バスケは決められた時間内でお互いに点を取り合うゲームです。
つまり、試合終了までに1点でも多い方が勝利になります。
点を取って試合に勝つためには「シュート」「ドリブル」「パス」を駆使する必要がありますが、
「リバウンド」も重要な要素になります。
今回はそんなリバウンドについて詳しく解説していきます。
リバウンドとは
バスケは1試合で多くのシュートが放たれます。
その中で、シュートは全て成功するわけではなく、もちろん外れることもあります。
外れたシュート、つまりリングに当たったシュートはコートに落ちてきます。
そのボールを取るプレーが「リバウンド」です。
ディフェンス時に取るリバウンドのことを「ディフェンスリバウンド」、オフェンス時に取るリバウンドのことを「オフェンスリバウンド」と言います。
オフェンスリバウンドを獲得すると、もう一度攻撃をすることができるため再度得点できるチャンスが生まれます。
しかし、相手にオフェンスリバウンドを取られてしまうと、得点を取られるピンチを招いてしまいます。リバウンドを取るということは得点のチャンスを広げるということです。
リバウンドの重要性
リバウンドはときに「リバウンドを制するものは試合を制する」と言われるほど重要なものです。
それはなぜでしょうか。数値を踏まえて解説していきます。
NBAプレイヤーのフィールドゴール(シュート)成功率はトップレベルのシューターで50%強、プレイヤー平均だと約45%とされています。NBAという世界最高峰のリーグでも、シュートは半分しか入りません。
つまり、それほどシュートが外れ、リバウンド争いが繰り広げられているということです。
1試合に1チームが打つシュートの本数は約80本と言われています。その中で50~70%のシュートが外れるということは、40~60回リバウンドをするということになります。
その本数を再攻撃のチャンスに繋げるか、そうでないのかは試合の結果に大きく影響します。
NBAではリバウンド能力が高いということでスカウトされるケースも増えてきているのが現状です。
「リバウンドを制するものは試合を制する」は数値に則ったセリフということになります。
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リバウンドの取り方
リバウンドには様々な取り方があります。
この3つのパターンをうまく使いこなすことができれば、リバウンドが取れる回数は増えていくでしょう。
ジャンプしないで取るリバウンド
リバウンドがジャンプして空中でボールを取るものというイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。
実際、リバウンドはジャンプしてボールを取ることが多いのですが、全てがそうではありません。
ジャンプをする前の「スクリーンアウト」で取れるか取れないかが決まってきます。
スクリーンアウトはシュートを打った際に相手よりもゴールに近い位置(有利な位置)に入り、自分を壁にして相手にボールを取りに行かせないようにする技術です。
このスクリーンアウトがしっかりとできていると、ジャンプせずともリバウンドを取ることができるのです。
自分よりも相手の方が高さがある場合に有効な手段のため、そういった場合はボールを取らせないことを意識してください。
ジャンプして取るリバウンド
多くの人がイメージするジャンプをしてリバウンドを取る方法です。
このときにも必要なことが「スクリーンアウト」です。
スクリーンアウトはどのリバウンドをする上でも必要なスキルで、チームで1人でもスクリーンアウトを怠ってしまうとそこからボールを取られてしまい、相手にチャンスを与えてしまいます。
どんな時でもスクリーンアウトは忘れずに行いましょう。
ジャンプしてからリバウンドを獲得しても油断してはいけません。着地と同時にそのボールをスティールしようとしているプレイヤーが待ち構えている可能性があります。
ボールを掴んだら下におろさないように頭付近でボールを保持しましょう。
ボールを掴まないリバウンド
リバウンドは必ずしもボールを掴む必要がなく、指先や手のひらで弾くこともあります。
それが「チップイン」「チップアウト」と呼ばれるスキルです。
「チップイン」はオフェンスリバウンドのときに使われるスキルで、シュートが外れて跳ねたボールを空中で弾き、そのままシュートを入れてしまうというリバウンドです。
ボールを掴んで着地してしまうと、ビッグマンに邪魔されてシュートまで持っていけない可能性があります。そのとき、チップインをして着地をする前にシュートしてしまうスキルです。
「チップアウト」は相手に優位なポジションを取られてしまい、簡単にリバウンドを取ることが出来ないときに使用します。
優位なポジションを取っていてもボールの跳ね方によっては、優位ではなくなる可能性があります。
そんなときに「チップアウト」が有効です。
「チップアウト」は相手がボールを確保しようとしているときに、指先で外側に弾き、味方にボールを飛ばします。そうすることで連携してボールを確保できるため、かなり有効です。
しかし、外側に弾くだけでは相手に取られてしまう可能性もあるので、リバウンドに入る前に仲間の位置を把握しておくか、声を掛け合って場所を教えるなどの連携が必要になります。
大きい選手とリバウンドを争う上でも有効な手段の1つです。
まとめ
今回はゲームの勝敗を左右するほど重要なリバウンドについて紹介しました。
リバウンドを取れるというだけで、試合の流れが大きく変わります。
背が小さくてもリバウンドは取ることができるため、諦めずにチームで連携をして、リバウンド力を上げてください。
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