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【アメフト】ルール一覧|得点や反則についてご紹介!

アメリカンフットボールはアメリカで最も人気のあるスポーツ。
しかし日本ではルールもよく分からないという人がほとんどです。
ラグビーに似ているけど何か違うというイメージのアメフトですが、実際にどのようなルールになっているのでしょうか。
今回は、アメフトのルールをご紹介。
試合の流れ、得点や反則などについて解説します。

【アメフト】ルール 基本

ボールを蹴ったり投げたりしては相手に潰されて流れが止まる・・・。
そもそもアメフトは何を目的にしているスポーツなのでしょうか。

陣取り合戦

簡単にいうと、「アメフトは陣取り合戦」だと表現されます。
ボールを運んで前に進み、エンドゾーンと呼ばれる相手陣地の最も奥まで入り込めば得点となるのです。

攻撃はパスかラン

アメフトは攻撃側と守備側にはっきり分かれるスポーツ。そして攻撃側はパスプレイとランプレイの2種類で相手陣地にボールを運びます。ラグビーとは異なり、パスは前に投げてもOK。ボールを持っている選手がタックルされるまで相手の陣地へと進みます。

攻撃権を奪い合う

攻撃側は4回1セットの攻撃権が与えられます。1回の攻撃は、タックルで倒されるか、パスに失敗すると終了。4回の攻撃の中で10ヤード(約9メートル)以上進めたら、さらに4回1セットの攻撃権を獲得できます。守備側は、相手チームのボールを持った選手をタックルで止めるかパスを横取りすることで攻撃を終了させ、前に進ませないことで攻撃権を奪おうとします

タッチダウンで得点

攻撃側が相手陣地のエンドゾーンまでボールを運んだらタッチダウンとなり得点。ラグビーのようにボールを地面につける必要はありません。

【関連記事はこちら】⇩
【解説】ラグビーとアメフトの違いとは?人数やルールが全く違う?
【アメリカ】4大スポーツとは?ランキング形式で詳しくご紹介!

【アメフト】ルール 詳細

ボールを相手陣地の奥まで運ぶという意味では、アメフトはラグビーに似ています。
それもそのはず、アメフトは初期のラグビーから派生してアメリカで独自に進化したスポーツなのです。
大きな違いは、ラグビーではパスは後ろにしかできないのに対して、アメフトでは前にもパスができるということ。これによってプレーや戦術に大きな違いが生まれています。
他にはどのような特徴があるのでしょうか。続いてはルールの詳細を解説します。

人数

アメフトで一度に出場できる人数は1チーム11人です。
そして選手交代の人数制限がなく、一度下がった選手がまた出場できるのも特徴。アメフトは攻撃場面と守備場面がはっきり分かれるため、オフェンス専用メンバー、ディフェンス専用メンバーなど、状況によって出場させる選手を大きく使い分けるのです。
NFLの場合、1試合に45人を登録して次々に交代します。

【関連記事はこちら】⇩
【アメフト】出場人数について|交代の人数制限についてもご紹介!

試合時間

アメフトの試合時間は15分ハーフを4回で、合計60分です。
サッカーのようにロスタイムを設けるのではなく、プレーが止まるたびに時計を止めるクロスタイムというルール。
頻繁にプレーが止まるため、実質2時間半から3時間ほどの試合時間となります。

【関連記事はこちら】⇩
【アメフト】試合時間は何分?年代別一覧もご紹介!

