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【高校野球】歴史(起源~現在)を解説!長い軌跡を辿る

いつの時代でも私たちを魅了する高校野球ですが、あなたは高校野球の歴史について知っていますか?
今では毎年のように開催されている高校野球ですが、戦争によって中止になったことも。
2015年の第97回大会では高校野球100周年が記念されたことがきっかけで、「毎年開催されてるんじゃないの?」と思った方もいるかもしれません。
高校野球は100年以上続く歴史を持っているため、どのような変遷を経て現在の高校野球の形が出来上がったのか知ることができます。
ここでは、そんな高校野球の歴史について、起源から現在に至るまで詳しく解説していきますね。
一緒に、高校野球の長い軌跡を辿っていきましょう!

高校野球とは?

高校野球とは、高校生による野球の試合のことです。
主な大会は、春に開催される「選抜高等学校野球大会」と夏に開催される「全国高等学校野球選手権大会」の2つ。
そして、春季大会は選手権大会いわゆる夏の甲子園へのシード権獲得に向けて、秋季大会は選抜への出場校を決めるための戦いです。
つまり、公式大会は春、夏、秋にそれぞれ行われます。

高校野球の歴史について

それではさっそく、高校野球の歴史について解説していきましょう。
時代背景も合わせて考えながら読んでみてくださいね!

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高校野球のはじまり

高校野球のはじまりは第一次世界大戦の最中にある1915年。大阪の豊中グラウンドにて10校の参加から始まりました。
1924年に甲子園球場が完成してからはそこで毎年開催されるようになり、現在に至るまで使用されています。
また、今でこそ高校生だけが参加していますが、当時は中等学校(中学生から高校生が通う6年制)からの参加でした。
終戦後の学制改革によって、高校生のみが参加する「高校野球」となりました。

戦争による影響を直に受けた1940年代

太平洋戦争が勃発した1941年の翌年から4年間、高校野球の大会が行われることはありませんでした。
1945年に日本の降伏によって終わりを迎えた太平洋戦争。
そして、その翌年の1946年、早くも全国中等学校野球連盟(今の高野連)が立ち上げられ、西宮球場で再び開催されたのです。
1947年には参加校数も1000校以上となり、甲子園球場で野球ができるようになりました。

現在の高校野球の形を作った1950年代

今では当たり前の光景ですが、ユニフォームに背番号がつけられるようになったのは、1952年のことです。
また、翌年にはテレビの実況中継が行われるなど、現在の高校野球の形にだんだんと近づいてきます。

高校野球熱が高まった1960年代

戦後から20年が経った1960年代には、参加選手のほとんどが戦後生まれとなりました。
1963年に2000以上の参加校数となり、1965年にはカラーテレビの中継が始まったことからも、この頃には日本全体の高校野球熱が高まったとも言えるでしょう。

制度が整えられた1970年代

1974年、木製バットに代わって金属バットの使用が認められた ため、ホームランの本数も増加しました。
また、1978年に参加校数が3000を突破したため、現在で主流となっている47都道府県が参加できる「49代表制」が導入されました。
このように、ルールや制度が整えられたので、1970年代は高校野球の転換期だったと言われています。

金属バットにより打撃戦が繰り広げられた1980年代

1974年に金属バットの使用が認められましたが、選手全員が金属バットを使っていたわけではありませんでした。
中には、木製バットを使ってホームランを打ちたいという選手も。
しかし、1980年代に入ると、金属バットの使用率は70年代に比べると高くなりました。
それと同時に、超攻撃型な野球スタイルとして、打撃戦が繰り広げられるように

参加校数が4000校にまで増加した1990年代

1990年に初めて参加校数が4000校にまで増加し、全国各地にある多くの高校が参加するほどの規模感に成長しました。
また、記録員も男女問わず1人ベンチ入りできるというルールが追加されたのも、実は1996年からです。
1997年には部員数が足りなくても、連合チームとして参加できるようなルールも新たにできました。

次世代に繋ぐ運営方針へと変化した2000年以降

これまでは試合をスケジュール通りに進めることを優先しがちでしたが、2000年以降は選手の健康や体調にも配慮するような運営方針に変わっていきます
例えば、タイブレークが導入されたり、投手に投球制限(1週間に500球まで)や準々決勝の翌日の休養日を設けたり。
その時代に合った運営をすることによって、次の世代へと繋いできたような印象を受けますね。
今もなお、高校野球の長い歴史は1ページずつ刻まれている途中だと言えるでしょう。

まとめ

起源から現在に至るまでの高校野球の歴史について解説しました。
戦争によって開催が危ぶまれる時代があったことを考えると、今こうして開催され続けていることが有り難く感じるのではないでしょうか?
そのような歴史があったからこそ、高校野球が続くことに意義があるように思えます。
また、高校野球は時代に合った運営方針へと変化していますので、今後の高校野球にも注目していきたいですね!

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ごとうあきら

ごとうあきら

スポーツ好き主婦ライター

「野球」「サッカー」「テニス」「バレーボール」など、スポーツ全般が好きです。子どもにも運動好きになってほしいと思い、習い事はスポーツ系を選びました。主婦目線でスポーツの魅力を伝えていきたいと思っています!

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