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【ブラジリアン柔術】帯制度|色の順番や強さについても解説!

柔道や空手でおなじみなのが白帯や黒帯などの帯制度。
帯の色を見ればその人の実力が分かります。
その帯制度は、実はブラジリアン柔術にもあるもの。
では色の順番、難易度はどうなっているのでしょうか。
今回は、ブラジリアン柔術の帯制度について解説します。

【ブラジリアン柔術】帯制度とは

ブラジリアン柔術の帯制度はフェアな試合を行うために必要なもの。
帯の色によって習熟度を示し、試合のカテゴリー分けを適切に行っています。

年齢別区分① 4〜15歳

ブラジリアン柔術の帯は年齢によって種類が異なります。
4歳から15歳の帯は13種類

白帯→灰白帯→灰帯→灰黒帯→黄白帯→黄帯→黄黒帯→橙白帯→橙帯→橙黒帯→緑白帯→緑帯→緑黒帯

各帯の色には最低年齢が決まっています。

白帯:年齢不問
灰帯グループ(灰白帯・灰帯・灰黒帯):4歳〜15歳
黄帯グループ(黄白帯・黄帯・黄黒帯):7歳〜15歳
橙帯グループ(橙白帯・橙帯・橙黒帯):10歳〜15歳
緑帯グループ(緑白帯・緑帯・緑黒帯):13歳〜15歳

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年齢別区分② 16歳以上

16歳以上の帯は8種類になります。

白帯→青帯→紫帯→茶帯→黒帯→赤黒帯→赤白帯→赤帯

年齢に関係なく初めての人は白帯スタート。
ただし15歳でそれなりの帯の色に達していた人は、16歳になると青帯スタートとなります。
そしてこちらも各帯の色の最低年齢が決まっています。

白帯:年齢不問
青帯:16歳以上
紫帯:16歳以上
茶帯:18歳以上
黒帯:19歳以上
赤黒帯:50歳以上
赤白帯:57歳以上
赤帯:67歳以上

最低修了期間

ブラジリアン柔術は単純に大会などで勝てば帯が上位になっていくものではなく、帯の色によって最低修了期間があります
それは単純に実力ではなく習熟度を重視するため。上達が早くてもすぐに昇格はできないのです。
16歳~17歳の白帯と青帯は指定なしで、紫帯は2年。
18歳以上の白帯は指定なしで、青帯は2年、紫帯は1年6か月、茶帯は1年。
昇格は上記の修了期間を満たしていることが条件で、その期間を過ぎた後、道場の指導者の裁量で帯の昇格が決まります

各色の強さ

では16歳以上の場合、それぞれの帯の色はどの程度の習熟度や強さを表しているのでしょうか。
道場によっても考え方は異なりますが、その一例をご紹介します。

白帯
スタートは誰でも白帯。初心者の証です。
青帯
青帯になる条件は、道場の稽古に120回出席するか、大会で成績を得ていること、ベーシッククラスの内容を身につけていることです。
紫帯
紫帯になる条件は、出席回数240回、または大会で良い成績を得ていること、青帯で2年以上の修了期間、スタンダードクラスの内容がスムーズにできること。
基本的なテクニックや応用テクニックの知識など幅広い習熟度が求められます。
そして紫帯ではブラジリアン柔術の基本的なテクニックから応用テクニックまでを実践レベルで使いこなすことを目標とします。
茶帯
茶帯になる条件は、出席回数240回または大会で良い成績を得ていること、紫帯で1年半以上の修了期間、ノーギ(道着無し)の技術を身に着けていること。
茶帯から解禁される足関節技などの新しいテクニックや攻防も多くあり、幅広い攻防を実践レベルで行えることを目標としていきます。

黒帯は難しい

柔道や空手でもある程度の習熟度の証明となる「黒帯」。
実際には柔道の場合、特に初段の黒帯は比較的容易に到達できると言われていますが、ブラジリアン柔術の黒帯は難易度がとても高いのが特徴です。
黒帯を授与される条件は、満19歳以上で茶帯を1年以上経験していること。
さらに救命講習の受講、過去12か月以内の国際ブラジリアン柔術連盟(IBJJF)のルール講習会の受講、段位認定に必要な期間中は毎年、IBJJFの会員登録の更新を行っていることも条件となります。
しかも試験がないとはいっても、道場主やIBJJFから実力を認められるのは簡単ではありません。
黒帯になるには早くても5年、多くの場合8年から10年の期間が必要と言われているのです。

黒帯以上

黒帯以上は段位。
黒帯以上になると、道場の指導者ではなく、IBJJFが段位の昇格認定を行います
赤黒帯以上の最低年齢がいきなり上昇するのは、黒帯の範囲が初段から六段と幅広いためです。
黒帯以上の昇段申請の条件は、以下の通りとなります。

・一段:黒帯初段取得から3年後
・二段:一段取得の3年後、またはIBJJF登録下の黒帯として6年間
・三段:二段取得の3年後、またはIBJJF登録下の黒帯として9年間
・四段:三段取得の5年後、またはIBJJF登録下の黒帯として14年間
・五段:四段取得の5年後、またはIBJJF登録下の黒帯として19年間
・六段:五段取得の5年後、またはIBJJF登録下の黒帯として24年間
・七段(赤黒帯):六段取得の7年後、またはIBJJF登録下の黒帯として31年間
・八段(赤白帯):七段取得の7年後、またはIBJJF登録下の黒帯として38年間
・九段(赤帯):八段取得の10年後、またはIBJJF登録下の黒帯として48年間

「IBJJF登録下の黒帯として」という部分は、柔術家としての活動を証明されることが必要。活動休止していた期間はカウントされないため注意が必要です。

まとめ

ブラジリアン柔術の青帯は柔道の黒帯になるよりも時間がかかると言われます。
その後の帯の昇格はさらに難易度が上昇。
多くの人が途中で挫折してしまいます。
ブラジリアン柔術の有名な格言が、「黒帯とは辞めなかった白帯である」というもの。
時間をかけてコツコツと努力を重ねた人だけが得られるブラジリアン柔術の黒帯はとても価値がある色なのです。

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