フィールド

プレイが行われるフィールドは全長100ヤード (91.4m)で、幅は53と1/3ヤード (48.8m)。
フィールドの両端には長さ10ヤード(9.14m)のエンドゾーンがあります。
攻撃側の選手がボールを持った状態で相手エンドゾーン内に入ればタッチダウン
そしてフィールド上には5ヤードごとに線が引かれています。
この5ヤードラインマーカーは、攻守に関わる重要なラインです。

攻撃権

アメフトで今何をしているかを理解するために最も重要なのが「攻撃権」という考え方です。
アメフトはサッカーやバスケットボールのように「ボールを持ったら相手ゴールに向かう」というスポーツではなく、攻撃権を持った側だけが前に進み、守備側は相手を止めるというルール。
攻撃側には4回1セットの攻撃権が与えられます。
1回の攻撃はタックルで倒されるパスに失敗すると終了。
4回の攻撃のうちに10ヤード以上ボールを進めることができたら、「ファーストダウン」という権利を獲得し、さらに4回1セットの攻撃権を得ることができます。
逆に4回の攻撃で10ヤード進めなければ攻守交代
互いにこれを繰り返しながら、相手チームの陣地へとボールを進めていき、エンドゾーンにボールを運び込むことを目指すのです。

パントとフォースダウン

攻撃側は4回目の攻撃の開始時に、ファーストダウンを獲得できる見込みが低いと考えたらパントというプレーを選ぶことができます。
これは攻撃権を放棄する代わりに敵陣地方向にボールを蹴って、相手チームの攻撃をなるべく遠くから始めさせる選択肢。
4回目の攻撃でファーストダウンに失敗するとその地点から敵の攻撃が始まってしまうため、3回目までに距離が伸びなかった場合には一般的にパントを選択します。
しかし試合終了直前に逆転を狙うときには、4回目の攻撃でのファーストダウンを狙うフォースダウンに挑戦することも。
このプレーは大きなギャンブルになるため、試合がとても盛り上がります。

得点

アメフトの得点にはいくつかの方法があります。
まずは選手が敵陣地のエンドゾーンに突入するタッチダウン
6点を得ることができます。
また陣地奥に立っているゴールポストの中や上空をキックしたボールが通過するとフィールドゴール
こちらは3点です。
そしてタッチダウンをした際には、エクストラポイントが発生。
エンドゾーン付近からもう一度タッチダウンして2点を狙うか、フィールドゴールで1点を狙うかを選ぶことができます。

【アメフト】ルール 反則

アメフトでは反則をすると、その重さに応じてペナルティが適用されます。
それは「ヤードの罰退」、「ロス・オブ・ダウン」、「オートマチックファーストダウン」、「ゲームクロックの減算」、「資格没収(退場処分)」の5種類。
中でもよく見られるのが「ヤードの罰退」です。
アメフトは相手陣地に向かって進んでいくスポーツ。このペナルティが課せられると、そのヤード分だけ自陣側に戻らされてしまいます。
反則が発生した場合、審判は黄色いハンカチを投げて、反則の名前と罰則ヤードなどを宣言。しかしその罰則の適用は、反則をされた側のチームが選択できます。むしろ損だと感じた場合は、辞退(ディクライン)も可能なのです。

主な反則

よく見られる反則には、以下のようなものがあります。

5ヤードの罰退
オフサイド:スナップ時に守備側の選手がニュートラルゾーンに進入
エンクローチメント:ボールがスナップされる前に攻撃側が動いてしまう
ディレイオブゲーム:レディフォープレイから25秒以内にプレーを開始しない

10ヤードの罰退
ホールディング:ボールキャリアー以外の攻撃側選手が手で相手をつかんだり、守備側の選手がボールとは関係ないところで攻撃側の選手をつかんだりする

15ヤードの罰退
インターフェア:攻撃側によるフォワード・パスをキャッチする機会の妨害
ラフィンザパサー:パスを投げ終えた選手に対して守備側の選手がぶつかる

他にも危険行為に関してはさまざまな反則が定められています。
例えば守備側が相手を殴ったり踏みつけたり、腰より下をブロックしたりすると、「オートマチックファーストダウン」で自動的にファーストダウンが相手に与えられます。

まとめ

頻繁に試合が止まるため、今何が起こっているのか分からないという人も多いアメフト。
しかし攻撃権があることとファーストダウンについて理解すれば、大きな流れは把握できるようになるはずです。
あとの細かいルールは徐々に覚えられるはず。
よく分からないという方も、まずは気軽に鑑賞してみてはいかがでしょうか。

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