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ピラティスとは?目的や効果を確認しよう!【初心者向け】

海外セレブにも人気でなんとなくおしゃれな印象があるピラティス。
近年はエクササイズジムなどにコースも増え、気軽に体験できるようになりました。
しかし一方でどういう効果があるのか分からないために二の足を踏んでいる人も多いのではないでしょうか。
今回は、初心者向けにピラティスのイロハをご紹介。
その目的や効果を解説します。

ピラティスの生い立ちと種類

近年よく聞くようになったピラティスですが、その誕生は意外にも古く、1920年代。そして種類も1つではありません。

誕生の経緯

ピラティスはドイツ人のジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティス氏が開発しました。
体が弱かったピラティス氏は、自分の体を鍛えるためにさまざまなスポーツやエクササイズを研究。第一次世界大戦の頃にイギリスの収容所内でエクササイズの指導を始めました。さらに負傷した収容者へのエクササイズ指導を行ったことでピラティスが誕生。ドイツに帰国後、1926年にアメリカへ移住したピラティス氏はニューヨークに自分の名前を冠したエクササイズのスタジオをオープンしました。
やがてピラティスはダンサーやアスリート、セレブ層の間でブレイク。リハビリではなく、フィットネスのひとつとして人気になりました。

種類

日本で一般的にピラティスと言われているのは、ヨガと同じようにマットを使って行うマットピラティス
ジムやスタジオではインストラクターの声に合わせてポーズをとり、エクササイズを行いますが、マットがあれば自宅でもエクササイズ可能です。
一方、負荷を調節したい人のためには専用の器具を使って行うマシンピラティスもあります。アメリカではこちらが主流で、その種類は数百にも。
マシンを使ってより負荷を上げるのではなくサポートするものが多く、むしろ初心者向きとされています。

【関連記事はこちら】⇩
【ピラティス】2種類の違いや特徴について解説!
【ピラティス】初心者が知っておきたい6つのこと!注意点も解説!

ピラティスの特徴と目的

リハビリからスタートしてフィットネスになったピラティス。
その目的は何でしょうか?
ピラティスは身体の柔軟性を高め、強化し、バランスを整えるためのメソッド。大きな特徴は、可動域についての考え方です。
よくピラティスと比較されるヨガでは、可動域を広げるために可能な限り大きく動かすことがありますが、ピラティスは可動域よりも動きの質を重視します。正しく身体を動かせる範囲の中で動きの質を上げていくことが目的なのです。
そのためピラティスでは決して無理をせず、深く集中しながら自分の心と身体の状態を観察し、動いていくことに。
体が硬い人や初心者でも、安全、簡単に、安心して取り組めるのも特徴です。

ピラティスの効果

では具体的に、ピラティスを行うとどのような効果が期待できるのでしょうか。

体幹が鍛えられる

ピラティスの大きな特徴が、インナーマッスルです。
ウエイトトレーニングや筋トレで鍛えやすいのは、体の表層部のアウターマッスル。ピラティスではより深い部分にあるインナーマッスルを重視します。
頭を正しいポジションに置き、首と背中を伸ばしながら動くのがピラティスの動きの基本。これによって効果的に体幹を鍛えることができるのです。
体感が安定すれば体が正しく動くようになり、骨や筋肉の動作が正確になるため、ケガや故障の防止にも効果大。
スポーツをしている人は全体的なパフォーマンスアップも期待できると言われています。

基礎代謝のアップ

インナーマッスルを鍛えて筋肉量が増加することで基礎代謝量がアップします。
基礎代謝量は運動をしていないときでも消費するエネルギー量のこと。
これが増えれば、より脂肪を溜め込みにくい体質になることが期待できます。

姿勢の改善

多くの人がピラティスに最も求めている効果が、姿勢の改善です。
ピラティスでは頭と首、背中の正しいポジションを意識しながらエクササイズを行うため、ごく自然に姿勢が改善されます。
アメリカでモデルや俳優にピラティスがブレイクした理由もこの効果があるから。
姿勢が改善されると、美しいボディラインを得ることができるのです。

骨盤の歪みの改善

インナーマッスルを鍛えることで骨盤の歪みを正常な位置に戻すこともできます。
普段から片手でバッグを持ったり足を組んだりしがちな人は骨盤が歪みやすいもの。それが血行不良による冷えの原因になっていることも多いため、ピラティスをすることで冷え性や生理痛の緩和、便秘やむくみ改善も期待できるのです。

内蔵の活性化

ピラティスは胸式呼吸が基本。
しっかりと肋骨を広げてたくさんの酸素を取り込むことで、横隔膜や腹横筋、骨盤底筋を動かします。それによって内臓の細胞も刺激されて活性化
また胸式呼吸では交感神経が刺激されて身体も活動的な状態になります。
ちなみにヨガは腹式呼吸。こちらは副交感神経が優位になり、リラックス状態になるとされています。

ポジティブになれる

ピラティスをしている方の多くが、「前向きな気持ちになる」、「活力が湧く」など、心にもポジティブな影響があると言います。
それはピラティスが身体の深部、細部に意識を集中させるメソッドだから。
この集中が脳を活性化させ、自然と前向きでポジティブな心になれると言われているのです。
また体の内部の動きに集中することで無心の状態になり、ストレス解消にもつながります。

まとめ

リハビリを目的に開発されたピラティスは、運動不足の人でも無理なく行えるエクササイズ。主にインナーマッスルを鍛えることで美しい姿勢や体型を目指せるのも魅力です。
ピラティス氏によると、ピラティスは10回やると気分がよくなり、20回で見た目が変わり、30回で身体のすべてが変わるそう。
運動不足気味の方も、その言葉を信じて挑戦してみてはいかがでしょうか。

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