プロ野球シーズンを締めくくる日本シリーズ。
ここでプロ野球の今年の日本一が決まります。
近年の日本シリーズはどのチームが優勝してもおかしくない状況。
ではこれまでに最も優勝回数が多いチーム、最も少ないチームはどこなのでしょうか。
今回は、日本シリーズの歴代優勝回数をランキングでご紹介。
特に優勝回数が多いチームの最強時代や、日本シリーズでの勝率についても解説します。
日本シリーズ歴代優勝回数ランキング
まずは早速、日本シリーズ歴代優勝回数ランキングから。
プロ野球の球団は統合や消滅、新設を繰り返してきました。
ここでは2リーグ制がスタートして日本シリーズが始まった1950年以降の優勝回数を、前身となった球団も含めて集計。
リーグ別とトータルでランキングを発表します。
セ・リーグ
セ・リーグ球団の日本シリーズ優勝回数ランキングがこちら。
順位 | 球団 | 優勝回数 |
1位 | 読売ジャイアンツ | 22 |
2位 | 東京ヤクルトスワローズ | 6 |
3位 | 広島東洋カープ | 3 |
4位 | 中日ドラゴンズ | 2 |
横浜DeNAベイスターズ | 2 | |
6位 | 阪神タイガース | 1 |
読売ジャイアンツが圧倒的な1位。
ライバルと言われる阪神タイガースはわずか1回で、優勝回数はジャイアンツの22分の1の最下位となっています。
パ・リーグ
パ・リーグの日本シリーズ優勝回数ランキングはこちら。
順位 | 球団 | 優勝回数 |
1位 | 埼玉西武ライオンズ | 13 |
2位 | 福岡ソフトバンクホークス | 11 |
3位 | オリックス・バファローズ | 5 |
4位 | 千葉ロッテマリーンズ | 4 |
5位 | 北海道日本ハムファイターズ | 3 |
6位 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 1 |
王者と呼ばれた時代が長い埼玉西武ライオンズが1位で、福岡ソフトバンクホークスが僅差で続いています。
6位の東北楽天ゴールデンイーグルスは優勝回数1回で最下位ですが、2005年設立であることを考えると、1度でも日本一になっているのは立派だと言えるかもしれません。
総合ランキング
セ・パ両リーグを合わせた総合ランキングは、こうなります。
順位 | 球団 | 優勝回数 |
1位 | 読売ジャイアンツ | 22 |
2位 | 埼玉西武ライオンズ | 13 |
3位 | 福岡ソフトバンクホークス | 11 |
4位 | 東京ヤクルトスワローズ | 6 |
5位 | オリックス・バファローズ | 5 |
6位 | 千葉ロッテマリーンズ | 4 |
7位 | 広島東洋カープ | 3 |
北海道日本ハムファイターズ | 3 | |
9位 | 中日ドラゴンズ | 2 |
横浜DeNAベイスターズ | 2 | |
11位 | 阪神タイガース | 1 |
東北楽天ゴールデンイーグルス | 1 |
ちなみにセ・リーグとパ・リーグそれぞれの優勝回数は、セ・リーグが36回で、パ・リーグは37回。
わずか1回の差となっています。
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日本シリーズ歴代優勝チーム上位の特徴
日本シリーズではジャイアンツ、ライオンズ、ホークスの3球団が二桁の優勝回数を記録しています。
それぞれのチームが最も強かったのはどの時代なのか、その特徴と合わせてご紹介します。
読売ジャイアンツ
1950年の2リーグ分立後で最多の優勝を記録している読売ジャイアンツ。
日本シリーズを制した回数は22回で、セ・リーグのシーズン優勝38回も第1位となっています。
中でも圧倒的な強さを発揮したのは、1965年から1973年の9連覇。
川上哲治監督と王貞治選手・長嶋茂雄選手のON砲で知られますが、実は森昌彦選手、柴田勲選手、高田繁選手、堀内恒夫投手、高橋一三投手といったメンバーが精密機械のように守備をする「守りのチーム」でした。
また1951年から1953年には3連覇も達成しています。
リーグでは1950年代後半にはリーグ5連覇を1回記録し、他にもリーグ3連覇を3回達成。
しかし最も近年の日本シリーズ制覇は2012年で、すでに10年以上日本一から遠ざかっています。
埼玉西武ライオンズ
西鉄クリッパース、西鉄ライオンズ、太平洋クラブライオンズ、クラウンライターライオンズ、西武ライオンズ、埼玉西武ライオンズと球団名が変わってきたライオンズ。
西鉄ライオンズ時代に3連覇、森祇晶監督の西武ライオンズ時代に3連覇を2度達成しています。
リーグ優勝は5連覇などを含む23回。パ・リーグの常勝軍団と呼ばれました。
しかし最も近い日本シリーズ制覇は2008年。2021年には42年ぶりのリーグ最下位にもなり、今後の巻き返しが期待されています。
福岡ソフトバンクホークス
福岡ソフトバンクホームズも、南海軍、近畿日本軍、グレートリング、南海ホークス、福岡ダイエーホークスと、名称が何度も変わってきた球団。
南海ホークス時代の1959年と1964年に日本一となりましたが、その後は低迷していました。
しかし王監督時代の福岡ダイエーホークスは1999年と2003年に優勝。さらに工藤公康監督率いる福岡ソフトバンクホークスでは2017年から2020年にかけて4連覇を達成しています。
日本シリーズの勝率
リーグ優勝が多いのに日本シリーズでは負けてしまうことが多いのは、オリックス・バファローズです。
前身の阪急、近鉄、オリックスを合わせると15回リーグ優勝し、日本一はそのうち5回。勝率は33.3%となります。
広島東洋カープもリーグ優勝9回、日本一3回で、勝率は同じく33.3%。
さらに低いのは中日ドラゴンズで、リーグ優勝9回に対して日本一は2回。勝率は22.2%です。
そして最下位は阪神タイガース。リーグ優勝6回に対して日本一はわずか1回で、勝率は16.7%になってしまいます。
一方、日本シリーズでの勝率が高いのは、横浜DeNAベイスターズと東北楽天ゴールデンイーグルス。
優勝回数こそ少ないものの、どちらも日本シリーズ出場の年に優勝を経験。100%の勝率を誇っています。
まとめ
巨人・西武が牽引してきた日本プロ野球界。
しかしここ数年は連覇がなくなり、群雄割拠といった状態になっています。
ここから抜け出して優勝回数を大きく伸ばすチームははたして現れるのでしょうか。
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