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【水着の種類】選び方や現在のカタチになった歴史もご紹介!

暑い季節が近づいてくると、夏休みに思いをはせる人は多いことでしょう。子供の頃、山に遊びに行った記憶があるという人もいるでしょうし、おじいちゃんおばあちゃんの実家で思いきり遊んだという人もいるかもしれません。

特に子供であっても大人であっても大人気なのが、プールなどへ遊びに行くことではないでしょうか。

プールと一言で言っても様々で、一般的な25mプールから、飛込競技が出来るような深いプール、レジャーで有名な波のプールやウォータースライダーなどもあることでしょう。また、プールへ行く場合と海で行く場合では、いろいろと用意するものが変わってくるのも事実です。

体のサイズや年齢、それからどんなスポーツやレジャーを楽しむのかによって必要な水着も当然変わってくることになります。実は、一言で水着といっても様々な種類があることをご存知でしょうか。

今回はそんな水着についてと、用途に応じた水着の選び方について紹介していきます。

水着の種類|現在までの歴史

そもそも水着は、一体どういう経緯で今の形状に落ち着いたのでしょうか。

かつては、水着という概念そのものがなかったことは想像に難くありません。18世紀頃までは、人々はヌードや、腰に布を巻く程度の格好で水の中を泳いでいたと言われています。

ボンペイなどではツーピースの水着が壁画に描かれているそうですが、水着として使用されていたかは怪しいとのこと。水着らしい水着が登場したのは、19世紀になってからのことなのです。

そもそも水着の発展には、19世紀の産業革命が大きく影響していると言われています。鉄道の発展とともに、人々が様々な場所へ旅行に行くようになったことで、海に出かける人が増加したのです。

見知らぬ土地で、見知らぬ人の前で海に入るとなったことで、水着の素材や考え方が大きく変わっていったと言います。

1858年になると、水着は濡れた際に肌が透けづらいように、サージやフランネル・アルパカなどの素材が使われるようになります。この時は上下一体の水着が使用されており、どちらかというと肌着に近い認識であったようです。

現在のように“競泳などのスポーツをするための水着”、というものが考えられるようになったのは20世紀に入ってからのことだと言います。

英仏海峡の水泳横断に挑戦した最初の女性であるオーストラリアの水泳選手アネット・ケラーマン氏は、自らの経験から“もっと体にフィットした泳ぎやすい水着が必要だ”と考え、自ら開発した水着を販売するようになります。

1912年のオリンピックでは大活躍し、フィットタイプの水着が世界に浸透していくことになりました。しかし、当時の貞操概念では女性のフィットタイプの水着はなかなか受け入れられず、批判が続出する結果になったと言います。

なんと、海岸でフィットタイプの水着を着ていただけで逮捕されるなんて事件も起きたようです。

その後、1915年にレッドダイビングガールという水着ブランドを立ち上げたセーターメーカーが由来となり、水着という言葉が誕生することになります。

その後1930年、首回りもすっきりと露出できる水着が出現。スクール水着の原型となっていきます。そして1960年代には、ツーピースタイプの水着も現れ、肌の露出が美しいものであるという考えが浸透し始めるのです。

1980年にもなると女性のハイレグ水着などが流行し、デザインの幅がさらに広がっていくことになるのです。

水着の種類|レディース編

それでは、現在はどのような水着の種類があるのでしょうか。競泳に適した水着に限定しても、今は様々なタイプがあります。

レディース水着は主に以下3種類です。1つ目はワンピースタイプ。スクール水着などがこれに該当するので、イメージがしやすい人が多いのではないでしょうか。

2つ目はセパレートタイプです。このタイプのスイムウェアは、トップスとボトムスが分かれているのが特徴となっています。トップス1つとっても様々な種類があり、お洒落に拘る人にもおすすめできる水着と言っていいでしょう。

3つ目はオールインワンタイプと呼ばれる水着です。一見するとワンピースタイプに似ているかもしれませんが、最大の特徴は下半身部分がスパッツのような形をしていることでしょう。

