日本代表とは、日本の男子サッカー界から日本サッカー協会が選出した選りすぐりのサッカーチームのことです。
日本代表のチームカラーは青色であり、「SAMURAI BLUE」という愛称で知られています。
サッカーをあまり知らないという方でも、一度は聞いたことがあるというくらい有名な愛称ですよね。
では、「キャップ数」という言葉は聞いたことありますか?
直訳すると「帽子の数」ですが、あまり聞き馴染みのない言葉だと思う方もいるかもしれません。
聞いたことがある方でも、なぜこのように呼ばれるようになったのか知っている方はあまりいないのではないでしょうか?
そこで、この記事ではサッカー日本代表の最多キャップ数とランキングをご紹介した上で、キャップ数の意味も合わせて押さえていきましょう!
日本代表の最多キャップ数は?
最多キャップ数は保持するのは、遠藤保仁選手です。キャップ数は、なんと脅威の152試合。
2番目のキャップ数を誇る長友佑都選手の137試合と比べると、その差は歴然ですよね。
遠藤選手は2002年のに初じめて日本代表に選出されてから2015年の13年間、34歳までチームを引っ張ってきました。
2015年を最後に日本代表に選出されることはなくなりましたが、152試合ものキャップ数は滅多に破られることのない記録と言えるのではないでしょうか?
また、2019年8月2日に開催されたヴィッセル神戸対ガンバ大阪の試合に途中出場した遠藤選手は、39歳で公式戦通算1000試合出場という偉業を達成しました。
常人には成しえないような「1000試合」という記録と「152試合」のキャップ数を保持する遠藤選手を越える選手は、今後出てくるのでしょうか?
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サッカー日本代表のキャップ数ランキング
2022年9月現在における日本代表のキャップ数はこちらになります。
順位 | 選手 | 初出場 | キャップ数 |
1 | 遠藤保仁 | 2002年 | 152 |
2 | 長友佑都 | 2005年 | 137 |
3 | 井原正巳 | 1988年 | 122 |
4 | 吉田麻也 | 2010年 | 121 |
5 | 岡崎慎司 | 2008年 | 119 |
6 | 川口能活 | 1997年 | 116 |
7 | 長谷部誠 | 2006年 | 114 |
8 | 中澤佑二 | 1999年 | 110 |
9 | 中村俊輔 | 2000年 | 98 |
本田圭佑 | 2008年 | ||
11 | 香川真司 | 2008年 | 97 |
12 | 川島永嗣 | 2008年 | 95 |
13 | 今野泰幸 | 2005年 | 93 |
14 | 三浦知良 | 1990年 | 89 |
15 | 稲本潤一 | 2000年 | 82 |
三都主アレサンドロ | 2002年 | ||
17 | 都並敏史 | 1980年 | 78 |
駒野友一 | 2005年 | ||
19 | 中田英寿 | 1997年 | 77 |
楢崎正剛 | 1998年 | ||
21 | 釜本邦茂 | 1964年 | 76 |
22 | 原博実 | 1978年 | 75 |
23 | 内田篤人 | 2008年 | 74 |
原口元気 | 2011年 | ||
25 | 柱谷哲二 | 1988年 | 72 |
玉田圭司 | 2004年 | ||
27 | 宮本恒靖 | 2000年 | 71 |
酒井宏樹 | 2012年 | ||
29 | 永井良和 | 1971年 | 69 |
30 | 中村憲剛 | 2006年 | 68 |
31 | 名波浩 | 1995年 | 67 |
32 | 藤島信雄 | 1971年 | 65 |
前田秀樹 | 1975年 | ||
34 | 森島寛晃 | 1995年 | 64 |
福西崇史 | 1999年 | ||
加地亮 | 2003年 | ||
37 | 落合(山田)弘 | 1974年 | 63 |
38 | 小城得達 | 1963年 | 62 |
39 | 加藤久 | 1978年 | 61 |
40 | 大久保嘉人 | 2003年 | 60 |
41 | 田口光久 | 1975年 | 59 |
柴崎岳 | 2014年 | ||
43 | 宮本輝紀 | 1961年 | 58 |
金田喜稔 | 1977年 | ||
堀池巧 | 1986年 | ||
北澤豪 | 1991年 | ||
山口素弘 | 1995年 | ||
相馬直樹 | 1995年 | ||
柳沢敦 | 1998年 | ||
50 | 中田浩二 | 2000年 | 57 |
高原直泰 | 2000年 | ||
大迫勇也 | 2013年 |
キャップ数とは?
もうお分かりの方が多いかと思いますが、キャップ数とは「代表戦での出場回数」のこと。しかし、なぜ「キャップ数」なんて呼ばれているのでしょう?
ここではキャップ数と呼ばれるようになった由来とその背景、デザインについても触れていきたいと思います。
キャップ数と呼ばれた由来
「代表戦での出場回数」をキャップ数と呼ぶようになったのは、「日本代表に選出されるとキャップをもらえたから」。
「え?それだけの理由なの?」と思ってしまうくらい、驚くほどシンプルな理由ですよね。
キャップ数のはじまり
1800年代 、サッカーの発祥地であるイングランドでは、チーム分けをユニフォームではなく、キャップを被って区別していました。
それが「キャップ数」と呼ばれるはじまりだと言われています。
たしかに、色の違うキャップさえ揃っていればすぐにプレーできるため、取り入れやすかったのかもしれませんね。
私たちも運動会の時などはキャップの色によってチームを分けているので、想像しやすいでしょう。
キャップ数が広まった背景
キャップ数が広まったのは、1872年 に開催された世界初のサッカー国際試合でのこと。
出場した選手たちはみな、出身校のキャップを被ってプレーしたとされています。
そして、1886年 にサッカー協会FAからイングランド代表選手にキャップが授与されたのです。
こうしてキャップが代表選手に贈られるようになり、「キャップ数=出場回数」という意味になりました。
日本ではキャップが贈られる文化があまり浸透していませんが、ヨーロッパでは実際にキャップが授与されています。
キャップのデザイン
日本人にはあまり馴染みのない文化なので想像しにくいと思いますが、キャップのデザインは当時とほとんど変わらないのだそう。
ベルベット生地基調としたキャップで、文字の刺繍とフロントボタン、揺れるタッセルがワンポイントになっています。
普段つけないような昔ながらのデザインが特徴的ですね。
まとめ
今回の記事では日本代表の最多キャップ数とランキング、キャップ数の意味や広がった背景について見てきました。
キャップ数について、今までよりも深く知れたのではないでしょうか?
今回はサッカーでしたが、競技だけでなく文化にも触れることによって、そのスポーツをさらに好きになれること間違いなしです。
いろいろなスポーツの文化に目を向けてみるのも面白いかもしれませんね!
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