監督によってチームの雰囲気やどの選手が選考されるのかが決まるため、ファンにとっては侍ジャパンの監督が誰になるのか気になるところですよね。
野球を知らないという方でも、「侍ジャパンの監督が決まった」といったニュースを目にすることもあるのではないでしょうか?
この記事では、侍ジャパンの監督についてさらに知りたいという方に向けて、歴代監督一覧をご紹介していきましょう。
各監督の経歴や采配についても触れますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
侍ジャパンの監督はどうやって決まるの?
「そういえば、侍ジャパンの監督ってどうやって決まっているんだろ?」と思ったことはありませんか?
侍ジャパンの監督が誰になるのかによって、侍ジャパンの命運が左右されると言っても過言ではないはずです。
それでは、その監督を選ぶのは一体誰なのでしょうか?
実は監督の選出は、日本野球協議会にある「侍ジャパン強化委員会」という部門に一任されています。
10名ほどの委員会メンバーが侍ジャパンの監督を選んでいるのです。
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侍ジャパンの歴代監督一覧
1984年に開催されたロス五輪から2023年のWBCまでの監督をまとめていきます。
さっそく、侍ジャパンの歴代監督を見ていきましょう!
松永怜一(1984年ロス五輪)
監督経歴:堀越高校→法政大学→住友金属
大会成績:金メダル
キューバの出場拒否によって急遽決定した侍ジャパンのロス五輪出場でしたが、松永怜一監督の采配により、見事に金メダルを獲得しました。
「練習は監督が、試合は選手が」を合言葉に、選手を中心とした指導を徹底していたのが特徴です。
鈴木義信(1988年ソウル五輪)
監督経歴:東芝
大会成績:銀メダル
ロス五輪では金メダルという成績をおさめた侍ジャパンでしたが、1988年に開催されたソウル五輪では銀メダルという結果になりました。
敗因として、ロングリリーフをこなせる投手を先発に揃えたことによって、交代するタイミングを見誤ったことを挙げています。
山中正竹(1992年バルセロナ五輪)
監督経歴:住友金属
大会成績:銅メダル
社会人を中心とするチームを編成し、経験豊富な選手を多く起用しましたが、予選リーグと準決勝で戦った台湾に敗れました。
3位決定戦であたったアメリカには勝利し、銅メダルを獲得。
川島勝司(1996年アトランタ五輪)
監督経歴:ヤマハ
大会成績:銀メダル
予選リーグでは予選敗退の危機に陥るも、13点差で勝利したニカラグア戦を皮切りに調子に乗った侍ジャパンは、予選リーグを3位で通過しました。
しかし、決勝でキューバに敗れ、銀メダルという結果に。
太田垣耕造(2000年シドニー五輪)
監督経歴:東芝
大会成績:4位
侍ジャパン初、プロとアマチュアの混合チームを任された監督です。
しかし、オリンピックで初のメダル獲得を逃してしまい、監督の采配を十分にふるえなかったという声も。
長嶋茂雄(2003年アジア五輪)
監督経歴:巨人
大会成績:優勝
アジア五輪では侍ジャパン初のオールプロチームを編成し、日本野球界の象徴とも言える長嶋茂雄が率いた侍ジャパンは優勝を勝ち取りました。
「君たちは野球の伝道師たれ」という名言を選手に送ったことも有名ですよね。
中畑清(2004年アテネ五輪)
監督経歴:なし
大会成績:銅メダル
前年に引き続き長嶋監督が侍ジャパンを率いていましたが、脳梗塞によって緊急入院したため、当時のヘッドコーチだった中畑清が監督代行を務めました。
監督経験がなかったことからも、良い采配が取れなかったという声もありますが、銅メダルという成績をおさめています。
王貞治(2006年WBC①)
監督経歴:巨人→福岡ダイエー
大会成績:優勝
メジャーリーガーで活躍する日本人を選出した侍ジャパンを初めて任されたのが、王貞治です。
ここぞという時に代打を送るなど、監督の采配により、日本が初めて開催されたWBCで初代王者に輝きました。
星野仙一(2008年北京五輪)
監督経歴:中日→阪神
大会成績:4位
オリンピック本選が始まる1年以上も前から長期的なチーム作りを任せられた星野監督は、若手とベテランがバランス良く融合されたチームを作り上げました。
しかし残念ながら4位という結果に。
原辰徳(2009年WBC②)
監督経歴:巨人
大会成績:優勝
WBC2連覇がかかった大会で順調に勝ち進み、決勝戦で韓国との熱戦を繰り広げました。
原監督の采配によって生まれたイチロー選手の決勝タイムリー。見事に2連覇を達成しました。
山本浩二(2013年WBC③)
監督経歴:広島
大会成績:4位
大会3連覇を狙う侍ジャパンでしたが、メジャーリーガーがチームに不在という状況下において、苦しい戦いが強いられました。
その結果、3連覇は叶わずに4位に終わりました。
小久保裕紀(2015年WBSCプレミア12①、2017年WBC④)
監督経歴:なし
大会成績:プレミア3位、WBC4位
第4回WBCに向けた侍ジャパンのチームを率いたのは監督経験のない小久保監督でした。
プレミア12では準決勝にあたった韓国に逆転負けを許し、WBCでも4位という残念な結果に。
稲葉篤紀(2019年WBSCプレミア12②、2021年東京五輪)
監督経歴:なし
大会成績:プレミア優勝、東京五輪金メダル
監督経験のない稲葉監督がチームを率いたため、小久保監督同様、ファンからは批判の声もあがりました。
しかし、蓋を開けてみると稲葉監督による斬新な選手の起用やチーム強化が功を奏し、プレミア、東京五輪ともに有終の美を飾る結果となりました。
栗山英樹(2023年WBC⑤)
監督経歴:北海道日本ハムファイターズ
第5回WBCの監督に選出されたのは、栗山監督です。
プレミア優勝、東京五輪金メダルという輝かしい成績が続いているため、プレッシャーもかかる中、見事に全勝で優勝をすることが出来ました。
アメリカを倒して、優勝するという栗山監督自身がお話ししていた目標を見事に達成した形です。
決勝戦ではスター級選手が並ぶアメリカに対して、日本も大谷選手を中心として臆することなく立ち向かっていき、接戦をものにしました。
この大会では、村上選手を信じて起用し続けた姿勢など、栗山監督のマネジメント力にも注目が集まる大会となりました。
まとめ
今回は侍ジャパンの歴代監督についてまとめましたが、いかがでしたか?
「この試合、テレビで見た!」「こんな監督もいたんだ!」など、各々思うことはあったかと思います。
これからは、世界と互角に戦い合える侍ジャパンを率いる監督にも注目していきたいですね。
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