競馬の歴史は長く、1861年に横浜の居留地で行わられた競馬が日本の近代競馬の幕開けとされています。
そんな150年以上も歴史のある競馬には、数々の名馬が誕生してきました。
名馬は時に感動を与え、引退した後もファンの間で語り継がれる存在として名を残しています。
競馬をよく知らない人でも名前を知っている馬もあるのではないでしょうか。
今回はそんな過去に話題となった名馬を年代別で紹介していきます。
過去話題となった名馬:1990年までの馬
1990年までに話題となった名馬を紹介します。
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オグリキャップ
性別:牡
出生年月:1985年3月27日
競走成績:32戦22勝 (中央:20戦12勝、地方:12戦10勝)
獲得賞金:9億1251万2000円
表彰歴:1991年 顕彰馬、1990年 年度代表馬・最優秀5歳以上牡馬、1989年 特別賞、1988年 最優秀4歳牡馬
主な勝鞍:1988年・1990年 有馬記念 G1、1990年 安田記念 G1、1989年 マイルチャンピオンシップ G1
オグリキャップは日本の競馬で最も多くのファンに愛された馬と言われています。
オグリキャップは競馬ブームを牽引した存在としてライバルたちとその名を轟かせました。
オグリキャップのラストランである有馬記念は日本競馬の歴史に刻まれる名レースとして、知られています。
シンボリルドルフ
性別:牡
出生年月:1981年3月13日
競走成績:16戦13勝 (中央:15戦13勝、海外:1戦0勝)
獲得賞金:6億8482万4200円
表彰歴:1987年 顕彰馬、1985年 年度代表馬・最優秀5歳以上牡馬、1984年 年度代表馬・最優秀4歳牡馬
主な勝鞍:1984年・1985年 有馬記念 G1、1985年 ジャパンカップ G1、1985年 天皇賞(春) G1、1984年 菊花賞 G1、1984年 日本ダービー G1、1984年 皐月賞 G1、1985年 日経賞 G2、1984年 セントライト記念 G3、1984年 弥生賞 G3
シンボリルドルフは本気で走らず7冠を達成した最強馬として話題となった名馬です。
三冠馬が3頭現れ、20年に一度の快挙と盛り上がっていた最中に、デビューをしたシンボリルドルフはデビューから無敗のままあっという間に三冠を獲得しました。
その後、勢いは止まることがなくGⅠの勝ち鞍を7つまで増やしていきます。
ジョッキーである岡部騎手が「本気で走ったことはほとんどない」と話し話題となりました。
トウカイテイオー
性別:牡
出生年月:1988年4月20日
競走成績:12戦9勝
獲得賞金:6億2563万3500円
表彰歴:1995年 顕彰馬、1993年 特別賞、1991年 年度代表馬・最優秀4歳牡馬・最優秀父内国産馬
主な勝鞍:1993年 有馬記念 G1、1992年 ジャパンカップ G1、1992年 産經大阪杯 G2、1991年 日本ダービー G1、1991年 皐月賞 G1
最強馬として話題となったシンボリルドルフの初年度産駒として誕生したのがトウカイテイオーです。
皇帝の血を受け継いだということもあり、2位と4馬身以上の差をつけるという圧巻のデビュー戦を飾りました。
その後、日本ダービーを制したものの、故障続きで不運の馬としても有名です。
しかし、その不運を3度の骨折から復活した1年ぶりの有馬記念で払い除け、優勝した復活劇は今もなお語り継がれます。
過去話題となった名馬:1991年〜2000年までの馬
1991年〜2000年に話題となった名馬を紹介します。
サイレンスズカ
性別:牡
出生年月:1994年5月1日
競走成績:16戦9勝
獲得賞金:4億5598万4000円
表彰歴:1998年 特別賞
主な勝鞍:1998年 宝塚記念 G1、1998年 毎日王冠 G2、1998年 金鯱賞 G2、1998年 中山記念 G2、1998年 小倉大賞典 G3
遅咲きのスピード型として名を残したサイレンスズカ。
しかし、4歳となって気性や馬体が成長すると数々のレースに勝つなど、名馬として成長していきました。
そのまま、勝ち進むと思われていましたが、1番人気で迎えた第118回天皇賞で粉砕骨折し、予後不良としてこの世を去ることになりました。
悲劇の名馬として今も語り継がれています。
過去話題となった名馬:2001年〜2010年までの馬
2001年〜2010年に話題となった名馬を紹介します。
ディープインパクト
性別:牡
出生年月:2002年3月25日
競走成績:14戦12勝 (中央:13戦12勝、海外:1戦0勝)
獲得賞金:14億5455万1000円
表彰歴:2008年 顕彰馬、2006年 年度代表馬・最優秀4歳以上牡馬、2005年 年度代表馬、最優秀3歳牡馬
主な勝鞍:2006年 有馬記念 G1、2006年 ジャパンカップ G1、2006年 宝塚記念 G1、2006年 天皇賞(春) G1、2005年 菊花賞 G1、2005年 日本ダービー G1、2005年 皐月賞 G1、2006年 阪神大賞典 G2、2005年 神戸新聞杯 G2、2005年 弥生賞 G2
日本競馬で最も有名と言っても過言でないほど知られているディープインパクト。
様々な記録とともに走る姿は、今もなおファンの間で語り継がれています。
当時、G1史上タイの7勝の記録を収めたため最強馬の1頭として知られています。
オルフェーヴル
性別:牡
出生年月:2008年5月14日
競走成績:21戦12勝 (中央:17戦10勝、海外:4戦2勝)
獲得賞金:13億4408万4000円
表彰歴:2015年 顕彰馬、2013年 最優秀4歳以上牡馬、2012年 最優秀4歳以上牡馬、2011年 年度代表馬・最優秀3歳牡馬
主な勝鞍:2011年・2013年 有馬記念 G1、2012年 宝塚記念 G1、2011年 菊花賞 G1、2011年 日本ダービー G1、2011年 皐月賞 G1、2013年・2012年 フォワ賞 G2、2013年 産経大阪杯 G2、2011年 神戸新聞杯 G2、2011年 スプリングステークス G2
世界最高峰の1つとされている凱旋門賞を制覇したオルフェーヴルは異次元の強さとして、今も語り継がれています。
ラストランでも圧勝するなどファンの目に焼き付けて有終の美を飾りました。
過去話題となった名馬:2011年〜2020年までの馬
2011年〜2020年に話題となった名馬を紹介します。
アーモンドアイ
性別:牝
出生年月:2015年3月10日
競走成績:15戦11勝 (中央:14戦10勝、海外:1戦1勝)
獲得賞金:15億1956万3000円
表彰歴:2020年 年度代表馬・最優秀4歳以上牝馬、2018年 年度代表馬・最優秀3歳牝馬
主な勝鞍:2018年・2020年 ジャパンカップ G1、2019年・2020年 天皇賞(秋) G1、2019年 ドバイターフ G1、2020年 ヴィクトリアマイル G1、2018年 秋華賞 G1、2018年 オークス G1、2018年 桜花賞 G1、2018年 シンザン記念 G3
日本競馬の歴史に残るG1レース9勝の最多記録を打ち立てた女王アーモンドアイ。
デビュー戦こそ黒星スタートでしたが、その後は期待に応えるように数々の勝利を収めています。
最強馬の1頭として今も語り継がれています。
まとめ
今回は競馬史に残る名馬について紹介しました。
ここに載せることができなかった名馬もまだまだたくさん存在します。
1頭1頭のストーリーを知っていくと、きっとあなたもその魅力に惹き込まれるでしょう。
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