長い歴史を持つサッカーには、レジェンドと呼ばれる名選手がたくさん存在します。
そのため多くの専門家やメディアがサッカー界のレジェンドランキングを発表。ファンも「誰が真のレジェンドか」と議論を戦わせます。
今回は、多くの評価を参考に、スポスルマガジンが独自のサッカー界レジェンドランキングTOP10を発表。
それぞれの選手の伝説や偉業もご紹介します。
【サッカー】レジェンドランキングTOP10
サッカー界でレジェンドを選ぶとき、トップ2人はほとんどの人の意見が一致します。しかしその他のレジェンドに関しては、選ぶ人の世代や好みによって大きく意見が分かれるもの。
異論も多いかもしれませんが、ここでは実力・人気・影響力の全てでまさにレジェンドにふさわしい10人をご紹介します。
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10位 フェレンツ・プスカシュ
フェレンツ・プスカシュは「走る少佐」と呼ばれた選手。
1950年代前半の4年間無敗を続け、「マジック・マジャール」と呼ばれたハンガリー代表のキャプテンでした。代表での84得点は今でも破られていないハンガリー記録です。
またレアル・マドリードではUEFAチャンピオンズリーグ5連覇のうち3連覇に貢献。
FIFA主催の大会の試合で最も優れたゴールをした選手に贈られる賞には、「FIFAプスカシュ賞」という名がつけられています。
9位 ミッシェル・プラティニ
フランスのミッシェル・プラティニは1980年代に活躍し、「将軍」と呼ばれた選手。
ユヴェントスに所属し、セリエAでは3年連続の得点王に輝きました。
しかもバロンドールも3年連続受賞。
フランス代表では1984年欧州選手権で得点王を獲得する活躍を見せるとともに、優れたリーダーシップで攻撃陣を率いてフランスに初の国際大会優勝をもたらしました。
8位 アルフレッド・ディ・ステファノ
アルフレッド・ディ・ステファノは1950年代から60年代に活躍し、「ブロンドの矢」と呼ばれた選手。レアル・マドリードの公式サイトでは「レアル・マドリード史上最高の選手」と紹介されています。
それもそのはず、レアル・マドリードではUEFAチャンピオンズリーグ第1回大会から5連覇という偉業を成し遂げ、バロンドールを2回受賞。さらに過去30年間で最も活躍した選手に贈られるスーパーバロンドールの唯一の保持者なのです。
その活躍から、サッカー界では「9」といえばディ・ステファノの背番号と言われています。
7位 ジーコ
日本代表の監督としても知られたジーコは1980年代初頭に活躍したブラジルの選手。
「ジーコ」自体が愛称で、本名はアルツール・アンツネス・コインブラといいます。家族が「アルツールジーニョ」(小さいアルツール)と呼んだのが「アルツールジーコ」に訛り、そのうちの「小さい」だけを取ってジーコにしたそう。
1982年のワールドカップでは優勝こそ逃しましたが「史上最強」と言われたブラジル代表を率いて大活躍。5試合中4得点4アシストというプレーで世界に衝撃を与えました。
完璧な技術、得点力、さらに試合を組み立てる頭脳も兼ね備え、「白いペレ」と呼ばれることも。
日本の鹿島アントラーズで活躍した頃には「サッカーの神様」と呼ばれました。
6位 フランツ・ベッケンバウワー
「皇帝」という異名を持つフランツ・ベッケンバウワーはドイツ代表として1970年代に活躍した選手。
レジェンドと称される選手としては珍しいディフェンスのポジションですが、そこから攻撃にも自由に参加するリベロを確立させた人物です。
ワールドカップでは優勝1回と準優勝1回、さらに欧州選手権でも優勝し、クラブではUEFAチャンピオンズリーグで3連覇を成し遂げています。
バロンドールも2回受賞。
引退後はドイツの監督としてもワールドカップ優勝を果たしています。
5位 クリスティアーノ・ロナウド
クリスティアーノ・ロナウドは、バロンドールを5回受賞している現代のスーパースター。
EURO2016ではキャプテンとしてポルトガルを国際大会初の優勝に導きました。
またイングランド、スペイン、イタリアの欧州3大リーグで優勝を経験した初めての選手でもあり、さらにその全てで最優秀選手と得点王を獲得。リーグ戦、カップ戦、スーパーカップで優勝した史上唯一の選手で、サッカー史上最多得点記録、代表得点世界記録など数多くの記録も持っています。
4位 ヨハン・クライフ
「空飛ぶオランダ人」と称されるヨハン・クライフは、1970年代に「トータルフットボール」というサッカースタイルを確立し、世界のサッカー界を変えた人物です。
ワールドカップでは1974年にベッケンバウワー率いる西ドイツに敗れて準優勝。
この大会でオランダのトータルフットボールが世界中に衝撃を与えました。
クラブアヤックスではUEFAチャンピオンズリーグを3連覇し、バロンドールを史上初めて3回受賞しています。
3位 リオネル・メッシ
リオネル・メッシは、2000年代最高のストライカー。
2019年と2022年にはフォーブスの「世界のアスリート年収ランキング」で1位に選出されたスーパースターです。
バロンドールは4年連続を含む史上最多の7回受賞。
2022年には悲願のワールドカップ優勝も達成し、史上初となる2度目の大会MVPも受賞しました。
2位 ディエゴ・マラドーナ
アルゼンチンの英雄、「神の子」と言われたディエゴ・マラドーナは、世界のサッカー界に大きな影響を与えたまさにレジェンド。別格と言えるテクニックとスピード、パスセンスで1980年代から90年代に活躍しました。
ワールドカップには5回出場し優勝1回、準優勝1回。特に1986年メキシコ大会は伝説の5人抜きゴールを決めるなどの活躍で、「マラドーナのための大会」と呼ばれたほどでした。
1位 ペレ
サッカーのレジェンドとしてほぼ必ず1位に上がるのが「サッカー界の王様」、ブラジルのペレです。
背番号10の代名詞とも言える選手。
17歳から4度のワールドカップに出場し、3度優勝。
ワールドカップを3度制したのは彼のみで、2000年にはFIFAの20世紀最優秀選手に選ばれています。
2022年12月に彼が亡くなると、ブラジル代表のネイマール選手はインスタグラムに次のように投稿しました。
「ペレはすべてを変えた。彼はサッカーを芸術、そしてエンターテインメントに変えた。貧しい人々や黒人に発言する場を与えた」
「彼はブラジルに知名度を与えた。サッカーとブラジルの地位が向上したのは王様のおかげだ。彼は逝ってしまったが、彼の魔法は残り続ける」
まとめ
サッカー界には他にも数多くのレジェンドがいます。
ロナウジーニョやイニエスタ、リバウド、ジダン、カーンなどの名前が上がらないのはおかしいと思う方も多いかもしれません。
時代を超えてレジェンドを選ぶ作業は難しく、そして楽しいもの。
あなた自身でレジェンドTOP10を選んでみるのもおすすめです。
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