日本では、1966年から「体育の日」という名前で祝日が設けられていました。
これは、1964年に東京で開催された夏季オリンピックの開会式が行われた日を記念して制定されました。
体育の日には、健康で文化的な生活を送るためにスポーツを楽しもうと思いが込められています。
しかし、いつの間にか「体育の日」から「スポーツの日」に変わったと感じる方も中にはいるのではないでしょうか?
そこで、今回の記事では、体育の日がスポーツの日に変わったのはいつからか、そして意義や由来などもご紹介していきます。
体育の日からスポーツの日へ変わったのはいつ?
体育の日からスポーツの日へ変わったのは、2020年のことです。
この年に施行された改正祝日法により、「体育の日」は「スポーツの日」に名称変更されました。
変更された理由は、スポーツの普及とともに体育という言葉が古くなり、スポーツという言葉の方が一般的になってきたためです。
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体育の日からスポーツの日へ変更された背景
「体育の日」から「スポーツの日」への名称変更の背後には、大きく2つの理由があります。
ここでは、その理由について触れていきましょう。
より親しみを持てるようにしたかったから
まず、「体育」という言葉には、学校教育の一環としての運動を指す傾向があります。
一方で「スポーツ」は、プロの競技者だけでなく、一般の人々が楽しむレクリエーションとしての運動を指す場合も多いですよね。
親しみを持てるような名称にするためにも、より包括的な「スポーツ」へと名称変更が行われました。
国際的な意味もこめたかったから
国際的な視点からも、「スポーツ」の方が通用する言葉であるため、国際社会との連携や理解を深める意味でも「スポーツの日」への変更は意義深いものとなりました。
スポーツの日の意義
スポーツの日は、スポーツを通じて心身の健康を保ち、豊かな人間性を育むことを目的としています。
また、スポーツを楽しむことで、友情やチームワーク、公平な競争心などの価値を育むことも大切な目的とされています。
スポーツの日の楽しみ方
スポーツの日は、多くの学校や地域でスポーツイベントが開催される日でもあります。
体育祭やスポーツ大会、ウォーキングイベントなど、さまざまな形でスポーツを楽しむことができる日です。
また、家族や友人と一緒にスポーツを楽しむ人もたくさんいますよね。
スポーツの日に向けて
スポーツの日は、一年を通じて健康で文化的な生活を送るための大切な日です。
スポーツを楽しむだけでなく、スポーツを通じて得られる価値を再認識することで、より良い生活を送るきっかけになるでしょう。
スポーツの日の制定の影響
「スポーツの日」の制定は、「スポーツの普及や健康への意識向上」、そして「国民一人ひとりがスポーツを楽しむ文化を育むこと」を目指しています。
特に学校教育の現場では、スポーツの日に合わせて様々なスポーツ活動を行うことで、子供たちの身体能力の向上や健康意識の育成に寄与しています。
また、地域コミュニティでも、スポーツの日には地域住民が集まってスポーツイベントを開催するなど、地域のつながりを深めるきっかけにもなっています。
スポーツの日における留意点
スポーツの日には、多くの人が積極的に運動を楽しむ一方で、怪我や事故を防ぐための注意も必要です。
適度なウォーミングアップやクーリングダウン、適切な装備の使用など、安全にスポーツを楽しむための基本的なルールを守りましょう。
また、暑さ対策や水分補給など、体調管理にも注意が必要になります。
特に、高齢者や子供、初めてスポーツに挑戦する人は、無理をせず自分のペースで運動を楽しむことが大切です。
スポーツの日におすすめのアクティビティ
スポーツの日は、普段試す機会の少ない新しいスポーツに挑戦する絶好のチャンスです。
ここでは、スポーツの日におすすめのアクティビティをいくつか紹介します。
ウォーキング・ランニング
身体を動かすための最も手軽な方法のひとつです。
公園や自宅周辺を散歩したり、ランニングコースを設定して走ることで、健康の維持につながります。
チームスポーツ
サッカーやバスケットボールなどのチームスポーツは、協調性やコミュニケーションスキルを鍛える良い機会となります。
ヨガ・ピラティス
ストレス解消にも役立つヨガやピラティスは、体の柔軟性や筋力を向上させることができます。
また、自宅でも気軽に始められるので、この機会に始めてみてはいかがでしょうか?
アウトドアスポーツ
自転車に乗ったり、ハイキングをしたりするなど、自然の中で行うアウトドアスポーツもおすすめです。
スポーツの日の過ごし方
スポーツの日は、自分自身の健康や体力を高めるだけでなく、家族や友人との絆を深める良い機会です。
一緒に運動を楽しむことで、より一層のコミュニケーションを図ることができます。
また、スポーツ観戦も楽しい過ごし方の一つです。
テレビやインターネットでプロのスポーツゲームを観戦することで、新たなスポーツへの興味を持つきっかけにもなります。
まとめ
「体育の日」から「スポーツの日」への名称変更は、私たちがスポーツをどのように捉え、楽しむべきかを再考する良い機会です。
自分自身の体調や能力に合わせて適度な運動を取り入れ、健康的なライフスタイルを送りましょう。
そして、スポーツの日は、新たなスポーツに挑戦したり、親しい人々とスポーツを通じて絆を深める絶好の機会になるのではないでしょうか?
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