バスケットボールの世界には多くの名言が残っています。
バスケをやっている人なら、いやそうでなくても、名選手や監督のすばらしい言葉には心を動かされるはず。
今回は、日本バスケ界の名言をご紹介。
バスケ選手や監督、実況、さらには漫画の名言までを調査しました。
心を動かす名言の数々をぜひじっくりとお読みください。
バスケの名言〜選手編〜
まずは選手たちの言葉からご紹介します。
ジョシュ・ホーキンソン
2023年9月2日、ワールドカップの順位決定リーグでバスケットボールの男子日本代表チームは48年ぶりに自力での五輪出場を決めました。
その際、実況アナウンサーが叫んだある言葉に、日本中のバスケファンが共感。
これぞ名言!という声が広がりました。
そのアナウンサーの名言がこれ。
「ホーキンソーーン!
本当に!この男が!ニッポンにいてよかったぁ!」
このカーボベルデ戦にフル出場、残り19.9秒に勝利を決定づける3ポイントシュートを決め「この男がニッポンにいてよかった!」と言わしめた男、ジョシュ・ホーキンソン選手は、アメリカのシアトル出身。
ワシントン州立大学卒業後に来日してファイティングイーグルス名古屋に加入、2020年に信州ブレイブウォリアーズに移籍し、2023年2月に日本国籍を取得しました。
そのホーキンソン選手の名言がこちら。
「1試合30点、40点取ることには関心がない。僕が気にするのは勝利だけ」
また日本国籍を取得したことについてはこう語っています。
「僕が日本人になりたいと思った一番の理由は、
ここまで僕を助けてくれた人たちに恩返しをするため、
日本代表になるため、
日本を代表する選手になるため」
富樫勇樹
Bリーグ初の1億円プレーヤーである富樫勇樹選手は、高校生の時にアメリカにバスケ留学しています。167cmと小柄ながら1年生でベンチ入り、2年生でスタメンを勝ち取り、所属高校の全米2位に大きく貢献しました。
アメリカ挑戦を自分で決めた富樫選手は、自ら選択することの重要性をこう語っています。
「正解はない。
ただ、自分で決めたことは一番後悔しない」
田臥勇太
田臥勇太選手は高校生時代から日本で大活躍し、日本人初のNBA選手となりました。
まさに偉業を成し遂げた彼の名言がこちら。
「気持ちで負けるなんて話にならない」
体格ではアメリカの選手に敵わない彼ですが、気持ちでは絶対に負けなかったのです。
また彼はこうも言っています。
「誰もやっていなかったことだったので『成功も失敗もない』って思えた」
誰も到達したことがないところに行けば、このような気持ちで前を向けるのですね。
河村勇輝
日本代表でも活躍している河村勇輝選手は、身長172cmと小柄な選手。
しかし2022-23シーズンにはBリーグのMVP、ベストファイブ、新人賞などを受賞しています。
この彼の名言がこちら。
「一回の失敗を簡単に考えて、終わらせてはいけない」
この言葉には前後があり、全体では「『何回も挑戦し、何回でも失敗していい』と言われるけど、一回の失敗を簡単に考えて、終わらせてはいけないと思うし、同じ失敗を繰り返す事はダメだと思う」と言っています。
自分への甘えを許さない態度は私たちも学ぶべきところです。
馬瓜エブリン
東京オリンピック女子日本代表の中心選手として銀メダルに貢献した馬瓜エブリン選手は、両親ともガーナ人で、日本育ち。
幼い頃、肌の色が周囲と違うことで悩んだ彼女に母親は「人と違うことは悲しむことじゃない」「みんなと違うことを喜びなさい」と言って励ましたそうです。
その彼女が銀メダル獲得後のインタビューで言った言葉がこちら。
「自分の足は何のためにあると思います?
それは嫌なことや自分を傷つけることから逃げるため。
想像力のない人からは逃げればいい。
逃げたあとにはその足で目指す何かを探す」
この言葉は多くの人の共感を呼び、「どんな演説や教科書よりも分かりやすくて感動した」「あの言葉に安堵して涙が出てきた」などの声が数多く集まりました。
【関連記事はこちら】⇩
・【NBA】名言をご紹介!あのレジェンド選手から現役選手まで!
・【バスケットボール】Bリーグはどんなクラブがある?地域別で紹介!
バスケの名言〜監督編〜
続いては日本に栄光をもたらしてくれた2人の監督の名言です。
トム・ホーバス
東京オリンピックでは女子日本代表を銀メダルに、ワールドカップでは男子日本代表を自力での五輪出場権獲得に導いた日本バスケの救世主、トム・ホーバス監督。
彼の名言として最も有名なのは、東京オリンピックで女子日本代表について「日本のスーパースターは誰ですか?」と聞かれた際の答えです。
「スーパースターはいません。私たちはスーパーチームでした」
そのホーバス監督は選手に対してこのように言うことがあります。
「あなたの天井はもっと上にある。
なのにどうして低いところでプレイするの?」
これは自分の限界を決めてしまっている選手に対して、もっと上を目指せと鼓舞する言葉です。
【関連記事はこちら】⇩
・【侍ジャパン】 歴代監督一覧|各監督の経歴や采配についてご紹介!
京谷和幸
パラリンピック東京大会の車いすバスケットボール男子日本代表の監督として、チームに銀メダルをもたらした京谷和幸氏。
彼はバルセロナ五輪代表候補にもなった元プロサッカー選手でした。しかし交通事故に遭い脊髄を損傷してしまいます。
しかしその後、彼は車いすバスケットボール選手に転身。2000年のシドニー大会・2004年のアテネ大会・2008年の北京大会・2012年のロンドン大会に日本代表として出場しました。
そして監督となった彼は、自らの努力についてこう語っています。
「努力という言葉あまり好きじゃないんです。
だって、好きなこと自分で選んだことに全力で取り組むのは当然でしょ」
バスケの名言〜漫画編〜
最後は、バスケ漫画の名言をご紹介。
安西先生
「スラムダンク」の安西先生の名言といえば、「あきらめたらそこで試合終了ですよ」。
漫画の枠を超えた名言として何度も引用されています。
しかし他にも安西先生は名言の宝庫。
安西先生が以前、白髪鬼(ホワイトヘアードデビル)と呼ばれていた頃に、自分のセンスを信じてプレーしていたある選手の目を覚ました言葉がこちらです。
「お前の為にチームがあるんじゃねえ
チームのためにお前がいるんだ!」
黒子テツヤ
「黒子のバスケ」もまた名言の宝庫。
中でも黒子テツヤはたくさんの名言を生み出しています。
「試合終了した時どんなに相手より多く点を取っていても
嬉しくなければそれは『勝利』じゃない…!」
「可能性がゼロになるとすれば
それは諦めたときです」
「一人で勝ってもイミなんかないだろ」
まとめ
バスケットボールはチームが重要なスポーツ。
名言の多くには「チームの仲間」というニュアンスが入っています。
自らの意思でチャレンジし、努力を重ね、最後はチームとして戦う・・・その姿と言葉に私たちは感動するのかもしれません。
【関連記事はこちら】⇩
・【バスケ】コービー・ブライアントの名言!これからの人生の指針に
・【マイケル・ジョーダン】経歴・名言・伝説を徹底紹介!