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【アンダーハンドパス】4つのポイントと練習方法などを徹底調査!

バレーボールの基本と言えるプレーが、オーバーハンドパスとアンダーハンドパスです。
この2つは絶対に身につけなければならないプレー。
特にバレーボールはレシーブを返せなければ何も始まりませんからアンダーハンドパスが苦手とは言っていられません。
今回は、アンダーハンドパスのポイントを解説。
基本のポイントや、さらに安定して上げられるようになるコツ、効果的な練習方法をご紹介します。

【アンダーハンドパス】基本のポイント

アンダーハンドパスは主に自分の胸より低い位置にボールが来たときに使うパス
特にスパイクやサーブをレシーブするときによく使われるもので、両手を組み、肘から手首の間にボールを当ててパスを送り出します。

ポイント①:手の組み方

アンダーハンドパスを安定させるためにまず重要なのは、手の組み方です。
片方の手のひらにもう片方の手の指の甲側を乗せて包み込み、親指を合わせます。
肘はしっかりと伸ばして締め、体と両手が二等辺三角形になるように構えるのがポイント
コツは親指を少し前に倒すことです。
こうすると肘が自然に伸びやすくなります。
また両手の親指を重ねないことも重要。重ねると左右の組み方がずれて腕の向きに偏りができてしまいます。

ポイント②:基本姿勢の保持

アンダーハンドパスの基本姿勢は、肩幅より少し足を広く開き、軽く膝を曲げて腰を落とすフォーム。
この姿勢に上記の手の組み方を合わせると、上半身にはほとんど自由度がない姿勢になります。
この姿勢から主に下半身の力でボールを送り出すのがアンダーハンドパス。
ポイントはこの基本姿勢を崩さないことです。
左右の足の使い方や重心の落とし具合などは、自分にしっくりくるフォームを探します。しかし上半身は崩さず、基本姿勢を保ち続ける意識が重要なのです。
腕の振りだけでアンダーハンドパスを行うとボールコントロールができなくなるため、特に肘が自由に動いていないか、常に注意してください。

ポイント③:素早い反応

基本フォームを維持しながら膝の屈伸でボールを運ぶためには、素早く反応してボールの真正面に入る必要があります。
反応が遅れてしまうと手だけを伸ばして打つことになりがちで、かなり不安定になってしまうのです。
ポイントは待っている間の体重の掛け方と力の抜き方
棒立ちや後ろ体重では素早くボールの正面に移動できません。
足裏の前側に体重を乗せて膝を柔らかくしておくと、最初の一歩を出しやすくなります。
また初めから肘を絞めすぎると猫背になり肩に力が入るため、反応が鈍くなることに。肩と肘を絞めるのはパスを上げる瞬間だけにします。

【関連記事はこちら】⇩
【バレーボール】レシーブとは?当て方や注意点について解説!
【バレーボール】トスのコツは3つ!形やポイントについても解説!

【アンダーハンドパス】上達のポイント

基本をしっかり練習すればある程度安定したパスを上げられるようになりますが、それでも軌道がぶれることはよくあります。
より安定させるためには、以下のポイントを意識してみてください。

ポイント④:ボールを当てる位置を見つける

アンダーハンドパスは肘から手首の間にボールを当てるとされていますが、肘と手首の間はかなり広いもの。この中でどこに当てるかを曖昧なままにしておくと毎回ボールの軌道が安定しないことになります。
より正確には、肘から手首の中間よりも手首寄りの位置に当てることがポイント
ただしこれでもまだ曖昧で、さらに打つ位置を厳密にしていく必要があります。
しかしここからは個人差の領域に。骨格や筋肉のつき方、筋力によって安定する位置、打ちやすい位置は異なるのです。
例えば筋力がある人は手首寄りで良いのですが、筋力がない人はあまり手首寄りだとボールの勢いに腕が負けて不安定に。筋力がない人は肘寄りの方が打ちやすいかもしれません。
このように個人差が大きいため、練習を行う中で最も正確にボール返せる場所を自分で見つけるのが上達のポイントになります。
最適な位置を見つけたら、あとは毎回同じところに当てることを意識。
そのためには基本に忠実に、素早く移動し、腕が作る面の角度を一定に保つことが大切になります。

【アンダーハンドパス】練習方法

どのようなスポーツでも体に動きを染み込ませるには反復練習が必要。
ここではなるべく短期間に基本を覚えられる練習をご紹介します。

練習①:基本フォームの覚え込み

アンダーハンドパスの基本姿勢で崩れやすいのは、上半身の保持
大切な「肘を絞める姿勢」を習得する方法が、タオルを使った練習です。
アンダーハンドパスの基本姿勢を作り、両脇にタオルをはさみます。
その状態で2人が向き合い、アンダーハンドパスのラリーをするのです。
脇を締めて肘を伸ばさないとタオルが落ちてしまうため、自然にフォームの保持が身につくはず。
ときどきボールを左右に振り、それでもタオルを落とさないように練習してください。

練習②:ランニングボールコントロール

試合ではボールは真正面には来ないため、移動しながらも思い通りにボールを運ぶ技術が必要になります。
その練習がランニングボールコントロール
2人1組で軽く走りながら、相手に投げてもらったボールを返球する練習です。
走りながらでも身体とボールの距離を一定にし、腕の同じ位置にボールを当てるよう意識するのがポイント
同時にボールを返す方向にしっかりと面を向ける練習にもなります。
また長いがあれば、1人で行うことも可能です。
その場合は壁に向かって自分の右か左にボールを投げ、跳ね返って来るボールに向かって走り、返球。また跳ね返って来るボールに向かって移動して返球を繰り返します。
いい加減に打ち返すのではなく、狙うところを明確に決めてから返球するようにしてください。

まとめ

アンダーハンドパスは、基本姿勢の保持がポイント。
そのためには反復練習をして体に正しいフォームを染み込ませ、精度を上げていく必要があります。
次に打ちやすいパスを上げるためには安定度が求められますから、「毎回同じことを繰り返せているか」を意識してください。

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