プロ野球の一年を締めくくる日本シリーズ。
2023年の熱戦の最後に勝利し、日本一となるチームはどちらなのでしょうか。
今回は、2023年の日本シリーズの日程について解説。
開始時刻も含めた詳しい日程と開催球場、日本シリーズの日程に関するルール、さらに試合開始までの各球場のスケジュールもご紹介します。
日本シリーズの日程・開催場所はどう決まる?
そもそも日本シリーズの日程と開催場所はどのようにして決まるのでしょうか。
まずはその仕組みからご紹介します。
日程
プロ野球の大まかなスケジュールは、1年以上前に日本野球機構(NPB)の公式サイトで発表されます。
特にNPBの主催となる日本シリーズは詳細な日程の決定が早く、2023年10月時点で2024年の第1戦から第7戦までの日程が発表済み。
進出したホームチームの主催となるクライマックスシリーズよりも日程は早く分かります。
開催場所
開催球場は、セ・パ両リーグから日本シリーズに進出した球団の本拠地。
西暦の奇数年はパ・リーグの出場チームが第1・2戦と6・7戦をホームで開催し、セ・リーグの出場チームが第3・4・5戦をホームで開催すると決まっています。
そのため2023年の場合は、以下の順番になります。
第1戦・第2戦:パ・リーグ本拠地球場
第3戦〜第5戦:セ・リーグ本拠地球場
第6戦・第7戦:パ・リーグ本拠地球場
第7戦までもつれた場合は、パ・リーグのチームの方が本拠地での開催が1回多いことになるのです。
そして偶数年である2024年は順番が逆になります。
第1戦・第2戦:パ・リーグ本拠地球場
第3戦〜第5戦:セ・リーグ本拠地球場
第6戦・第7戦:パ・リーグ本拠地球場
2023年日本シリーズの日程と開催場所
2023年のクライマックスシリーズは、セ・リーグが阪神タイガース、パ・リーグがオリックス・バファローズという、セ・パ両リーグのシーズン1位チーム同士の優勝で幕を閉じました。
この結果、日本シリーズは阪神vsオリックスという関西チーム同士の対決になります。
開催地
2023年の日本シリーズ開催地は、パ・リーグの本拠地球場からということで、日程と開催地は以下のようになりました。
試合 | 日時 | 開催球場 |
第1戦 | 10月28日(土)・18:30 | 京セラドーム大阪 |
第2戦 | 10月29日(日)・18:30 | 京セラドーム大阪 |
移動日 | 10月30日(月) | |
第3戦 | 10月31日(火)・18:00 | 阪神甲子園球場 |
第4戦 | 11月1日(水)・18:00 | 阪神甲子園球場 |
第5戦 | 11月2日(木)・18:00 | 阪神甲子園球場 |
移動日 | 11月3日(金) | |
第6戦 | 11月4日(土)・18:30 | 京セラドーム大阪 |
第7戦 | 11月5日(日)・18:30 | 京セラドーム大阪 |
試合はすべてナイター。
開始時刻は京セラドーム大阪で開催される第1戦・第2戦と第6戦・第7戦が午後6時30分からで、阪神甲子園球場で開催される第3戦から第5戦は午後6時からとなります。
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日程に関するルール
2023年日本シリーズの日程に関するルールは以下のようになっています。
・一方のチームが4勝した時点で日本シリーズは終了する
・サスペンデッド・ゲームは行わない
・延長回は、第7戦までの各試合では12回で打ち切り
・第8戦以降は延長回の制限を設けない
雨天などで中止になった場合には、以下のようなルールとなります。
・順延の場合、その球場で順延とする
・第1・2戦で中止となった場合はその球場で順延し、1日移動日を設け第3戦を行う。第5戦と第6戦の間の移動日は設けない
・第3戦以降に中止となった場合には、その球場で順延し、第5戦と第6戦の間の移動日は設けない
ちなみに「両出場球団間で当日の移動が困難な地域の場合、第2戦と第3戦の間、及び第5戦と第6戦の間は移動日を設ける」というルールもありますが、今年に限っては大阪府大阪市と兵庫県西宮市というごく近い球場同士。当日の移動が困難になる心配はなさそうです。
また引き分けを挟んで3勝3敗になるなど、第7戦までで優勝が決まらない場合のルールも定められています。
・第7戦を行ってなお優勝が決定しない場合には翌日第7戦を行った球場で第8戦を行う
・さらに第9戦が必要な場合には、1日移動日を設け、もう一方のチームの球場で行う
さらにそのときに雨が降った場合まで想定。
・雨天順延等により日本シリーズ第9戦が予定されている日程以降に開催される場合、本拠地球場での開催を前提とするが、必要な場合には出場両球団及び日本野球機構で事前協議の上、開催球場を変更できるものとする
ここまで決めておけば、さすがに不測の事態はなさそうです。
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【2023】日本シリーズ|試合開始までの流れ
各球場での練習時間など、試合開始までの予定も発表されています。
球場に応援に行く方のために、その流れもご紹介しましょう。
京セラドーム大阪
京セラドーム大阪の開門予定時刻は、16:30です。
第1戦 | 第2・6・7戦 | |
打撃練習(オリックス) | ~16:10 | ~16:25 |
打撃練習(阪神) | 16:15~17:30 | 16:30~17:45 |
守備練習(阪神) | 17:35~17:45 | 17:50~18:00 |
守備練習(オリックス) | 17:45~17:55 | 18:00~18:10 |
グラウンド整備 | 17:55~18:05 | 18:10~18:20 |
開会式 | 18:10~18:25 |
そして京セラドーム大阪での試合開始予定時刻は18:30となります。
阪神甲子園球場
阪神甲子園球場の開門予定時刻は、16:00です。
第3戦 | 第4・5戦 | |
打撃練習(阪神) | ~15:35 | ~15:55 |
打撃練習(オリックス) | 15:40~16:55 | 16:00~17:15 |
守備練習(オリックス) | 17:00~17:10 | 17:20~17:30 |
守備練習(阪神) | 17:10~17:20 | 17:30~17:40 |
グラウンド整備 | 17:20~17:35 | 17:40~17:55 |
開会式 | 17:40~17:55 |
阪神甲子園球場での試合開始予定時刻は18:00となります。
まとめ
関西ダービーとなった2023年の日本シリーズ。
実は前回の関西ダービーは3勝3敗で迎えた第7戦が東京オリンピックの開会式と重なってしまい、まったく注目されないという不運なシリーズでもありました。
それから59年ぶりに実現した関西同士の対決。
今度こそ貴重な瞬間をぜひ心に焼き付けたいものです。
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