に稼げる部類ではないでしょうか。

まとめ

シンプルに見えて非常に奥深いスポーツ・カバディ。特に道具も必要なく体一つで楽しむことができます。

そんなカバディのトップ選手になるためには強靭な肉体とスピード、適格な判断能力をもつ海外の猛者と渡り合わなくてはなりません。一筋縄ではいかないかもしれませんが、「灼熱カバディ」の影響もあり、カバディ人口は増加することが考えられます。

そのようになれば日本のカバディも強くなり、日本からトップ選手が排出されることも大いにありうるでしょう。

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エスハ

エスハ

スポーツは生活の一部

スポーツをプレーするのも観戦するのも好きな、エスハと申します。 日本では競技人口があまりいない、スカッシュを大学時代にプレーしていました。 中高6年間は野球をしており、今も草野球をしています。 阪神タイガースと楽天イーグルスのファンです。 寝る前に、その日の試合のハイライトをみるのが毎日のルーティン。

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