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ピックルボールの歴史・ルール・大会【スポーツ辞典】

今回はピックルボールをご紹介します。

テニスとバドミントンと卓球を足して3つに割ったような球技だそうで、他のマイナーラケット球技とどこが違うのかチェックしてみましょう。

この記事を読めば、ピックルボールをやってみたくなること間違いなし!

ピックルボールの起源・歴史

ピックルボールの起源は1965年、ワシントン州のジョエル・プリッチャードさんが退屈した子どもの「何かおもしろい遊びはない?」とのおねだりに試行錯誤を重ねてついに道具やルールを考案して1967年に誕生したそうです。

名称はジョエルさんの愛犬にちなんでつけられたそうです。

ご当地アメリカでは高齢化の加速化で手軽で直ぐにプレーできるピックルボールの人気が沸騰、テニスクラブがピックルボールクラブに鞍替えした事を背景に競技人口が増加しました。

アメリカ国内での競技人口は2020年に420万人を超えたとされ、5,000万人超える人がCBSで放映されたピックルボールの決勝戦を観戦したと言われています。

またテニスプレイヤーからの転向もあって、最近では元テニスランキング1位のアンディーロディック氏や元全豪女子オープン優勝したバーバラジョーダン氏もピックルボールをプレーしているそうです。

なんとアメリカではこのコロナ禍において高齢者を中心に競技人口が4割も増えたそうです。

日本においては一般社団法人日本ピックルボール協会によると長野県佐久市、東京都八王子市、神奈川県横浜市、兵庫県神戸市、岡山県津山市などを中心にピックルボールが楽しまれているそうで、最近では名古屋県春日井市、千葉県木更津市、浦安市などでも体験会が行われ競技人口が徐々に増加しています。

現在、ピックルボールを体験したことのある延べ数は1,000名を超え、現在では大学の授業に取り入れる動きや企業スポーツとして導入を検討する動きが伝えられています。

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ピックルボールのルール

ピックルボールは、バトミントンと同じサイズのコート(縦6.1m×横13.4m)にテニスと同じくのネットを張り、パドルと呼ばれる卓球の約2倍のサイズのラケットを用いて、穴が空いたカラフルな樹脂製のボールを使ってプレーします。

プレー形式はシングルスとダブルス。

ルールもテニスと似ていますが、サーブはアンダーサーブのみ、レシーブ側はボールをワンバウンドで打ち返し、サーブ側も最初のリターンボールはワンバウンドさせて打たなくてはなりません。

得点はサーブ権を持っている側のみに入り、1セット11点で行いますが、10対10になった場合はデュースとなって2点差がつくまで延長戦。
3セットか5セットマッチで行なわれます。

テニスや他のラケット球技とルールは酷似していますが、ピックルボールの特有のルールを抜粋してご紹介します。

・サーブはアンダーハンドサーブのみ
ラケットは腰より低い位置で使用するルールがあります。

・サーブ側の最初のリターンもワンバウンドのみ許されている

最初のレシーブがワンバウンド、そのリターンもワンバウンドでなければならないが、この2回のワンバウンドプレーが終わればノーバウンドもOK。

・ボレーをしてはいけないゾーンがある。
前衛ゾーン(ネットからそれぞれ2.1mの区域)にノーバウンドの球を打てないノンボレーゾーンがあります。

そこでボールを打つことは勿論、選手が入ることも禁止されています。

自陣コートの全長が6.7mなので約3分の1がノンボレーゾーンとなります。

ボールを打った後にノンボレーゾーンに入ることもファウルとなります。

ピックルボールの日本での大会や世界大会について

ピックルボールの日本での大会は一般社団法人日本ピックルボール協会のページによると「JPA Pickleball One Day Mix Doubles」という大会が開催されているようです。

日本ではまだ大きな大会は催されておらずこれからの話なのだと考えます。

さて世界に目を向けると本場アメリカのみならず、カナダ、スペイン、インド、フランス、イギリス、オランダ等でも広がりを見せているようです。

特にアメリカピックルボール協会のページを見ると、2021年には全米各地で44もの大会が催されていました。

これがシングルスもあり、女子もあり、ジュニアもありで数えられないほどの種目で競われていました。

アメリカでのピックルボールの熱が十分に伝わりますね。

ちなみに調査をしていて発見したのですがピックルボールの名称がピクルスボールとなっていました。

ピックルとはアメリカでは漬物の意味のピクルスでもあり、またいたずらっこと言う意味もあるそうですよ。

まとめ

ピックルボールをご紹介させていただきました。

いかがでしたでしょうか。

ピックルボールのラケットは、ゴムラバーを張っていないせいかボールを打った際に、木で弾くカンッと乾いた甲高い音がするそうでそれが心地良いらしいです。

ピックルボールに限らず後発のマイナーラケット球技は老若男女が楽しめるスポーツ、程よいコートの大きさで程よい運動量のスポーツ、その気楽さが魅力なのでしょう。

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すぎさくしゃちょー

すぎさくしゃちょー

年々涙腺が緩くなるCEOスポーツライター

スポーツ選手のセカンドキャリアアドバイザー。 スクールウォーズとルーキーズを観ると涙が止まらない55歳。 人財測定コンサルタント/メンタルトレーナー/ブランド・プランナーなどの資格を保有しています。

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