温泉やちょっとしたレジャー施設でも気軽に楽しめる卓球。
それだけにルールを知らずにやっている人も多いスポーツです。
卓球のルールはとても簡単。
また覚えておくべきマナーもいくつかあります。
ここでは、卓球のルールとマナーをご紹介。
ルール違反、マナー違反をしないためにも、ぜひご一読ください。
【卓球】ゲームの基本
卓球はテニスを台の上で行うようなスポーツ。
基本的な流れはテニスに似ています。
自分側のコートにワンバウンドしたボールを相手コート内に打ち返すゲーム。
打ち返せないと相手に1点入ります。
そして11点先取で1ゲームを奪取。7ゲームマッチなら4ゲーム先取、5ゲームマッチなら3ゲーム先取で勝利となります。
10対10になったら「デュース」。この場合、2点差がつくまで試合を続けます。
【卓球】主なルール
卓球のルールは単純ですが、相手コートに入ったのに失点になるという場面もいくつか存在します。
卓球を楽しむためにも、まずはそのような反則を覚えてください。
サーブに関するルール
サーブは2本交代(デュース以降は1本交代)。
他の打球は相手コート内でワンバウンドさせますが、サーブだけはまず自分のコート内でワンバウンドさせてからネットを越え、相手コート内でワンバウンドさせます。
このとき、卓球台や服などでボールやラケットが隠れるのは反則。
トスは手のひらで垂直に16cm以上上げること、頂点に達して落ちているときに打つことという決まりもあります。
そしてサーブのネットインはノーカウントとなり、打ち直しです。
ラリーに関するルール
ボールの打ち合いであるラリーに関しては、以下のような決まりがあり、セーフなら続行。アウトなら相手の得点となります。
・ボールが台の角に当たった(エッジ)=セーフ。
・ネットに当たって入った(ネットイン)=セーフ。
・台に手をついた=ラケットを持っていない手はアウト。それ以外はセーフ。
・体がぶつかって台が動いた=アウト。
・ネットに触れた=アウト。ラケットが触れてもアウト。
・身体に当たって返球した=手首より先ならセーフ。それ以外はアウト。
・一度体に当たったボールをラケットで返球した=アウト。
・投げたラケットで返球した=アウト。
休憩に関するルール
卓球では1ゲーム終えたらチェンジエンド(コートを入れ替えること)をします。
最後のゲームでは、いずれかの選手が5点に到達したらチェンジエンド。
そして1ゲーム終了ごとに1分間の休憩があります。
また1試合に1回だけ、1分以内のタイムアウトが可能です。
卓球ならではといえるのが、自由に汗を拭いてはいけないというルール。
汗を拭くのは、「2対4」「5対7」など、得点の合計が6の倍数のときのみとなっています。
そして休憩するときはラケットを卓球台の上に置くのもルール。
遊びの卓球では気にする必要はありませんが、少しでも正式の試合に出ることになったら忘れないように気をつけてください。
ダブルスに関するルール
ダブルスでは打ち方の順番で悩むことになりますが、以下の点を押さえておけば大丈夫です。
・ダブルスのラリーは交互に打つ。
・サーブは卓球台の右側から対角線の相手コートに入れる。
・レシーブ(2本)を受けた人が次にサーブ(2本)を打つ。
・サーブを2本打ったら、サーバーはペアのもう一人と交代。
・サーバーに対するレシーバーはゲームごとに変わる。
最後の項目は少しややこしく見えますが、つまりAとBのペア、CとDのペアで試合をした場合、1ゲーム目でAのサーブをCがレシーブしたなら、2ゲーム目は、AがサーバーならDがレシーブをするということになります。
このため各ゲームでは最初のサーバーが決まってからレシーバーを決めることになるのです。
【関連記事はこちら】⇩
・【卓球】サーブのルール・打ち方を調査!6つのポイントを押さえよう
・【卓球】コツを9つご紹介!初心者でもできる基本テクニック!
【卓球】覚えておきたいマナー
多くのスポーツには、ルール以外にも守るべきマナーがあります。
それは相手や観客を不快にさせず、そのスポーツの品位を守るために必要なもの。
卓球の場合もさまざまなマナーがあります。
ネットインとエッジ
ネットインやエッジは狙ってできるプレーではありませんが、相手にはアンラッキーなもの。
ネットインやエッジで得点したら相手に軽く謝ります。
最低でも手のひらを相手に見せて軽く頭を下げるのがマナーです。
もちろんこの場合にガッツポーズなどをして喜ぶのはマナー違反となります。
相手のサーブミス
相手のサーブミスは完全に相手の失敗なので、サーブミスを喜ぶのはマナー違反となります。
ガッツポーズなどをするのは失礼な行為ですから気をつけてください。
暗黙のマナー
国際大会での暗黙のマナーが、11対0で勝たないということ。
完封して相手の面目を潰さないという配慮で、10対0になったらわざと失敗して相手に1点取らせます。
ところが最近では「むしろ失礼」「逆転されないという慢心の表れだ」という反対意見も。
これを行わない選手も出てきていて、今後は消えることになるかもしれません。
その他のバッドマナー
そのほかにも、以下のような行為はバッドマナーとされます。
・台やボールを蹴る
・ラケットで台を叩く
・相手を罵倒したり挑発したり、威嚇したりする
・なかなか構えないなど、間合いを不必要に長くする
・審判に執拗な抗議をする
・プレー中にベンチからアドバイスする
ベンチからのアドバイスは、大会でもありがちな違反。
こういったことを繰り返したり、あまりにひどかったりすると、イエローカードで警告、またはレッドカードでペナルティとなり、相手に得点が入ります。
まとめ
基本的なルールを覚えておけば、卓球はすぐに楽しめるスポーツ。
特に友人や家族でダブルスをするときは、「どういう順番だっけ?」と混乱しがちですから、その基本だけでも覚えておくと良いかもしれません。
そして忘れがちなのが卓球ならではといえるマナーの数々。
「失礼な奴だ」と思われると次は誘ってもらえなくなるかもしれません。
最低限のマナーだけでも覚えて、卓球を楽しんでください。
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