自分専用のマイボールを作る人もいますが、一般的には備え付けのボールを借りることになるボウリング。
いったいどれくらいの重さを使えばいいのか毎回悩んでしまう人、適当なボールを選んでしまう人も多いのではないでしょうか。
今回は、ボウリングで自分に合った重さのボールを見つける方法を調査。
単純な重さだけでなく、ボール選びに関わってくる重要なポイントもご紹介します。
【ボウリング】ボールの重さの基準
ボウリングのボールを選ぶとき、ざっくりと参考にすべき基準があります。
まずはそちらからご紹介しましょう。
ボール選びの基準
ボウリングではボ-ルが重ければ破壊力が増し、ピンが倒れやすくなります。
一方であまりにも重いボ-ルを使うと自由にコントロ-ルができないことに。
また手首や肘を痛める可能性もあります。
そこで、可能な範囲で重いものを使うことになるのですが、一般的に言われているのは「ボ-ルの重さは体重の1/10」という目安です。
ポンド表記の一覧
体重の1/10と言われても困ってしまうのが、重さがポンド表記であること。
そこでまずはそれぞれどれくらいの重さなのかを解説します。
ポンドからkgへの換算はシンプルで、1ポンドは約450g。
つまりポンド数×0.45となります。
ポンド | kg | 対応する参考体重 |
6ポンド | 約2.7kg | 27kg |
7ポンド | 約3.2kg | 32kg |
8ポンド | 約3.6kg | 36kg |
9ポンド | 約4kg | 40kg |
10ポンド | 約4.5kg | 45kg |
11ポンド | 約5kg | 50kg |
12ポンド | 約5.5kg | 55kg |
13ポンド | 約5.8kg | 58kg |
14ポンド | 約6.3kg | 63kg |
15ポンド | 約6.7kg | 67kg |
16ポンド | 約7.2kg | 72kg以上 |
単純に体重の1/10を選ぶなら、これが基準。
6〜8ポンドは子ども向け、9〜11ポンドは女性向け、12〜15ポンドは男性向け、16ポンドはプロ向けとも言われていて、その範囲で選ぶのが一般的です。
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【ボウリング】ボールの重さ選びのポイント
ざっくりした基準では体重の1/10がお勧めとなりますが、実際にはもう少し考慮した方が良いポイントがあります。
そこで次はボール選びに関わってくるポイントをご紹介しましょう。
筋力
同じ体重でも、当然ながら筋力のある人の方が重いボールをコントロールできることになります。
そこであるプロが提唱しているのが、以下のような選び方です。
・ジュニアは6~8ポンド
・腕力に自信のない女性は12ポンド以下
・並の男性とパワ-に自信のある女性は13~14ポンド
・腕力に自信のある男性は15~16ポンド
この場合、前述の一般的な分類より少し重めを選ぶことになるはずです。
疲労度
いずれにしても自分の腕力を把握することが重要。
そこで目安になるのが、握力の疲労度です。
例えば10ゲーム投げ続けても握力に変化がないようなら、そのボールは軽すぎる可能性があります。
一方、2ゲ-ム終了時点で握力の低下を感じるようなら、そのボ-ルは重すぎるはず。
それよりも早く疲れてしまうようなら明らかにもっと軽くすべきだといえます。
穴のフィット感
ボールを選ぶときに実は重さ以上に重要なのが穴のフィット感です。
ボウリング場にあるボールは、重さごとにS、M、L、LL、という穴のサイズがあります。
特に重要なのは親指。
まず親指を穴に入れて、ボールをくるくる回してみます。
このときに親指の関節が当たるか当たらないかぐらいのものを選んでください。
小さすぎると投げたときに引っかかり、大きすぎると投げ切る前にボールが抜けてしまいます。
親指の穴のサイズが合っていれば中指と薬指の穴はそこまで気にする必要はありませんが、親指と中指・薬指の間隔(スパン)は重要。
親指を深くしっかり入れた状態で中指と薬指を伸ばしたときに、それぞれの指の第二関節が穴の中央に来るボ-ルを選んでください。
ピッタリと合った穴のサイズを選ぶことができれば、微妙に合っていないときと比べて1ポンド重いボールを使うことも可能になります。
【ボウリング】ボールの重さ選びの順番
いきなり自分にピッタリ合った重さのボールを見つけるのは難しいもの。
初心者はどうやって見つけていくべきなのでしょうか。
軽いものから
一般的には重いボールを使った方が破壊力は高くなり、有利。
また投げる際も腕を引いてからボールの重さを利用して勢いを付けられるため、直進性が高く力強いボールを投げやすくなります。
しかし重いボールには腕を痛めてしまう危険性も。
そこでまずは軽いボールからスタートするのが無難です。
慣れてきて「もう少し破壊力が欲しい」と感じたら徐々に重くしていくようにしてください。
重さだけではない
ボウリングのボールは、実はレーンコンディションによっても大きな影響を受けます。
ボール表面のオイルの付着や汚れ具合によって進み方が大きく異なることも。
もし可能なら複数のボールを試し、最も思い通りに進むものを選んでください。
マイボールという選択も
ボウリング場のハウスボールは、実は重さよりも穴のサイズやスパンが自分の手に合わない方が問題。
マイボールを作れば自分の手にピッタリ合わせられるため、ハウスボールより1〜2ポンド軽く感じると言われています。
マイボールはハードルが高いと感じるかもしれませんが、セール品なら1万円以下のものも。
頻繁にボウリングをする方は、考えてみても良いかもしれません。
まとめ
スコアに大きな影響を与えるボウリングのボール選び。
ぜひ今回ご紹介したポイントを参考に、ピッタリなボールを選んでください。
穴の合わせ方などで迷ったら、ボウリング場の従業員の方に相談してみるのもお勧めです。
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