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【侍ジャパン】年齢制限はある?歴代の平均年齢も調査!

2023年で第5回大会となったWBC。
野球の世界一を決める国際大会です。
ところで様々なスポーツには代表の年齢制限がありますが、WBCに出場する侍ジャパンの場合はどうなっているのでしょうか。
今回は、侍ジャパンの年齢制限や歴代の平均年齢について調査しました。

【侍ジャパン】年齢制限

ズバリ、侍ジャパンに年齢制限はあるのでしょうか。
答えは、「あるとも言えるし、ないとも言える」という感じです。
いったいどういうことでしょうか。

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侍ジャパンの定義と年齢制限

「侍ジャパンに年齢制限はあるか」という言葉を杓子定規に取ると、「年齢制限はたくさんある」というのが答えになります。
なぜならWBCやオリンピックに出場するチームだけでなく、社会人野球やU-23、大学、U-18、U-15、U-12、そして女子野球の日本代表も「侍ジャパン」と名乗っているから。
野球日本代表の侍ジャパンはプロ・アマ・男子・女子が結束し、「すべての世代がひとつの野球日本代表になる」という理念で運営されているのです。
つまり「U-23の侍ジャパンは23歳以下であることが条件」「U-12の侍ジャパンは12歳以下という年齢制限」などということもできます。

トップチーム

とはいえ一般的に「侍ジャパンの年齢制限は?」と聞かれたら、それはWBCなどに出るチームのこと。
このチームは侍ジャパンの中の「トップチーム」と呼ばれています。
では侍ジャパンのトップチームに年齢制限はあるのでしょうか。
WBCのルールで、各国の代表になれる条件は以下のようになっています。

・その国の国籍を持っている
・その国の永住資格を持っている
・その国で生まれている
・親のどちらかが、その国の国籍を持っている
・親のどちらかが、その国で生まれている
・その国の国籍または、パスポートの取得資格がある
・過去WBC大会で、その国の出場枠に登録されたことがある

これらのどれか1つにでも当てはまれば資格があり、年齢制限はありません。
つまり侍ジャパントップチームに入るための年齢制限はないのです。

【侍ジャパン】歴代の平均年齢

年齢制限はない侍ジャパントップチーム。
しかし現実には日本プロ野球やMLBで活躍している選手が集められることになり、「中学生で侍ジャパントップチーム入り」などという例はありません。
ではWBC歴代大会の侍ジャパンの平均年齢は何歳だったのでしょうか。

第1回大会

2006年に開催された第1回大会の平均年齢は29.2歳
選手の最高齢はヤクルトの宮本慎也選手で、当時35歳でした。
逆に最も若かったのはロッテの西岡剛選手の21歳。
この大会での侍ジャパンの特徴は、投手13人のうち5人が1980年度生まれの「松坂世代」だったこと。松坂大輔投手を中心に、そのライバルであった久保田智之投手(阪神)や藤川球児投手(阪神)、和田毅投手(ソフトバンク)、杉内俊哉投手(ソフトバンク)が代表入りしました。
しかも松坂投手はこの大会で3勝を挙げて日本の世界一に貢献。MVPにも選ばれています。

第2回大会

2009年に開催された第2回大会の平均年齢は28.7歳
最高齢は日本ハムの稲葉篤紀選手で当時36歳、最も若かったのは楽天の田中将大投手で当時20歳でした。
この大会でも松坂投手、藤川投手、杉内投手という「松坂世代」が代表入りして日本が連覇
松坂投手は2大会連続のMVPに選ばれました。

第3回大会

2013年に開催された第3回大会の平均年齢は30.0歳
歴代で最も平均年齢が高い侍ジャパンとなりました。
最高齢は日本ハムの稲葉篤紀選手が最高齢を更新して、当時40歳
最も若かったのは広島の今村猛投手で、当時21歳でした。
この大会ではついに「松坂世代」からは杉内投手のみが代表入りすることになり、世代交代が明白になります。
代わって台頭してきたのは、「ハンカチ世代」
ハンカチ王子こと斎藤佑樹投手こそ代表入りしませんでしたが、沢村拓一投手(巨人)、田中将大投手(楽天)、前田健太投手(広島)と坂本勇人選手(巨人)が代表入り。
しかし結果は残念ながらベスト4止まりでした。

第4回大会

2017年に開催された第4回大会の平均年齢は28.5歳
最高齢はヒューストンの青木宣親選手で、当時35歳。
最も若かったのは楽天の松井裕樹投手で、当時21歳でした。
平均年齢は前回から1.5歳若返り、過去で最も平均年齢の低い侍ジャパンになりました。
その一方で特に主役となる世代がなかったのも特徴。
またメジャーリーガーの辞退が相次ぎ、結果的には惜しくも2大会連続のベスト4となってしまいました。

第5回大会

2023年開催の第5回大会の平均年齢は27.3歳
前回よりさらに1.2歳若返っています
最高齢はパドレスのダルビッシュ有投手で36歳。
最も若いのは中日の高橋宏斗投手で、20歳です。
メジャーリーガーが5人となった2023年大会の侍ジャパン。その最大勢力は平均年齢より3歳上の1992年度生まれです。
甲斐拓也捕手(ソフトバンク)、大城卓三捕手(巨人)、山田哲人選手(ヤクルト)、源田壮亮選手(西武)がこの世代。
そのうち大城選手以外の3人は金メダルを獲得した東京オリンピックに続く代表入りとなりました。

まとめ

世代交代を重ねながら、ある中心世代がチームを引っ張ってきた侍ジャパントップチーム。
一方で第3回大会では最大19歳差のチームメートが切磋琢磨したように、幅広い世代が一つのチームになることでも強さを発揮してきました。
今後、40歳を超える選手や10代の選手の代表入りもあるのか、侍ジャパンの年齢にもぜひ注目してください。

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でかむ

スポーツで人生楽しむ自然派ライター

筋トレとアウトドアをこよなく愛するライター。某FM局の作家時代、筋トレマスターに師事し、トレーニングブログを3年間で100本以上執筆しました。

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