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【やり投げ】コツは9つ!記録更新に必要なポイントをご紹介!

投擲競技の中で最も遠くまで飛ぶ「やり投げ」は、一見すると単純な競技。

しかしいざやってみると、自分の身長よりも長いやりを投げるのは難しく、タイミングも取りづらいことがすぐに分かります。

最大限の力を発揮して投げるためには、いろいろなコツを押さえることが必要。

今回はやり投げの記録更新につながるポイントとコツをご紹介します。

【やり投げ】助走のコツ

【やり投げ】コツは9つ!記録更新に必要なポイントをご紹介!①

やり投げは投げる前に30mも助走をします。

記録を伸ばすための大きなポイントとなるのがこの助走。

スピードをいかにうまく投擲につなげるか、その技術が記録を左右します。

コツ①やりを地面と並行に持つ

助走のコツは、やりを地面と並行に持つことです。

投げることを意識するとやりは前が上がってしまいがちですが、やりの空気抵抗はかなりのもの。

最初から前を上げるとバランスが取れなくなってしまいます。

コツ②つま先で走る

速度を上げようとしすぎると体に力が入ってしまいます。

うまく投げるためにはリラックスも必要。そこで、助走の時にはつま先で走るよう意識し、足を高く上げてテンポ良く走ります

こうすれば力まずに速度を上げやすくなるはず。

ただし、この後のクロスステップではどうしても速度が落ちるため、全力で走る必要はありません。

それよりもバランスを崩さないよう気をつけます。

コツ③クロスステップで速度を落とさないコツ

最初は前向きに走りますが、やりを投げるためには体を開いて横向きになる必要があります。

そのため助走の最後の4から6歩に使うのがクロスステップ

右利きなら横を向いたまま、右足が左足を追い抜く走り方になります。

慣れないうちはここでスピードがガクッと落ちてしまいがち。難しいのは前向きからクロスステップに入るときですが、スムースにつなげる方法は3つあるとされています。

・クロスステップに入るとき、利き腕側の足でアクセントをつける

・クロスステップに入るとき、やりを持っていない腕を前に出して体をひねる

・助走の自然な流れからクロスステップに入る

最適なやり方は人それぞれですので、いろいろ試してみて、最もやりやすい方法を選ぶようにしてください。

いずれにしても前向きに加速してきたスピードをクロスステップでなるべく落とさないことが肝心です。

まずはやりを持って前向きに歩き、クロスステップに移行する動きを練習。

スムースにつなげることを意識しつつ、徐々に速度を上げていくのがおすすめです。

コツ④ラストクロスで後傾

投げる前の最後のステップがラストクロス。

ラストスクロスはクロスステップの中でも一番大きなステップにすることが大切です。

このとき、投げるフォームにつなげるために体を後ろに傾けるのがコツ

一連の流れをスムースに行うようにしてください。

【やり投げ】フォームのコツ

【やり投げ】コツは9つ!記録更新に必要なポイントをご紹介!②

やり投げでは、ボールを投げるような投げ方は一度忘れる必要があります。

野球のように腕を中心にして投げると肩や肘を痛める原因に。

しかも驚くほど真っ直ぐに飛ばず、地面に刺さらないため、正しいフォームを身に付けることがとても大切になります。

コツ⑤2種類の踏み込み

やり投げの踏み込みには2つの種類があります。

・突っ張り型:一気にブレーキをかけて力をやりに伝える方法

・引っかき型:助走スピードを生かし、地面を蹴る方法

突っ張り型はブレーキをかけながら上半身をひねって投げるもので、ファールをしにくいという利点があります。

引っかき型は助走スピードをそのまま生かせますが、ラインを超えてファールにならないよう、投げた後は倒れ込むようにします。

どちらの記録が伸びるかは人それぞれ。両方試してみて、ここでも自分にあった方を選ぶのがコツになります。

コツ⑥胸をそらす

やり投げは腕で投げるのではないと書きましたが、ではどう投げるのかというと、助走のスピードと、腰のひねりです。

横向きになった姿勢から腰を回転させ、その力を肩、肘、腕と伝えることでやりを前に送り出します。

腰のひねりをうまく使うコツは、投げる前に胸をそらすことです。

コツ⑦ひじの位置を高く保ち、出るのを遅らせる

体の回転をうまく伝えるためのコツは、肘が出るのを遅らせるという意識。

ひじの位置を高く保ち、出るのを遅らせることで、手投げになるのを防ぎます。

コツ⑧リリースは頭の上

やりを離すのは野球の投球よりかなり早く、リリースは頭の上あたりになります。

野球のように前方で投げると、やりが水平に飛び、地面に刺さらないのです。

リリースポイントはかなり早いという意識が必要です。

コツ⑨引っ掛かりの感触を大切に

毎秒16回から20回の範囲で回転すると、やりは安定して飛びやすくなります。

といってもやりの回転は意識してかけるものではありません。

投げるときの最後の指の引っ掛かりで、やりに回転がかかります

その引っ掛かりに関わってくるのが、やりの握り方。

やり投げには3種類の握り方があります。

・人差し指かけ:主に人差し指で握り、他の指はそえる

・中指かけ:主に中指で握り、他の指はそえる

・フォーク型:人差し指と中指で挟むように持つ

初心者がやりやすいと言われているのは人差し指かけ。

一方、世界の一流選手は、別名「フィンランド式」とも呼ばれる中指かけが主流となっています。

指の引っ掛かりの感覚を確かめ、自分が最も握りやすい方法を選ぶのがコツです。

まとめ

単純な力ではなく、技術によって大きく記録を伸ばせるのがやり投げの魅力。

ステップ、踏み込み、握り方など、自分に合った方法を見つけていく楽しみもあります。

いろいろと試行錯誤しながらコツをつかんで、記録アップを狙ってください。

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