背番号を聞くと選手だけでなく、どのポジションかも印象深くなります。
例えば、背番号1番と聞いたらエースナンバーとして「投手」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
それほど背番号と野球の関係性は深いものです。
では、「背番号22番」と聞いて、あなたはどんなポジションを思い浮かべるでしょうか。
今回は背番号22番について解説していきます。
背番号22番はどんなポジションが着用する?
背番号22番はどんなポジションの選手が多いのでしょうか。
代表的なポジションを紹介します。
捕手に多い
背番号22番は捕手に多いとされていました。
その理由も色々あり、高校野球などの学生野球はポジションごとで背番号が決められており、捕手は背番号2番を着用して試合に出る必要があります。
そのためプロ野球に入ってからも背番号2番に2を加えて、背番号22番を着用する捕手が多いとされています。
そのイメージを定着させたのは、阪神や西武で捕手として活躍した「田淵幸一」が背番号22番を背負ってプレーしていたからと言われています。
2022年は12球団中5球団が捕手として背番号22番を背負っています。
投手に多い
捕手のイメージが強かった背番号22番ですが、近年では投手のイメージも強く根付いてきました。
これは日本を代表する投手である「佐々木主浩」「高津臣吾」「藤川球児」などが背番号22番を背負ってプレーしていたからだと言われています。
2022年では12球団中4球団が投手として背番号22番を背負ってプレーしています。
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背番号22番を背負っていた代表的な捕手
では、背番号22番を背負ってプレーしていた捕手にはどんな選手がいるのでしょうか。
一部ご紹介します。
田淵幸一
生年月日:1946年9月24日
出身地:東京都豊島区
利き手(投・打):右・右
プロ野球歴:阪神タイガース、埼玉西武ライオンズ
タイトル・表彰歴:本塁打王、新人王、ベストナイン、ダイヤモンドグラブ賞、日本シリーズ優秀選手賞、月間MVP、野球殿堂競技者表彰
「ブチ」「ブッちゃん」などの愛称で親しまれている田淵幸一は阪神タイガースの主砲として活躍し、埼玉西武ライオンズでは2年連続リーグ優勝・日本一に貢献しました。
3代目ミスタータイガースとも称されています。
入団直後から22本の本塁打を放つなどの活躍で、新人王を獲得しました。
2年目に頭部へ死球を受け、そこから怪我に悩まされるシーズンが続きます。
ほぼ毎年のように、病気や怪我が発生してしまい、タイトルを棒に振ったシーズンも多く、シーズン全試合に出場したのは1975年、1976年の2年のみです。
しかし、出場したときは、成績を残すため、瞬間的な爆発力はあると言われていました。
様々な活躍により「背番号22番=捕手」というイメージを定着させました。
読売ジャイアンツ:小林誠司
生年月日:1989年6月7日
出身地:大阪府大阪市
利き手(投・打):右・右
プロ野球歴:読売ジャイアンツ
タイトル・表彰歴:ゴールデングラブ賞、最優秀バッテリー賞
二枚目の整った顔立ちから、ドラフト指名に「イケメン捕手」として話題となった小林誠司は背番号22番を背負って阿部慎之助の後継者として、読売ジャイアンツに入団しました。
入団直後から、阿部慎之助の怪我によりマスクを被る機会が増え、リーグ3連覇に貢献しました。
強肩捕手として期待され、その期待に応えるように盗塁阻止率が4年連続トップという成績を収めることになります。
背番号22番を背負っていた代表的な投手
次に背番号22番を背負った投手にはどんな選手がいたのでしょうか。
横浜ベイスターズ:佐々木主浩
生年月日:1968年2月22日
出身地:宮城県泉市
利き手(投・打):右・右
プロ野球歴:横浜ベイスターズ、シアトル・マリナーズ
タイトル・表彰歴(NPB):最優秀救援投手、最優秀選手、ベストナイン、野球殿堂競技者表彰
タイトル・表彰歴(MLB):新人王
「大魔神」「Daimajin」の愛称で親しまれている佐々木主浩はNPBシーズン&通算最多セーブポイント記録保持者で、日本を代表する投手の1人です。
メジャーリーグに挑戦してからもアジア人史上2人目の新人王を獲得するなど、活躍を見せるほどです。
最速154km/hの速球と、落差のある数種類のフォークボールを武器に数々の打者を抑えてきました。
佐々木主浩は背番号22番のイメージを投手と根付かせるきっかけとなった選手の1人です。
阪神タイガース:藤川球児
生年月日:1980年7月12日
出身地:高知県高知市
利き手(投・打):右・左
プロ野球歴:阪神タイガース、シカゴ・カブス、テキサス・レンジャーズ、高知ファイティングドッグス、阪神タイガース
タイトル・表彰歴:最多セーブ投手、最優秀中継ぎ投手、月間MVP、最優秀バッテリー賞
打者の手元で浮き上がるような伸びを見せる「火の玉ストレート」を武器に数々の打者を抑えてきた藤川球児も背番号22番を背負ってプレーをしていました。
そのストレートは多くの名打者から「ナンバーワンのストレート」と言わせるほどでした。
そんな藤川球児も背番号22番のイメージを投手と根付かせた選手の1人です。
まとめ
今回は捕手と投手に多い背番号22番について解説しました。
現役選手でも背番号22番をつけてプレーをしている選手がいます。
今後どのような選手が背番号22番を背負って活躍するのか楽しみです。
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