水着の種類|メンズ編

意外と知られていないかもしれませんが、現在は女性用以上に種類が多いのが男性用の水着なのです。

1つ目はハーフスパッツタイプです。特徴は、膝の上まで丈の長さがあることでしょう。他の水着と比べて、体を覆う面積が広いため、筋肉をしっかりとサポートしてくれます。

2つ目はボックスタイプ。ハーフスパッツタイプより丈が短いことが特徴で、種類も豊富でありお洒落に拘りたい人におすすめの水着であると言えるでしょう。

3つ目はブーメランパンツです。体を覆う面積が少ないため、締めつけられている感覚が薄いタイプと言えます。ゆったりと泳ぎたい人に向いているかもしれません。

4つ目はルーズタイプ。さらにゆとりのある水着になっており、体型が出ない方がいいという人が最も着やすいタイプの水着かもしれません。

水着の選び方~女性編~

上記で紹介したように水着には様々なタイプがありますが、それぞれ用途が異なることに注意が必要です。どの水着にも、向いている用途と向いていない用途があるためです。

例えば女性の場合、本格的に競泳のトレーニングをしたい人と、お洒落やアクアビクスくらいの簡単な運動をしたい人ではおすすめしたい水着が変わってきます。

本格的にトレーニングしたい人には、ワンピースタイプかオールインワンタイプの水着が良いとされています。

例えばワンピースタイプは体にぴったりフィットしているため、水着の中に水が入らず、水の抵抗を受けにくいという特徴があります。また、足を動かしやすいというメリットもあります。ただし、体のラインが出やすいことや、ハイレグカットで脚部の露出が気になるという人にはおすすめできません。

また同じく競泳向きの水着であるオールインワンタイプも体のラインが出やすい水着ですが、こちらはワンピースタイプほど露出がないのでそちらが気になる人には適した水着だと言えます。

一方、セパレートタイプは本格的な競泳などのスポーツにはあまり向いていません。上下で布が分かれていることで、水の抵抗を受けやすくなってしまうからです。

ただし、ジムのプールで水中ウォーキングをしたり、アクアビクスを行ったりといった場合には充分活躍できますし、デザインが豊富でオシャレ度が高いというメリットもあります。

水着の選び方~男性編~

男性の水着も、用途に合わせて選ぶ必要があります。

本格的に競泳を行うのであれば、ハーフスパッツタイプかボックスタイプを選ぶのが適していると言われています。体にぴったりフィットして水の抵抗を受けにくくしてくれるため、とても泳ぎやすくなっているからです。

布地が膝までしっかりあるため、長時間プールにいても体を冷やしたくないという男性からも人気と言われています。

同じくボックスタイプも体へのフィット感が強いこともあって、水の抵抗を受けづらく泳ぎやすい水着だと言われています。一方、上記2種類の水着はやや脱ぎ着しにくいという人もいるかもしれません。

一方、ブーメランパンツの水着はとても脱ぎやすくていいと言われていますが、露出度は最も高くなっています。ジムのプールで着た場合は、周囲から浮いてしまう可能性もあるため気を付ける必要があります。

また、体のラインが出るのが嫌だという人におすすめなのがルーズタイプですが、こちらは上記の水着と比較するとどうしても水の抵抗を受けやすいというデメリットがあります。

本格的な競泳をする人にはあまり向かないかもしれません。水中ウォーキングや軽いトレーニングなら特に問題はないと言われています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。それぞれの用途や価値観に合わせて進化を遂げてきた水着。そろそろ新調したいという人もいるのではないでしょうか。

是非、これらを参考に、自分に一番ぴったりの水着を選んでみてください。

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初音

初音

おうちでまったり、頑張る人達を応援するのが好きです。

インドア派ですが、スポーツをはじめ頑張っている人達をおうちで応援してる系ライターです。子供の頃は水泳大好き少女でした。運動音痴だけどスポーツ見るのは大好きです!

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