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パワーリフティングのプロ選手になるには!?活動内容なども解説!

パワーリフティングというスポーツの名前を耳にした事はあるでしょうか?「あっ!重りのついたバーベルを頭の上に持ち上げる競技でしょ!」と思った方も多いと思います。

惜しいです。その競技は『ウエイトリフティング』で、パワーリフティングとは別のスポーツです。

今回は、『パワーリフティング』のトップ選手になる為の方法や、パワーリフティングについてお伝えしていきます。

パワーリフティングとはどんな競技なの?

パワーリフティングは、通常のウエイトトレーニングの『ビッグスリー』と呼ばれる3種目の合計挙上重量を競うスポーツです。「ビッグスリーって一体どんな種目なの?」と聞かれても、よく分からないのが現状です。

どのような種目があるのか、詳しく説明していきます。

1つ目が『スクワット』です。バーベルを肩に担ぎ屈伸を行う種目です。
2つ目が『ベンチプレス』です。台の上に仰向けになり、バーベルを持ち胸につけた後に上に持ち上げる種目です。
3つ目が『デッドリフト』です。床に置いてあるバーベルを両手で掴み、体を伸ばしながら引き上げる種目です。

この3種目の合計挙上重量を競うのが、パワーリフティングというスポーツです。なお、「ベンチプレス」のみで、行われる大会も開催されています。

パワーリフティングのプロ選手になるためには?

パワーリフティング選手になり、大会に出るためには公益社団法人パワーリフティング協会に選手登録する事が必須です。国内での大会は都道府県別の大会やブロック別の大会などがあります。

大会で標準記録を突破し、参加している大会での成績によって更に上の大会への参加資格が与えられ、全日本の大会になると、国際大会への選抜を兼ねている大会でもあり、トップレベルの選手達はそこを見据えてトレーニングを行ってきます。また、教員や実業団などの大会もあり、企業などに所属しながら大会に出場する選手も合います。

実は、日本国内ではパワーリフティングのプロ選手はかなりの少数なのです。ほとんどの選手は別に仕事をしながらトレーニングを重ね大会にエントリーしたり、実業団などに所属し大会にエントリーしたりしているのが現状です。

しかし、プロ選手などは少ないものの、国際大会では日本人選手が良い成績を収めた事もあり、日本人選手の海外での活躍も期待できる競技です。

パワーリフティング選手の現状

実は、パワーリフティングは大会で優勝して、賞金が出るわけではありません。協賛しているサプリメントメーカーから、上位入賞者にはプロテインなどのサプリメントが提供される事もあります。

日本国内の数少ないプロ選手は、個人的にスポンサーを獲得し、活動費などをサポートしてもらい、パワーリフティングに専念しています。

先述した通り、日本国内のパワーリフティング選手の多くは、仕事をしながらパワーリフティング選手として活動している方がほとんどです。

海外には、プロとして活動している選手が多数おり、競技としての認知度なども含め日本よりは恵まれているというのが現状です。

練習場所は、ノーギア(専用のシャツを着用しないで、自宅にて器具を購入して、ホームジムで練習する方や、民間のフィットネスクラブで練習をする方が多いです。フルギア(専門のシャツを着用するで本格的に練習をするのであれば、パワーリフティングに特化した専門ジムでトレーニングする事が、テクニックなどの向上には適していると考えられます。

パワーリフティングに必要な技術

パワーリフティングは、とにかくトレーニングをしていれば、重い重量を上げられる訳ではありません。トレーニングによって、鍛え抜かれた筋肉・筋力を最大限使う為に様々な工夫があります。
重量を持ち上げる為に、一部分の筋力だけではなく様々な体の連動を使って一つの動作を行っているのです。

トップレベルの選手達の多くは、呼吸一つにもこだわりを持ち、身体全体のタイミングが一つに合った際に自分の肉体の能力を解放するにようにして、動作を行っていきます。
筋力などの肉体的なパワーはもちろん必要ですが、この「集中力」という精神的なパワーも高重量を扱う上で、重要な技術になってくる事は間違いないと思います。

各種目の動作を行う前の静寂も競技の魅力の一つです。

まとめ

パワーリフティングという競技は可能性に満ち溢れた競技です。他のスポーツをやっている選手達や趣味でトレーニングしている方でも、パワーリフティングの種目である「スクワット」「ベンチプレス」「デッドリフト」を積極的にトレーニングに取り入れている方は少なくないと思います。

この事から現在、パワーリフティング選手として活動していなくても、今後競技者としてパワーリフティングに参加する競技者も多いはずです。現に他のスポーツからパワーリフティングに転向した選手も数多く存在しています。

そういった選手達が増えることで、他のスポーツから転校する選手やパワーリフティングを知らない方も競技に参加しやすくなり裾野が拡がっていく可能性が、十分にあると考えられるからです。

またパワーリフティングは、パラリンピックの競技種目に採用されています。下肢障がいの選手がベンチプレスでのパワーを競い合っています。パワーリフティングは、様々な環境の選手達が参加できる魅力あるスポーツです。

これから更に注目を集めるスポーツに発展し、パワーリフティング選手の在り方が、大きく改善されることを期待したいですね。

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コジ

コジ

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柔道整復師・パーソナルトレーナー・メンタルトレーナーの資格を保有しスポーツに関わっています。わかりやすく、読みやすい記事をお届け致します!

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