キックベースは小学校のときにほとんどの人がやったことがあるはず。
やったことがなくても、キックベースのことを知らないという人は少なく、おそらく小学校で最もやったことがある遊びが「キックベース」という人も多いと思います。
私も授業が終わって、1秒でも早く運動場に行き、すぐに準備をしていました。
キックベースは「フットベースボール」「キーベー」「ケッチ」など色々な呼び方で呼ばれています。
今回はそんな多くの人が楽しむことができるキックベースについて、よく知らないといった方のためにキックベースについて解説していきます。
キックベースの歴史・起源
キックベースはやったことがある、知っているという人もキックベースの歴史について詳しく知らないという人が多いのではないでしょうか。
キックベースの歴史を知ることで、よりキックベースの奥深さを知ることが出来ます。
キックベースは1917年頃に、アメリカ合衆国オハイオ州シンシナティで考案されたと言われています。
1920年頃になると、若い男女に野球の基礎を教えるため、公立学校の体育で行われていました。この頃は現在のような「サッカーボール」ではなく、「バレーボール」を使用しており、攻守の交代は野球と同様にスリーアウト制でなく、チームの全員がキックし終わった後に交代していました。
そこから日本に伝わり、小学校などの子どものスポーツとして楽しまれていきました。
現在でも小学校の娯楽として楽しまれていますが、パラスポーツとして「フットベースボール」という名前で競技として行われています。
キックベースは男の子がやることが多いイメージですが、現在では小学生の女の子を対象として作り直され、女性の新競技として、新たな広がりを見せています。
日本フットベースボール協会が設立され、競技では全国共通ルールが採用されるようになりました。
大人も子どもも幅広く楽しむことができるところがキックベースの魅力の1つです。
キックベースのルール
キックベースのルールはもう知っているという人もいるかもしれません。
しかし、ローカルルールなどもあり、正しいルールを知らないという人もいると思います。
次はキックベースのルールを解説していきます。
特色
キックベースは野球とサッカーを組み合わせたスポーツで、バットの代わりに足でボールをキックして、グローブではなく直接手でキャッチします。
人数は11人制、9人制、7人制、5人制などがあり、全国共通ルールとしては11人制が採用されています。
用具
ボールはキックベース用のボールを使用するか、ない場合はサッカーボールかドッヂボールを使用します。
ベースは野球用のベースがあればそれを使用し、ない場合は上に乗って滑らないもの、もしくは地面に直接書いてもいいです。
小学校の場合は直接書くことが多いと思います。
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コート
コートは「三角ベースタイプ」「四角ベースタイプ」の2種類あります。
コートの大きさは様々ありますが、多くの場合、年代別で分かれています。
三角ベースタイプの基本的な大きさについて解説します。
・投球間:15m
・ベース間:21m
・ホームランライン:40m
四角ベースタイプの基本的な大きさについて解説します。
・投球間:10~14m
・ベース間:20m
・ホームランライン:40~50m
・バントライン:5m
四角ベースボールではキック制限ラインが設けられており、そのラインを超えてキックすることは禁止されています。
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ルール
キックベースのルールを簡単に解説していきます。
①攻撃側のプレーヤーが3人アウトになると攻守交代する。
②投手はピッチャーラインに足を乗せている状態でホームベースに向けてボールを転がす。
③バウンドの高いボールの場合は全てボール扱いとなる。
④打者は転がってきたボールをキックで飛ばし、1塁へ走る。
⑤バントラインが超えない場合はファール扱いとなる。
⑥ホームランラインをゴロで超えた場合は2塁打扱いとなる。(三角ベースの場合は3塁打)
⑦2ストライク後のファールはアウトとなる。
⑧盗塁はない。
⑨守備は野球と同様のルールだが、ボールを走者に当てるとデッドとなり進塁が出来なくなる。
⑩ホームランラインを超えて、キャッチをしてもホームラン扱いとなる。
キックベースが上手くなるコツ
キックベースはコツを知ることで、より楽しむことができます。
次はキックベースのさまざまなコツを解説します。
安定したボールを蹴るコツ
安定したボールを蹴るためには、強く蹴るというよりも守備と守備の間を狙って蹴ることが大事になります。
ボールの芯を捉えられるように、助走のスピードは上げすぎず、守備の位置を確認しながら蹴るといいでしょう。
遠くへ飛ぶボールを蹴るコツ
遠くへ飛ばすためには、サッカーのシュートと同様に強くスピードのあるボールが必要になります。
遠くへ飛ばす蹴り方は「インステップキック」が最適です。
インステップキックをすることで、回転のかかった強く速いボールを蹴ることができます。
しっかりとボールを見て、ボールの芯を蹴ることが大事になります。
浮くボールを蹴りたい時は、ボールの中心から少し下を蹴ることで、浮かせることができます。
守備側のコツ
守備のコツは、ランナーの位置を把握しておくこと。ランナーの位置からボールをキャッチした際のプレーを想定しておくことで、失点を減らすことができます。
より失点を防ぐコツは、ピッチャーがカーブのような球を転がすこと。うまくできれば攻撃側はキックミスがかなり増えるはずです。
まとめ
今回はキックベースの歴史とルール、ボールを蹴るコツを解説しました。
大人になってからあまりやることはありませんが、大人になってからも楽しめるのがキックベースです。
大人になってからやったことがないという方は是非ともやってみてください。
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