スポーツは身体の限界が来るとどうしても動けなくなってしまいます。
趣味のスポーツであれば、長く続けることができるかもしれませんが、プロスポーツはそういうわけにいきません。
ハイレベルな戦いを繰り広げる必要があるため、怪我や故障、または体力的な衰えで「引退」を余儀なくされます。
そのプロ選手としての寿命は、スポーツ種別・個人によって差があります。
プロ野球での選手寿命は他のスポーツ比べてどれくらい長いのでしょうか。
また、プロ野球の現役選手で最年長は誰なのでしょうか。
上位5名について紹介します。
選手寿命について
選手生命が終わるきっかけとして、成績や技術的な面を除くと大きく2つあります。
①怪我による突然な選手生命の終わり
②年齢からくる体力的な低下による選手生命の終わり
年齢からくる体力的な能力低下によるものは、自分が納得するかどうかがポイントとなってきます。
基本的には格闘技や瞬発力系のスポーツは消耗が激しく、短命になることが多い傾向にあります。
しかし、技術によるカバーやメンテナンスを丁寧に行うことにより、息の長い選手も存在します。
【関連記事はこちら】⇩
・【プロ野球】歴代投手の個人記録をご紹介!
・【盗塁王】歴代スピードスターの記録をご紹介!プロ野球界の韋駄天!
スポーツ別の選手寿命
スポーツの種類によって選手寿命が大きく変わってきます。
平均的な引退年齢をスポーツ別で紹介します。
新体操:20歳
ボクシング:23歳
フィギュアスケート:24歳
相撲:25歳
ソフトボール:25歳
水泳:25歳
サッカー:26歳
ラグビー:26歳
体操:28歳
柔道:28歳
野球:29歳
バスケットボール:30歳
バレーボール:30歳
卓球:30歳
フェンシング:30歳
バドミントン:30歳
テニス:35歳
競馬:40歳
競艇:55歳
プロ野球は29歳という年齢で平均的に引退しているため、高卒でプロ入りした場合、約10年で引退している人が多いことがわかります。
歴代最年長選手
平均年齢29歳で引退するプロ野球の中で、最も現役生活を続けていた選手は誰なのでしょうか。
紹介します。
1位:山本昌
【個人プロフィール】
生年月日:1965年8月11日
出身地:神奈川県
利き手(投・打):左・左
プロ野球歴:中日ドラゴンズ
タイトル・表彰歴:最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率、沢村栄治賞、ベストナイン、月間MVP、最優秀バッテリー賞、最優秀投手
【最年長記録】
最年長出場:50歳2か月
最年長打席:49歳1ヶ月
最年長登板:50歳2ヶ月
最年長先発:50歳2ヶ月
最年長勝利:49歳
最年長完投:45歳
最年長完封:45歳
採用奪三振:49歳12ヶ月
最年長ホールドポイント:47歳1ヶ月
最年長ノーヒットノーラン:41歳7ヶ月
プロ野球界において最も長く現役でプレーした選手は山本昌です。
プロ野球は平均年齢29歳で引退することが多い中、50歳と8ヶ月で引退するという鉄人ぶりを見せました。
2位:浜崎真二
【個人プロフィール】
生年月日:1901年12月10日
出身地:広島県
利き手(投・打):左・左
プロ野球歴:阪急ブレーブス
タイトル・表彰歴:野球殿堂競技者表彰
現役時代は阪急ブレーブスに在籍し、山本昌に破られるまで、選手兼任監督として日本プロ野球史上最高年齢公式戦出場記録を64年間に渡り、保持していました。
身長が150cm台ということもあり、日本プロ野球史上最も背の低い選手とされています。
現役最年長選手のトップ5名
2022年における現役選手で最年長上位5名を紹介します。
福留孝介
【個人プロフィール】
生年月日:1977年4月26日
出身地:鹿児島県
利き手(投・打):右・左
プロ野球歴:中日ドラゴンズ、シカゴ・カブス、クリープランド・インディアンス、シカゴ・ホワイトソックス、阪神タイガース、中日ドラゴンズ
タイトル・表彰歴:首位打者、最高出塁率、最優秀選手、ベストナイン、ゴールデングラブ賞、月間MVP
ポジション:外野手
身長:182cm
体重:90kg
血液型:B型
2022年に引退することとなった福留孝介は2022年度シーズンにおける現役最年長選手でした。
福留孝介は20世紀にプレーした最後の現役選手でした。
能見篤史
【個人プロフィール】
生年月日:1979年5月28日
出身地:兵庫県
利き手(投・打):左・左
プロ野球歴:阪神タイガース、オリックス・バッファローズ
タイトル・表彰歴:最多奪三振、月間MVP
ポジション:投手
身長:180cm
体重:74kg
血液型:AB型
2022年限りで引退した能見篤史は、最後のオリックス・バッファローズには、2021年に投手コーチ兼選手として移籍しました。
日本プロ野球で初めて、最年長セーブ・最年長ホールドの球団記録を40代に複数の球団で樹立しています。
石川雅規
【個人プロフィール】
生年月日:1980年1月22日
出身地:秋田県
利き手(投・打):左・左
プロ野球歴:ヤクルトスワローズ
タイトル・表彰歴:最優秀防御率、新人王、ゴールデングラブ賞、月間MVP、最優秀バッテリー賞
ポジション:投手
身長:167cm
体重:73kg
血液型:A型
現役の生涯をヤクルトスワローズでプレーしている石川雅規は、フランチャイズ投手として史上初の20年連続勝利を達成しています。
和田毅
【個人プロフィール】
生年月日:1981年2月21日
出身地:島根県
利き手(投・打):左・左
プロ野球歴:福岡ダイエーホークス・ソフトバンクホークス、シカゴ・カブス、福岡ソフトバンクホークス
タイトル・表彰歴:最多勝利、最高勝率、最優秀選手、新人王、ベストナイン
ポジション:投手
身長:179cm
体重:80kg
血液型:O型
「松坂世代」最後の現役選手としてプレーしている和田毅は世代を代表する投手の1人です。
糸井嘉男
【個人プロフィール】
生年月日:1981年7月31日
出身地:京都府
利き手(投・打):右・左
プロ野球歴:北海道日本ハムファイターズ、オリックス・バッファローズ、阪神タイガース
タイトル・表彰歴:首位打者、盗塁王、最高出塁率、ベストナイン、ゴールデングラブ賞、月間MVP
ポジション:外野手
身長:188cm
体重:99kg
血液型:A型
「超人」の愛称で親しまれている糸井嘉男は福留孝介が引退したため現役選手として最年長野手となりました。
まとめ
今回はプロ野球における現役最年長選手上位5名を紹介しました。
プロ野球での引退平均年齢は29歳とされていることから、40歳を超えてもまだ現役を続けているということは、血が滲むような努力をしているということになります。
今後、どのような選手が最長記録を更新するのか注目です。
【関連記事はこちら】⇩
・【プロ野球】連勝記録をたたき出した歴代チームをご紹介!
・【野球】殿堂入り一覧|各選手の経歴・詳細もご紹介!