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バスケのステップバックとは?初心者にも分かりやすく解説!

多くのスポーツには時代によって流行する技術があります。
近年のバスケットボールで流行っているのが、ステップバック。
多くの選手が取り入れています。
今回は、バスケットボールのステップバックをご紹介。
どのような技なのか、そのメリットやコツは何か、初心者にも分かりやすく解説します。

バスケのステップバックとは

バスケットボールのステップバックは、ステップとバックを合わせた造語。
ステップは「足の運び」のことで、バックは「後ろ方向」になります。
では具体的にはどのような意味になるのでしょうか。

ステップバックの意味

ステップバックは英語で「stepback」。
後ろ方向へ足を運ぶ動きを示します。
しかし単純に後退したらステップバックというわけではなく、バスケットボールでは主にオフェンス攻撃のテクニックとして使うもの。
ボールを持っている選手が、密着するディフェンスとの距離を開けるために後ろ方向に動くことを言います。

ステップバックを使うところ

ステップバックを使うのは、主にシュートのとき
ディフェンスが前方に密着してきてシュートが放てないとき、ステップバックを使ってスペースを開け、そのままシュートを放ちます。
また1対1の場面以外に、ディフェンスがインサイドに密集していてスペースがないときにも、シュートを放つスペースを広げるために使うことも。
シュートで使うことが多いため「ステップバック」と「ステップバックシュート」という言葉はほぼ同じ意味で使われます。

ステップバックとトラベリング

ステップバックの動きを見ると、「トラベリングではないの?」と思う方もいるかもしれません。
トラベリングはボールを持った状態で3歩以上歩いてしまうルール。
実際にステップバックではトラベリングに注意が必要です。
しかしNBAで2017年、日本バスケットボール協会で2018年にトラベリングのルールが改定され、ゼロステップという概念が盛り込まれたことで、以前とは状況が変化。
普通にステップバックをすればトラベリングではなくなりました
近年ステップバックが流行しているのは、このゼロステップ導入のおかげなのです。

ステップバックのメリット

ステップバックのメリットは、ディフェンスの選手の反応が遅れ、シュートの時間を稼げることです。
ディフェンスの選手はシュートやドリブル、パスなど基本的に全てゴール方向への動きを想定して守っています。その中にステップバックを入れると、いきなりゴールから遠ざかる動きが入るため、反応が困難に。
ステップバックでスペースを作りつつ、相手の反応遅れの間にシュートを放てるのです。

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【バスケ】ファウルは9種類!覚えて試合を有利に進めよう!

バスケのステップバックの基本動作

シュートの際に貴重な時間を稼げるステップバック。
どのように行えば良いのか、基本動作を解説します。

ディフェンスを押し込む

ステップバックは相手ディフェンスの反応遅れを作るテクニック。
そのためには、まずドリブルを使ってゴールに向かって切り込みながら、ディフェンスを押し込む必要があります。
ディフェンスが後退するよう押し込み、相手の重心を後ろに下げることが重要です。

急激な後退

ステップバックを行うのは、ディフェンスを押し込んだ直後
このとき左足が前にあったなら、その左足で踏ん張り、斜め後ろ方向に蹴ります。
そして右足は斜め後ろ方向に大きくステップ
これでディフェンスとの間にスペースが空くはずです。

ジャンプシュート

ステップバックしたらすかさずジャンプシュートします。
シュート前のステップは2種類。両足で着地するワンステップと、ステップバックしてついた足を1番目、逆足を2番目に着地するワンツーステップです。
ワンステップはシュートを打つまでが速いというメリットがありますが、シュートフォームが崩れやすいのはデメリット。
ワンツーステップはシュートを打つまでが遅くなるのはデメリットですが、シュートフォームは安定します。
初心者はワンツーステップの方がやりやすいかもしれません。

ステップバックスリー

NBAなどで現在増えているのがステップバックスリー
スリーポイントシュートのライン付近で行い、スリーポイントのスペースを稼ぐテクニックです。
具体的には、まずディフェンダーの重心を後ろに移動させるために軽いジャブステップで釣ります。このとき後ろ足の位置はスリーポイントラインの後ろに残したまま。ディフェンダーの重心が後ろになった瞬間を見計らい、ジャブステップした足を後ろ足のポイントまでステップバック。両足を揃えてスリーポイントシュートを放ちます。
ステップバックの幅は小さいもの。相手の重心を一瞬後ろに下げてスペースと時間を稼ぐことがポイントです。

バスケのステップバックのコツ

うまく決まればシュートの時間を稼げるステップバック。成功のためのコツは何でしょうか。

相手との駆け引き

ステップバックスリーのテクニックでも分かるように、重要なのはディフェンスの重心を逆向きにして隙を作ること
そのためにもステップバックは自分だけで完結するのではなく、いかにディフェンスの重心を後ろ向きにするか、その駆け引きを練習する必要があります。
相手を押し込みながら、前に進むと思わせることがポイントです。

体のバランス

バスケットボールでは基本的に前に進みながらシュートを打ちます。
ゴールの反対方向に重心移動しながらシュートを決めるのはかなり難しいもの。強い足腰と体幹、体のバランスが求められます
一連の動きを繰り返し練習しながら、体を安定させる鍛錬もすることが重要です。

まとめ

ステップバックは体のバランス、ドリブルスキル、シュート力、駆け引きの能力など、バスケットボールの技術が集約されたテクニック。
それだけに上手く使えるようになれば強い武器になります。
さらに慣れてきたらステップバックをフェイントに使ってドライブの切り返しを行う応用技も。
相手を翻弄することができるステップバックを、ぜひ習得してください。

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